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ハナマル:「お。帰ってきたか。」
テディ:「おかえりなさい!皆さん!」
皆の笑顔が広がる。
それとともに不思議と首を傾げる子もいた。
それは何故か。
ルカス:「ただいま。」
ナック:「おかえりなさい。ルカスさん。ところで新たな主様は…?」
そう。
主様の姿が執事たちの目に見えていなかった。
別に主が霊だとかそういうことではない。
ミヤジ:「あぁ。主様は…」
少年:「…こ、こんにちわ…、」
ラムリ:「わぁあ可愛い主様だ!」
ミヤジの足の後から出てきた彼に興奮して声を上げる執事もいれば背丈、顔立ち、色んな容姿に対して呟く執事もいた。
ハウレス:「初めに声をかけてくれてくださったのがミヤジさんで。今一番懐いているんだ。」
フェネス:「なるほどね。」
フェネスはミヤジの足を掴み顔を出している少年に近づく。
フェネス:「主様。俺は執事のフェネス・オズワルドと申します。どうぞフェネスとお呼びください。よろしくお願いしますね。」
少年:「よろしく、お願いします、フェネスさん、」
ラムリ:「あぁっ!メガネくんだけずるーい!主様!ボクはラムリ・ベネットって言います!ラムリって呼んでください♪」
少年:「ラムリ、さんよろしくお願いします」
ルカス:「まぁまぁラムリくん。また今度も時間を取るから大丈夫だよ。」
ラムリ:「はぁい」
ルカスの声掛けによって一瞬の焦りは消えた。
ルカス:「さて…主様には早々ですが軽く身体を調べさせてもらってもよろしいでしょうか?」
少年:「僕の…ですか?」
ルカス:「はい♪これからの食事や過ごし方についても考えていきたいですので…」
少年:「そうですか、分かりました。」
ベリアン:「では私達他の執事は主様についてお話しましょうか。」
ミヤジ:「わかったよベリアン。主様、私がいなくても大丈夫かい?もし心配だったらついていくけれど…」
少年:「ミヤジさんにはかなりご迷惑をおかけしていますし…」
ミヤジ:「迷惑なんて思っていないよ。君の心のまま教えてほしいな。」
少年:「…正直、安心できる人はほしい…です、」
ミヤジ:「よく言えたね。私もついていこうか。」
ルカス:「分かった。ミヤジもだね。そしたら案外私は要らないのじゃないかな?」
ミヤジ:「…一応のためにお前はいたほうがいいだろう?彼に傷があったら医療係を抜けた私よりお前の方が仕事としてはある。」
ルカス:「そっか。それじゃあ私も着いていくよ。」
少年:「お二人共、よろしくお願いします。」
3つの影が消える頃、
太陽も隠れ、夜になろうとしていた屋敷はそれでも明るく月に照らされていた。