⚠︎Iris様の完全二次創作なため、nmmnルールの理解とご協力お願いします(コメント欄での伏字等)⚠︎体調不良
⚠︎嘔吐表現含みます
____
________
深夜1時過ぎ。
時間が無いから、と急に開かれたリモート会議。
そんな中でも皆の声がイヤホン越しに明るく響く。
⸻
🍣┊︎じゃあ、次歌割り確認するよ
🐇┊︎はいはい!ここrap入れたい!
🤪┊︎しょにだ今日テンション高いな?w
💎┊︎なんかあったの?w
💎┊︎元気すぎない?w
🐇┊︎いや〜なんも無いって!普通や普通!
🐤┊︎しょにだ、夜なんだからテンション下げよ?w
🐇┊︎嫌や!俺は夜の方が元気になるんや!
🦁┊︎まぁ元気なんはええけど、ちゃんと水飲みながらやれよ。
🐇┊︎はいはい、飲む飲む〜♪
ペットボトルのキャップを開ける音。
テンションは変だが、困ることはないのでそのまま作業を続ける。
⸻
その元気が少しずつ崩れていったのは、数十分経った頃だった。
話してる最中に、ほんの一瞬、息が引っかかる。
🐇┊︎っ…は……
その一瞬を ないこ は逃さない。
🍣┊︎初兎ちゃん…?
🍣┊︎なんか息変じゃない、?
🐇┊︎え?いや、気のせいやってw
声は笑っている。
でも、呼吸はうっすら荒い気がする。
本人はその症状に見て見ぬふりをし、みんなと楽しく会話を続ける。
⸻
その出来事から数分。
🐇┊︎はぁ…はぁ…ッ…
🐤┊︎しょにだ?息速くない?
🐇┊︎ッ…ちょっと… 疲れた、だけ…っ
🐇┊︎…はっ…大丈夫やで…
笑おうするが、それも苦しい。
🐤┊︎嘘だ
🐇┊︎…っいや…ッほんまに、…っ
🍣┊︎はいはい、いいからいいから
💎┊︎初兎ちゃん、どんな感じ…っ?
🐇┊︎…っん、わからんッ…っ
🐇┊︎…ただ……しんど…ッ…
声はしっかり出せている。
けど、息が明らかにおかしい。
肩の上下が、音だけで分かるくらい。
🤪┊︎深呼吸しよか。はい、吸ってー、吐いてー。
🐇┊︎っ…は…ぁ……ひゅッ…
🐇┊︎…っあ、かん…ッは…
深呼吸しようとしても呼吸が追いつかない。
🍣┊︎初兎ちゃん、一回休も。
🍣┊︎マイク切らんでええから。
ないこ にそう言われ、言われたままに通話を気にせず下を向く
🐇┊︎ん…っ…はぁッ…はぁ……っ
辛そうな荒い息の音だけが、通話の中に残る。
⸻
🐇┊︎…っぅ…ッ…は……っ
少し息の仕方がおかしくなった。
🦁┊︎どうしたん?
🐇┊︎……な、んか……っ…
🐇┊︎のどの…ッ奥……ひゅって……して……
呼吸は浅くて早い。
🐇┊︎は…っはぁッ…ぅ…はぁ…っ
🍣┊︎初兎ちゃん、しんどかったら言っていいからね、?
🐇┊︎…っ、だ、いじょ……っ、うぇ……っ
その瞬間、
喉から熱くドロっとしたものが込み上げてきた。
慌てて片手で口を抑える。
全員の声が止まる。
⸻
🐇┊︎っ…ま、って……は……っ…
🐇┊︎…ッう、ぅ……
ガタンッと慌てて椅子を引く音。
手が何かを探る音。
でも、間に合わない。
🐇┊︎…ッぅ…っえ…ッは…!
ごぽっと音を立てて喉からその何かが溢れる。
抑えきれず零れた音をそのままマイクが拾う。
🐤┊︎しょ、しょにだっ…!?💦
動揺が声で分かるほど、声が震えてる。
💎┊︎…ッ初兎ちゃん…っ、
💎┊︎大丈夫、大丈夫だから…!
でも声が裏返る。
落ち着いていられなくて、自分に言い聞かせるかのように大丈夫と繰り返す。
ないこ と いふ が焦りながらも落ち着かせようとする。
🍣┊︎初兎、ゴミ箱とか袋ある!?
🍣┊︎手ぇ届く距離のやつ!!
🤪┊︎吐ききってええ
🤪┊︎ゆっくりな、体勢前や、前。
🐇┊︎ぅ…ぅッ…んぉ”え…ッ…
🐇┊︎…ぐ……うぇ…っ…は…
喉の奥を無理やり絞るような音。
通話越しでもその辛そうな声は痛いほど伝わってくる。
🦁┊︎初兎、怖ない。ここおる。ずっとおるからな。
🍣┊︎ちょ、そっち行くから待っててッ!
ないこ はそう言い、バタバタと準備を始めた
💎┊︎ぼ、僕も…!
そういい、 いふ 以外は 初兎 の家へと向かった。
いふ はなんかあった時に通話で話せた方がいいから、と他が着いた時に遅れていくことになった。
⸻
🐇┊︎……っ、また……ぅ…っ
🤪┊︎大丈夫や…吸わんでええ、力抜け。
🐇┊︎…ッぅ…っは…ッ!
🐇┊︎…あぅ、ぇッ…お”ぇえ…
🐇┊︎ぁ…っ……うぇぇ…っは…ハァ…
さっきよりも質量のあるものがデスクに零れていく。
🤪┊︎…大丈夫、大丈夫…っ
🤪┊︎ゆーっくり息吸ってな
ぴーん…ぽーん…ッ
🤪┊︎…!俺も行くなっ
誰かが来たことがわかり、 いふ も 初兎 の家へ向かう準備をする。
ガチャッ…
🐤┊︎しょにだっ、しょにだ……っ💦
りうら が家に着き、慌てながらもゴミ箱を渡す。
ほとけ 、 ないこ 、 悠佑 も続けて家に着く。
💎┊︎初兎ちゃん…ッ
💎┊︎…ここいる…っ、ここにいるからね…っ
ほとけ の声は震えたまま…でも、安心させるように汚れていない方の手をギュッと握りしめた。
🍣┊︎大丈夫…今は吐くの優先だからね、
🦁┊︎背中、俺が支えとるから、力抜いてええで。
⸻
何分経ったか分からない。
いつの間にか いふ も到着していた。
苦しい息だけが残る。
🐇┊︎……っ…はぁ…ッぅ…はっ…ぁッ…
🍣┊︎口ゆすげる?水、少しだけ。
🐇┊︎……ん……っ……
ゴクッと喉がかすかに上下する。
🤪┊︎横なろか、体預けてええで。
🐇┊︎…ッぁりが…っ
🦁┊︎まだ無理に喋らんでええよ。
🐤┊︎しょにだ……頑張ったね…っ…
💎┊︎…ッ初兎ちゃん…しんどかったよね…っ
初兎 は少しだけ息を整えて、弱く笑う。
🐇┊︎…ありがと…ッう……みんな…
🐇┊︎夜中やのに…ッ…っ…
🍣┊︎当たり前やんw
みんな、頷いている。
🐇┊︎っはぁ…ッ
🐇┊︎…ええメンバー…っやなッ…w…
🍣┊︎でしょ?w
🍣┊︎俺の自慢のメンバー♪
⸻
そのあと、
初兎 は布団の端に横向きになっていた。
呼吸はまだ浅く、胸元が小さく上下している。
🐇┊︎…ぅ…はぁ…っ、…はぁ…ッ…
喋らなくても、息の乱れだけでしんどさが分かる。
それでも、また無理に話そうとする。
🐇┊︎…ッもぅ、帰っても…っ
🐤┊︎…初兎ちゃん…絶対ここいるから…!
💎┊︎今は喋らなくて大丈夫だから…ね、?…
声は震えてるけど、必死に寄り添ってくれる。
その優しさに 初兎 は涙がこぼれそうになった。
⸻
🍣┊︎とりあえず熱測ろ、腕だけ出せる?
初兎 は少し動こうとして、途中で力が抜けた。
🐇┊︎ぁ…っ……む、むり…ッ…
手は布団の中で震えている。
🤪┊︎無理せんでええよ、…ちょっと触るで
いふ がそっと布団の隙間に手を入れて、 初兎 の腕をそっと持ち上げる。
🤪┊︎力入れんでええよ。預けて
🐇┊︎…ん……っ
体温計を脇に挟む。
そして、数十秒の沈黙。
…ピピッ…ピピ…
🤪┊︎ぉー…ッ…完全アウトや…
💎┊︎…ッぇな…っ何度だった…のッ?
🤪┊︎…8度9分
全員の空気が一瞬で変わる。
🐤┊︎…っ8度9分…ッ?
滅多に聞かないような高熱で言葉を失う。
💎┊︎初兎ちゃん、なんで言わないの…っ
泣き声じゃない。
でも、悔しさが混じっている声。
初兎 は答えようとして、喉が詰まる。
🐇┊︎…っ…しんぱい…ッ…かけたら…めいわく…っ…
💎┊︎…ッ迷惑なんかじゃ、ない…っ
💎┊︎それに…迷惑くらいかけてよ…ッ
涙目で、でも真剣にそう言葉を放った。
⸻
🦁┊︎とりあえず水飲もか? ちょびっとでええから
ストローを当てられ、 初兎 は小さく口を開ける。
🐇┊︎…っ……ん……
一口、二口。
そして。
🐇┊︎……っ、う…っ……
胃の中身がまた逆流する。
🐤┊︎しょにだ、吐く…!?💦
🐇┊︎っ……ぅ…だ、……だい、じょ……っ
もう喋るのが苦しい。
ないこ がすぐ側で袋を用意する。
🤪┊︎強がらんでええ。吐いていい。
そう言われた瞬間、 初兎 の背中がまた揺れる。
🐇┊︎…はッ…ぅえ、…っ
🐇┊︎…ぐ…ぉぇ”…っ…!
袋に当たる湿った音。
息が詰まり、上手く呼吸が出来ない。
💎┊︎…初兎ちゃん、息っ…吐く方…優先して……っ
声が震えながらも、必死に寄り添おうとしている。
🐤┊︎しょにだ…、大丈夫…!
🐤┊︎りうら達ずっとここいる…!
でもそれも、少し泣きそうな声。
🍣┊︎もうちょっと体の力抜いていいかな…
🤪┊︎初兎、力抜け。全部預けていい。俺ら離れん。
🦁┊︎大丈夫。俺が支えとるからな。
初兎 は、それを聞いてやっと少しだけ力を抜いた。
そして、波が収まるまでゆっくり待った。
⸻
吐き終えた後、 初兎 はうつ伏せ気味のまま息を繰り返していた。
🐇┊︎…はぁ…っ……はぁ…ッ…
🐤┊︎しょーちゃん、お疲れ様…
💎┊︎初兎ちゃん、手…にぎってていい…?
初兎 は返事の代わりに、小さく手を伸ばした。
💎┊︎…大丈夫……いるよ…ここ…っ
🤪┊︎このまま寝てもええで、大丈夫。
🍣┊︎起きてもいいし、寝てもいいし、好きにしていいよ┊︎
🦁┊︎お前はもう何もせんでええ。
初兎の呼吸は、少しずつゆっくりになる。
🐇┊︎……ありがと…ッな…みんな…っ…
その声は、小さくて、弱くて…でもちゃんと届いた。
やがて、静かな寝息に変わる。
⸻
薄いカーテン越しの光が、少しだけ部屋に差し込んだ。
初兎 は、体を丸めるように眠っていた。
寝息は安定したけど、まだだるさが残っているような呼吸。
……はぁ…っ…ッ
かすかに熱が残っている。
毛布の外で、誰かが小さく動いた音。
少し首を傾けると…
ほとけ だった。
床に座ったまま、 初兎 の手を握ったまま寝ていた。
その隣で りうら も背中を壁に預けて座り、眠っている。
二人とも、目の下が少し赤い。
ベッドの端では、大人組 も椅子に座ったまま寝ていた。
夜通し見守ってくれていたらしい。
⸻
初兎 がまばたきをすると、すぐ ほとけ が気付いた。
💎┊︎…ん、初兎ちゃん…?…起きた…ッ?!
🐇┊︎…ふ…っ……いむく……
小さく呼んだ声はかすれていた。
💎┊︎起きなくていいよ…寝てて。
💎┊︎…まだしんどい、?
🐇┊︎……ぁ…っ…、ちょっ…と……
吐いたからか喉が少し痛い。
ほとけ はそっと額に手を当てる。
💎┊︎……ちょっと下がった…けどまだあるね、、…
ほっとしたのが半分、心配半分。
そんな様子が声に滲み出ていた。
⸻
りうら も目をこすりながら起きる。
🐤┊︎…ぁっ…しょにだ……起きて…生きてる…
🐤┊︎いや生きてるけど……よかった……っ
言ってから、自分で何言ってるのかわからない、というような顔した。
🐇┊︎…生きてるて…笑…
弱い笑い声が出た途端、喉が少し詰まった。
🐇┊︎…っ、けほ…ッ
🐤┊︎ぁ、ご…ごめん…!
慌てて優しく背中をさする りうら 。
⸻
いふ が水の量を調整して渡す。
🤪┊︎ちょい口湿らすだけでええ
🤪┊︎飲もうとせんでいい。
🐇┊︎……ん…っ…
少しだけ水が喉を通る。
ないこ が体を支える角度を調整する。
🍣┊︎無理しないでね…
🦁┊︎だるいんなら喋らんでええ。
初兎 はまぶたを閉じたまま、小さくうなずいた。
⸻
数分ほど静かな空気が流れて。
ほとけ が、ぽつりと声を落とす。
💎┊︎……初兎ちゃん、…
💎┊︎しんどいの、ちゃんと“しんどい”って言って…っ、
初兎 の指に少しだけ力が入る。
🐇┊︎……言うたら…っ…迷惑…かなって…
りうら がすぐに首を振った。
🐤┊︎迷惑とか、思ったこと1回もないから…
🐤┊︎てか、急に倒れられる方が怖い…
声は震えてるのに、言葉はまっすぐ。
ないこ も続ける。
🍣┊︎俺ら仲間なんだから、負担になるとか考えんくていい。
いふ も静かに言う。
🤪┊︎強いのと、抱え込むのは違うで…?
🤪┊︎ちゃんと頼れ、しょにだ。
悠佑 が最後に、落ち着いた声で言う。
🦁┊︎せや、言わんと分からんこともある
🦁┊︎お前が“しんどい”って言ってくれ
コメント
5件
えまって途中で切れてる…!?🫠 なんで…!?( えちゃんと…書いた…のに…ッ😭😭 ごめんなさいこの後書く気力…🫠
えぐい好みすぎる🥺 上手すぎるよ、、、
ほ ん と う に ち み が 書 く 体 調 不 良 系 好 き す ぎ る 💕