テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
2003 12.1
Selene side
L「お集まり頂きありがとうございます」
集合がかかった場所に行くとすぐに話しかけられた。珍しくワタリさんも居る
L「それで今回ですが、」
「日本に行こうと思います」
「…はぁ!?」
L「今、世界的に犯罪者が心臓麻痺で死んでいます」
「事件を解決するために日本に行こうと思います」
Lは毎回無茶ばかり言うが、日本とは…
「世界的犯罪なら此処でも良いのでは…?」
L「最初の犯行は日本で行われました」
「相手が日本人、または日本に滞在している可能性が高いと見て良いでしょう」
やはり、ものすごい洞察力だ。(普段の私生活は別として)尊敬する。
「分かりました。ではホテルの手配を…」
L「いえ、貴方は此処に残って貰います」
「…………は、?」
L「今回の事件は今までのようにいきません。」
「この中で身元が特定されやすいのは確実に貴方ですから、捜査から外れていただきます。」
「私からお2人の身元が特定される事を恐れて、ですか?」
L「まあ、簡単に言うとそうですね」
「ですが…」
「今日は私にそれを言うために集めたのですね。そうですか…今までお世話になりました」
私はLの言葉を最後まで聞かずに部屋を出た
ワタリ「追いかけなくて宜しいのですか?」
L「はい。彼女が理解してくれているので、それで良いです」
ワタリ「…」
__________________
2003 12.1
Selene side
「はぁ…」
私はベッドにうつ伏せになり、枕に顔を埋めていた
しばらくするとケータイの着信音が聞こえたが、今は見る気になれない
私は放置をして寝る事にした。
どれくらい経っただろうか、起床して窓を見ると既にそらは夜の帳に包まれていた。
ケータイを開き、新着メッセージを開く。ワタリさんからだ。新着メッセージ5時間前になっている
「嘘…そんなに寝てたんだ」
寝ぼけた目を擦り、メールを開いた
いつも通り簡潔に
『貴方の就職先は幾つかこちらで提案させていただきます。その件についてお話があるので明日はどうでしょうか?』
「就職先ねぇ…」
『分かりました。では明日何時もの場所で13:00に』
と送信した。おやつの時間に被らないのでLと遭遇する事はないだろう。
「…はぁ~、やる事さっさと済まして寝よ」
________________
2003 12.2
Selene side
「すみませんお待たせ致しました、!」
ワタリ「集合10分前ですから、お気になさらす」
そう言われると、私は席に着いた
ワタリ「それで就職先ですが…」
そういうとワタリさんはPCの画面をこちらに向けた
何職かある中で目に留まるものが1つ
「ワイミーズハウスって、あの?」
ワタリ「はい、身寄りのない子供からLの後継者を作る…言わば孤児院です。」
「私の親友が運営してくれているのですが、彼は少々子供を好かない傾向にありまして、そのお手伝いをして頂けたらと」
「そうなんですね…」
特にやりたい事もないし子供は比較的嫌いじゃないし、私はワイミーズハウスでお世話になる事に決めた
ワタリ「了解しました。話は通しておきますので」
「ありがとうございます。では」
感謝を伝えて席を立った
ワタリ「Lに会っていかれないのですか?」
「…今は、そういう気分じゃないので、 」
ワタリ「そうですか、ではまた」
「はい」
_________________
2003 12.4
Selene side
ワタリ「LがICPOキラ対策会議で正式にキラ捜査開始を宣言致しました」
「そうですか…」
先に日本へ向かったワタリさんにそう電話でそう伝えられた
ワタリ「Lは本日から日本へ向かう予定ですので、お見送りをお願いしたいのですか…」
「分かりました。荷造りもどうせ私に任せきりでしょうし、後で本部に顔を出しに行きますね」
ワタリ「ありがとうございます。助かります」
「はい、ではこれで」
私は電話を切り、Lの元へ向かう事にした
__________________
本部に着き、Lの部屋をノックする
しばらく待つが反応がない
「L?入りますよ」
「うわ…なにこれ 」
部屋に入ると1面資料で埋め尽くされた床と食べたまま放置されたスイーツのお皿。そして部屋の隅でいつもの体制で寝ているLが居た。
資料はよく見ると全てキラ捜査に関係するものだった
「はぁ、全くこの人は…」
許された時間は2時間。それまでに彼を飛行機に乗せなければならない
まずは資料の片付けから取り組んだ
1時間経過した。何とか資料をダンボールに詰め込み、手伝いに来てくれたロジャー・ラヴィーさんがダンボールを車に運んでくれた
此処から飛行機の着陸地点まで約30分かかるので、あと30分でこの状況をどうにかするしかなかった。
お皿はどうにかするとして、問題は彼だ。
いつになっても起きそうに無いが、起こすのは申し訳ないのでおぶることにした。
持ち上げてみると意外と軽く、この人、甘いもの以外食べてるのかなと疑問に思ったが、もう気にしている余裕は無い。
彼はいつもの体制が崩れて不快そうに唸ったが、気にせず車に押し込んだ
飛行機に着陸地点に到着し、プライベートジェットで迎えに来てくれたワタリさんと落ち合う。
ワタリ「ありがとうございました。おや、Lが寝ているなんて珍しいデスね」
「はい、そのまま寝かせてあげてください」
私達は3人で荷を全て積み、私は再びLをおぶった。
機内の席に座らせるといつも通り何も変わらない彼が居た。 私は呆れと安堵の溜息をついた。
「それでは、気をつけてくださいね」
ワタリ「はい、ありがとうございました」
「…いつ頃に帰って来れそうですか?」
ワタリ「そうですね、推測ですが1年程はかかるかと。来年の今頃には帰れそうですね」
「そうですか、1年…頑張ってくださいね、体調に気をつけて」
ワタリ「はい、Lにも伝えておきます」
そうして2人は遥か上空へと飛び立った
ロジャー「……それでは行きましょうか。」
「はい、そうですね…」
ロジャー「セレネさんは子育ての経験は?」
「いえ、全く…」
ロジャー「ではハウスに向かいながら簡単に説明しますね」
「お願いします」
そうして車へと乗り込んだ
________________
時差とか深く考えないで見てください😖💧
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!