こんばんは、そろそろバレンタインの時期ですが皆様、チョコは手作り派ですか?近頃は新型肺炎病の影響で様々な事が規制されてしまっていますね。肇も昨日、手作りチョコを友人に振る舞えないなあと思いながらチョコを買っていました。
チョコは種類が沢山あってどれを贈ったらいいのかわからない……!という皆様に、可愛くてオススメのチョコをこっそりお教えします。
”デメル”のチョコや焼き菓子、めちゃくちゃオススメです、外箱が非常に可愛らしいので、女の子へのバレンタインにぜひ。
続いて”シャトロワ”のパンドラキャラットショコラ。これもめちゃくちゃ可愛くてオススメです、ご自分へのプレゼントとしてもよろしいかと。
二つとも千円超えていますので配る用…というよりかは、親密な関係の方、ご家族、とりあえず仲の良い方に贈るのがオススメです
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前垢で仲良くしていただいていた方をフォローしようか悩んでいる今夜の注意書き
・梵天軸蘭竜
・下ネタ
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1月末、都内には珍しく雪が降っていた。
街灯がぼうと反射して白く輝く雪が、ちらちらと兄の髪を明るく照らす。ただでさえ綺麗で美しくて、儚い兄が、もっと素敵に見えた。仕事の為に出てきた今朝は雪なんて降っていなくて、勿論夜に雪が降るなんで想定外だった。あーー、スーツつめてーーー、と笑った口から息が白くなり出て行く。鼻と指先、耳朶の感覚はゼロに近しい程無く、きっと今なら更にピアス穴を増やしても痛みは感じないだろう。
「竜胆鼻真っ赤!馴鹿みてえになってんじゃん、クリスマスならもう過ぎてるよりんちゃん。カーワイ、年がら年中クリスマスだもんな~~~?兄ちゃんがサンタクロースな、跨ってやるから三途に書類をプレゼントしに行こうよ、竜胆。」
兄が俺の鼻を指差して可笑しそうに笑った。口端を持ち上げて、端整な顔が歪む。無論この”歪む”は良い意味の歪むで、残酷で、冷徹で、繊細で。ああ、綺麗だ。
「季節外れって程でもねーけど、三途にプレゼントは賛成。 東京のクセに寒いの意味分かんねえし、……………あーコレ洗濯物も絶対やられてるわ。ヤダなーー。………ねえ、兄ちゃん暖めてよ。可愛い弟がカッチコチに凍っちゃう、永久冷凍で地球が突然ぶっ壊れても俺だけ生き延びるかも」
「抱き締めてあげよっか。竜胆凍ったら兄ちゃんつまんねーや、カチっといっちゃったらしょうがないから溶かしたげる。どうする?あっつあつの風呂にぶち込んだら溶けるだろ、……ふふ、それともエロい事して溶かしてやろうか。迷うなあ、どうする?」
すらりと長い両手を広げて おいで と目を細める兄の胸元へ抱き着き、程良く筋肉のついた背に手を回して兄の匂いを嗅いでいれば、兄は擽ったそうに笑って俺の後頭部と項を交互に撫でさすりながら心地良い声色で喉を震わせた。言葉の通りとはまさにこの事。兄は、すると決めた事はやる男である。だから熱々の風呂にぶち込むと言ったら俺だろうとぶち込むだろう。冗談が通じなくて、偶に笑えないが。
都内と言えど、丑三つ時の住宅街は静かで、決して煩くない兄の声はあまり住宅街に響いていなかった。
「熱々の風呂は、俺の身体が火傷する。火傷したら勿論長い事風呂入れないし、流石の俺でも痛いじゃん。消去法でエロい事して溶かしてね、兄ちゃん。」
兄の顔を見上げると、また可笑しそうに兄は笑った。
「消去法って……ははっ、竜胆はホント素直じゃないよなあ。誰に似たんだか。まあ、そんなトコも可愛いから兄ちゃんダイスキ。でも竜胆忘れんなよ、溶けた時の話だからな。……こら。そんな顔すんじゃねえよ、その気になってんじゃん」
寒いからかんばせが赤く火照っているのか、勝手に期待した事が恥ずかしくて熱を持ったのか。さて、それは当の本人である俺にも分からなかった。とにかく、俺の顔はあかくて、さぞかし滑稽なものだったと分かる。
ああみられたくない、こんなに愛していて、美しいひとに。
「………竜胆、兄ちゃんの手は離すなよ。どんな俺だって見せてやるからさ、なあ竜胆、恥ずかしがらずに。全部、全部兄ちゃんに見せろ。竜胆がよ~~く知ってるように、兄ちゃん、包み紙はゆっくりと剥がしていくけどな、お前の事は別。はやく剥がして、はやく俺の目に入れて、逃がしたくないの。わかる?」
俺の兄は、こういう事を、当たり前のように、無料で配られるティッシュのように、パラパラ当たり前にばらまける人だ。俺だけでなく、きっと誰にだってそうなんだろう。
でも俺は特別。知ってる。当たり前。
「俺は、世界で一人だけの大事な片割れ、なんでしょ?この世で一番俺の事を愛してるのは、兄ちゃん。兄ちゃんの事をこの世で一番愛してるのは、俺。知ってる、平均とか基準とかいらない。俺には兄ちゃんだけが居たらいい、恥ずかしがって兄ちゃんに隠す事なんてあるか。………教えてくれたのは、蘭、お前だろ」
外見に恵まれて、才能を幾つも持って産まれて、異性にチヤホヤされて、ああ、誰よりも一番綺麗なひとが。俺だけのもの。この事実は重力があるように、覆らない。それは俺を満たしてくれる、大切な蜜。
「流石俺の弟。愛してるぜ竜胆、死んでも絶対離さないから」
愛なんてとっくに超えたこの感情を、なんと表せばいいものか。
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一周回って、純愛。
【 いつも有難うございます 】
コメント
2件
初コメ失礼します🙇♀もう言葉遣いが素敵すぎて最高でした!2人の愛の重さがもう最高です‥