それではどうぞ
🇷🇺…日本
🇯🇵ん”ゥ…
今は冬。
だが今日は冬にしては以上に気温が高く暖かい。
そんな日の午後、俺はベンチに座って眠る日本を見かけた。
🇷🇺起きろ
…だが、どれだけ気温が高ろうが、急に寒くなってしまえば風邪を引かねない。
それに日本だ。意味もなく心配要素が多過ぎる。
俺は日本の肩を強く揺さぶった。
だが日本にしては珍しく起きる気配がしない。
…まあ、ここ最近忙しくしていたからな。
だから仕方ない話ではある。
🇷🇺…起きるまでいるか…
俺は小さく溜息を吐き、日本の横に座って起きるのを待つ事にした。
🇯🇵…ん”っ…
あれからどれくらい経っただろう?
日本が呻きをあげた。
🇷🇺日本?
起きるか?と思い日本に顔を近づける。
🇯🇵…アメリカさん…
だが起きるどころか、日本はアメリカの名前を呼んだ。
俺はそれを聞いた瞬間、日本の肩に置いていた手に力が籠るのを感じた。
は…?寝言か?だとしても何故アメリカの野郎なんだ。
そう思うとフツフツと怒りが込み上げてきた。
俺はその怒りに任せて日本にキスをした。
窒息させてしまうんじゃないかという程に。
🇯🇵…ん”っ⁈んっーんぅ⁈
そうこうしているうちに、ようやく苦しさで日本が起きた。
🇯🇵はっ…はぁっはぁー…ロシアさん⁈何ですか急に…⁈
日本は顔を赤くしながら咎める。
だがまだ少し腹の虫が治らない俺は、そんな日本の言葉を無視し、日本の首に噛みついた。
噛みついた箇所にはクッキリと、赤い跡が出来た。
俺は日本の首をソッと撫でる。
…多分、今俺は笑みを浮かべているのだろう。
日本はそんな俺に口をパクパクさせて黙っている。
🇷🇺絶対お前を俺のものにするからな
俺はそう言い残し、日本を置いてその場を去った。
…これは口だけの言葉じゃない。
絶対、アメリカより先にとってやる。
🇯🇵…っ
『終』
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