私は手術を受けることになった。が、助かる確率は低いらしい。
治る確率14%、治らない確率72%、死ぬ確率14%。治る確率と死ぬ確率が同じ。私はこのままは辛い。だから手術を受けることにした。彼は最善を尽くして色々なことをしてくれた。そして手術を受けた理由としてもうひとつあった。もし、ここで手術をしなかったら、入院したままの生活、そして数ヵ月後にはなくなる。少しでも生きる可能性のある手術にかけた方がマシ。
彼は**何もせず過ごす時間と、何かしようとして過ごす時間では全く違う。やるかやらないか。少しでも可能性があるなら少しにかける。**と言っていた。やらない善よりやる偽善。ということだろうか。お金は心配するなと言ってくれる。
そして手術をする時が来た。
私は彼に見守られながら手術室に入った。
数十時間後。
長い間の大手術。見事成功した。
そして私はすごいスピードで回復し、退院まですぐだった。
私は病気が治り足も楽になり感動した。そして、彼に一言「ありがとう」と笑って答えた。
そして私たちはそのまま暮らし。2023年。
彼から話があると言われた。
私はドキドキしながら”わかった”と言った。
私たちは夜イルミネーションを見に行くことになっていた。
私「きれーい」
彼「そうだな。綺麗」
私を見ながらそう答えた。
私「イルミネーションを見ていいなさいw 」
遥輝「湊月。あのさ」
私「ん?どうしたの。」
彼は真剣な眼差しで
遥輝「俺と。結婚してください。」
その一言を発した。
私は一瞬戸惑ったが、
私「よろしくお願いします。」
夜の輝くイルミの光の真下で私はプロポーズをされた。とても嬉しかった。綺麗だ。イルミも彼も。
遥輝はガッツポーズをしながら私の指に結婚指輪を通した。
そして私たちは婚姻届を市役所にだし正式に籍を入れることになった。
今でも。今でも。私は幸せ。
私が生きているのは本当に、彼の行動からの始まりであり、彼の優しさ、そしていい人に救われたと思う。
私が生きているのは彼のおかげ。だった。
昨夜未明…………マンション10階から男性一人が落下をしたも…………
作者:のり
タイトル:私が生きているのは彼のおかげ 参考:オリジナル製作
主人公:湊月、遥輝。 出演:医者、遥輝友、湊月、遥輝。 総作品数:3章、短期一次制作恋愛物語。
次回予告
バイbyまたね。
(バイバイ、またね。)
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