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──────いえもんさん視点──────

赤黒く、禍々しいオーラがその場を包み込む。

周りは吸い込まれそうな黒か鮮血のような鮮やかな赤色で構成されていてどことなく不気味さが漂う。


目の前にいるのは──────


──────十字架に貼り付けにされている人がいた。



「はッッ…え……?」



るかさんが驚きの声をあげる。その瞳は不自然なほど揺れていて顔が青色に染まっていく。


その十字架の前にいるのは純白のマントに身を包んだ『何か』だった。どうやらそいつは何かと話しているようだった。



「…はい……仕留めましたよ。そのほかの人外は……?…あ、放置……わかりました……では、ただいま帰還します。………えぇ!?死体をもってこい!?えぇ…?あれ、重いっすよ…?……わかりましたよ……はい」



その純白の何かが俺らの方に体を捻らせる。



「あぁ!!さっきまでここで戦ってた人達ですかッ!?怪我は…あ、結構してますね…」



そいつはフードを目深にかぶっているため顔や表情は分からないが、心配していることがわかった。その純白のローブは見覚えがある



「メトゥス……ッッ!!」


「んぇ〜…?俺の名前…あ、しっちゃんか〜久しぶり〜」


「しっちゃんじゃないッッ!!!俺はッッッ…!!!」


「わ〜ってるよ。てか、ハンター側裏切ったってまじだったん?え〜?ショック〜」



メトゥスと言うやつはメテヲさんに馴れ馴れしい態度で近寄り、言葉とは裏腹になんとも思ってなさそうな軽薄な笑みを浮かべる。


…メテヲさんがこんなに必死になっている姿はあまり見慣れていないため、少し驚く。



「…ッ!?…待て…メトゥス…さん…?…どうやって種族長…いや…スペルベアをやった?」



とるかさんが十字架の方を指さす。十字架にたてられているのは凛々しい顔立ちだが、表情は苦痛で歪んだまま動いていない。髪はところどころ不揃いなところがあり、斬られたことが分かる。

服装や身なりはしっかりとしているが、これもまた斬られた跡が残っている。


そして…ドクドクと血を流し、心臓があったであろう場所からは血がで続けている。

…死んだ後も苦しめられているように見えて、少しだけ同情してしまう。…が、なんとも思わない自分もいる。



「んぇ?なんでわざわざ人外に教えてあげないといけないの?」



声からは純粋に疑問のようなものを感じる。まあ、フードによって口元しか見えないからなんとも言えないが…



「今回殺してないのは上層部からの御命令がなかっただーけ。本来ならお前らも殺すべきたーい象。」



ところどころ間延びしたその声は気づいていないと思うが、依頼に行ったメンバーにとどめを刺すような鋭い言葉のナイフを感じる。

なぜならば──────依頼組が敗北した相手をおそらく1人で倒しているからだ。



「な〜にしょげた顔してんだよw殺さねぇって言ってるだろw?それとも何?殺して欲しかったの?」


「師匠と菓子をどこにやったんですか?」


「…」



茶子さんがメトゥスさんの声を遮り、相手に取っての爆弾を投下する。途端にメトゥスはさっきまでのおしゃべりな口を閉じ、口元の緩みがなくなる。フード越しからでもわかる。尋常じゃない殺意だ。



「それ…聞いちゃう…(笑)?そうしたら友達じゃなくなっちゃうぜ(笑)?」



首をぽてっと効果音がつきそうな動きと明るそうな口調で言うが、音がワントーンほど下がり、口元に笑みはない。代わりに周りに緊張を張り巡らせる。

チャリッと短い金属質な音がなり、フードの隙間で十字架のイヤリングが不自然に揺れる。多分首を傾げたからだ。


発言をするか戸惑っている間にれいまりさんが詰め寄ってくる。



「ねぇ…?ガンマスさんはどこ?そもそもお前と友達になったつもりは無い。」


「あー…そういうスタンスで来るの?…良い友達になれると思ったんだけどな…」



と言いつつ、口元が歪み、狂気的な笑みへと変わっていく。戦闘態勢になる…そう思った瞬間



「メトゥス。それは命令されていない。無視するべきだ。」


「げぇ…ぐさお様…」


「げぇ…とはなんだげぇとは…」



メトゥスの後ろにまたしても純白のマントで身を覆った人がやってくる。

メテヲさんは勢いよく俺達の前へと飛び出し、しかし、多少距離を取りながら、ぐさおさんに1歩、1歩とゆっくり近ずいて行く。



「ぐさおさん…ねぇ…?メテヲだよ……?わかる……かな…?」



メテヲさんは最初に勢いよく前へ飛び出したものは良いものの、足をガタガタと震わせ、声も上ずっている。



「おっと♪しっちゃん、いや、裏切り者、近ずかないでくれない?敵とみなしちゃうぜーw」



その間に割って入るようにメトゥスがメテヲさんの通り道を塞ぐ。その瞬間、この城のドアが大きな音を立てて開く


そこにいたのは──────







ここで切ります!どうだったでしょうか?話グッダグダで申し訳ないです…。

さて、ここでひとつ小ネタ紹介をさせてください。

今回のメトゥスさんは最強キャラでは無いですし、なんならモブよりですが、名前も設定もある、優遇モブです。種族長に至っては名前しか出て来てない…。

てことで、種族長とメトゥスについて軽く設定をお話させていただきます。

あ、長いんでめんどいなーって思ったら全力でスクロールしてください。



吸血鬼の種族長︰スペルベア

ランク︰ss

能力︰リスクリターン

(自分の受けたダメージを相手に数十倍にして与えることが出来る。1日に1回のみの必殺技。この能力を使い終わったあと、しばらくの間、攻撃力上昇、再生能力アップ、スピード上昇などのあらゆるバフがかかる。はっきり言ってチート)ちなみに、人外は再生できるだろって思ったやつ、もちろんこの能力には再生力低下などを含むあらゆるデバフも同時に与えているから人外でも致命傷だぞ☆

ラテン語で傲慢という意味です。

彼は傲慢すぎたゆえに身を滅ぼします。彼はルカさんの父親です。しかし、ルカさん達のことをよく思っていません。ルカさんも父親に大して1ミリも尊敬していません。

ある時、スペルベアは言った。吸血鬼達による楽園を作ろうと。もちろん種族長に逆らうはずもないし、そもそも吸血鬼達にとっていい事しかないのだから賛同しない理由がなく、ほとんどが協力することにした。

ただ、真の目的はそうでは無い。自ら手を下さないで下々の吸血鬼達に働かせ、手を汚さないで漁夫の利をし、働かせた吸血鬼達に分ける気はこれっぽっちもなかった。

それをたまたま知ってしまったルカさん達を城から追い出し、門番として雇うことにする。(金は払っていないし、ほぼ奴隷のような感じ。)殺しても良かったが、強かったし、門番なら、ほかの吸血鬼と会うこともないからだ。

吸血鬼ハンターなどは部下に行かせ、自分は生に執着する。

しかし、今回の依頼組はルカさんの案内もあってすんなりと城に侵入を許してしまう。…が、自らの体を銀ナイフで刺すことによって能力によって相手に致命傷を与える。…が何を思ったのか、依頼組にとどめを刺すのではなく、他人を見下すような発言をしだす。その間にラテさんは最後の力で炎、みぞれさんが氷を作り出し、水を作りだす。そしてうぱさんが渾身の力でワープを発動させた。それによりそいつらを逃してしまう…が、ガンマスさんと茶子さんは何者かに引っ張られて、消え、ひなさんはスペルベアがつかまれ、捕まる。

逃してしまったが、こいつだけでも拷問して楽しむか、なんて呑気に考えてたら、メトゥスにやられた。


…こんな感じです。


メトゥスもぶっちゃけこれから登場するか微妙なので紹介しておきます。


名前︰メトゥス(ラテン語で恐怖)

ランク︰A

能力︰下克上

相手と自分に力の差があればあるほど自分が強くなり、相手が弱くなる。シンプルだが、非常に強い。自分より弱い相手には能力を使わず、強い相手には能力を使って確実に勝つ。こいつに勝つための方法は能力を使用される前に倒すという脳筋戦法のみである。

…ランクはAだが、わざと弱くなるように頑張っている

メテヲさんとは元々、同僚以上友達以下の関係だが、コミュ力は高いため、すぐに友達になった。何故かしっちゃんと呼んでいる。





…他にも設定があるんですけどね…。これ以上言うと物語のネタバレになるんで…。

まあ、依頼組の敗北理由はスペルベアの能力のせいですね。スペルベアがやられたのはメトゥスの能力です。SSとAの差は異次元なほど差があるので…(((


ちなみにめめ村の皆さんにはこれ以上の設定を加えて書いています。

この小説のひとつの目標に

『誰でも主人公になれる』

を掲げて書いてます。あ、もちろんめめ村メンバーが、ですよ?

上手く小説内で落とし込めて行けたらいいなって思ってます!



長々とすみませんでした!書きたいことはかけて満足です!それでは!おつはる〜

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