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「おはよう」
空音が起きた。
「ん、おはよう〜」
「なんか分かったこととかある?」
「紅音はね、硫化銅を死ぬ前に浴びたか飲んだんじゃないかな、それも大量に」
「え、なんでわざわざそんな事を? 」
空音が聞く。
「何かを隠すためじゃないかな、例えば首を締めた跡とか」
えっ?
空音は少しびっくりした。
「あとさ、窓空いてたけど、そこまで道が狭すぎてたどり着けない」
「じゃあ鍵を持っている人しか無理・・・お父さんしか?」
「そういうことになるね」
「違う・・・ちがう!お父さんはそんな事しない!絶対に!」
少しだけ大きな声で空音は言う。
「信じられないよね。今は、信じられなくてもいい。考えなくてもいい。真実を受け入れられるまで目を瞑っていてもいいんだよ。でも、ずっと真実を見ないままじゃだめだ。事実を受け入れられるようになるまで一緒に居るからね」
悠斗の優しい言葉に、空音は少しホッとした。
「うん・・・でもお父さん単身赴任で遠くにいるはずだよ?」
「紅音が信一に会えるかもー!みたいなメッセージ送ってきたから信一さんは紅音を殺せる」
空音は、お父さんと会うのが正直怖かった。
本当にお父さんが殺したのか。
本当はお父さんは殺していないのか。
本当はお母さんが自殺したのか。
本当は他人が殺したのか。
まだ真実は分からない。
それを確かめるために会う。
そう考えても怖い。
自分まで殺されてしまうかもしれない。もしかしたら叔父さんまで殺されてしまうかもしれない。
それでも、お母さんの為。お母さんの為だ。お母さんも犯人が正当な罰を受けることを望んでいるはず。
だから、お父さんが帰ってくるのを待った。
「お父さん、明日頃着くって」
「分かった、待とうか」
そして、空音と悠斗は寝た。
「ただいま」
お父さんが帰ってきた。
「あっ、お父さん!早く来て、話があるの」
「分かった」
2人はリビングへ行く。
「え、悠斗さん?」
「はい、こんにちは。今日は話があります」
「何ですか?」
「単刀直入に言います。貴方は紅音を殺しましたね?」
「は?何を言っている?」
明らかに動揺した声で言う。
「紅音を・・・紅音を殺せるのは貴方しかいないはずです。」
「なんでだよ、窓空いてんだから誰か入ってこれるだろ・・・」
「お父さん、窓が開いていたとは一言も言ってないよ・・・?」
空音が言う。
「それは、その・・・窓を開けるルールだろ?」
「そんなルールは無い」
空音は強く言う。
「認めたらどうです、こっちは脱衣所の棚から硫化銅を発見しています」
「・・・俺がやった、俺がやったよ!でも、でも!」
「でも、何ですか?」
「ムカついたんだよ!紅音が口答えするから!」
「口答えなんて誰でもします。だから、手を出していい理由になどなりません。いや、どんなことがあっても手を出すのはいけません! 」
悠斗は強く言った。
「ああ、俺って最低だよな」
お父さんは言う。
「・・・そうだよ、最っ低だよ」
「・・・」
お父さんは黙り込む。
「絶対に、絶対に許さないから!」
空音はそう言って、父親への復讐を決意した。
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コメント
1件
うわぁ…だんだん核心に迫ってきて、続きが気になる展開だね……🥀 お父さんの“窓開いてる”発言で一気に疑いが固まった瞬間、ゾッとしたよ。しかも動揺してボロ出すの、リアルで胸が重くなった。空音の「許さない」って言葉に、彼女の強さと悲しさが詰まってた。 悠斗の冷静なサポートもいい味出してる。この2人、これからどうなるんだろう…