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こんちゃ(´▽`)ノ
今回は桃赤♀︎です〜、
王子と姫のお話的な感じにします!!
地雷様、純粋様は逃げてください
※青くんも召使いとして出てきます
スタート
『結婚してくださいッ、!!』
昼下がりの桜の木の成る庭で
ふいにないくんがそんなことを言い出す。
赤 へ…///、、?
桃 だからッ、けっこッ、
赤 うわぁぁッ、?!!///
私は王国の女王の娘に当たる。
ないくんはここから少し離れた王国の王様の
息子に当たる。
女王と王子または王様同士でないと結婚は許されない決まりがある。でもまだ私は王女だから結婚は厳しい。
ガタンバタンッッ、
青 りうら様ッ、!?何かありましたかッ、?!
赤 ぁ…//、だっ大丈夫…///
青 ないこッ、!!…様 手を出されたのです
かッ、!!?
桃 あはは、wなんもしてないよぉ~
まろとないくんは幼馴染だから今日も仲が
いいなぁと見つめる。
って…
赤 そんな事はどうでもいいのッ、!!!
赤 まろッ、!さっきないくんが…///
青 は…?…ないこ?
桃 俺ね、?プロポーズしたのっ、
顎に人差し指を当てて私の手を握りながら、そうまろに伝える。
目を細めて嬉しそうにニヤリと。
青 はぁぁぁッ、?!?!
赤 やめてよぉ…/// カァ~、
桃 うひひ、笑
青 でも…りうら様はまだ王女様なので
厳しいかと…
桃 そうなんだよねぇ、何だよこの決まり
赤 …///
『結婚』という言葉がまだ頭で駆け巡っている
頭が痛いくらいに。
そんな事を言うくらいなんだから、自分に
好意を寄せているということだろうか。
そう思うと余計に顔が赤くなる。
ペコンッ、
赤 いたッ、!?
桃 なぁーに、顔赤くしてんの、?
あ、もしかして変なこと考えてた、♡?
赤 ふぇっ、?!、////
青 ふざけんな、 ゴチンッ
桃 いてッ、?!
この人はいつもはぐらかすような事を言うから
本気なのか疑いの目を向けてしまう。
本当はドッキリとか、、?
赤 そんな軽く言わないでよねッ…//// フイッ
チュッ、
青 は…
赤 ッ〜〜、???////
桃 本気で迎えに行くから、待っててね
桜の花びらがあなたの周りだけで輝いて
見えてしまって鼓動が早く感じた。
桃 ふは、笑 かわい~、♡♡
赤 ッ…///、?
青 …幸せにしたれよ、笑
桃 もっちろん、!
赤 …私、めっちゃ幸せだよ、?//
桃 …
桃 かわいいかよ…//
私はいつか彼に嫁いで幸せな女王になるんだ。
…そう思っていた。
彼にそう告げられてはや5年。
私が女王になったら様々な国に知らされるばすなのに、彼は来なかった。
元々貴族だから暇なわけなく色んなことをしなければならなくて、頻繁には会えない。
プロポーズされてからも数回しか会えなかった
もちろん女王だからいろんな王子からプロポーズを迫られて、早々に相手は決まってしまう。
青 …いいんですか? 彼じゃなくて。
母 …りうら
赤 …
赤 …いいよ、来なかったもん。
桜の木を眺められる自分の部屋で そう答える。そっぽを向いて。
まろとその他の使用人達、お母様が私を優しい目で見守ってくれている。
大丈夫、きっといい人だと思う。
? こんにちは
赤 ぁ、あなたですか? ニコ
白 はい、オーキッド王国から来ました、
初兎と申します。
白 あなたの王子になるって
言ったらええんかな、?
赤 ええ、よろしくお願いします。
白ベースで毛先が紫になるような髪色をした
優しそうで整った顔立ちの方だ。
喋り方が訛っているため西の国から来たんだろうか。少し怖い印象があるがいい人だろう。
赤 …
白 …少し話しませんか?
赤 え、?
ぽけーっとした顔をしていると静かに彼が
私の前に置かれた椅子に座った。
白 初対面でいきなり結婚ーは、やでしょ?笑
白 しかも、さっきからりうらさんぼーっと
してた。 コトコト
ココアの良い香りを広げながらポットに注ぐ。
青 あっ、初兎様、僕がやりますッ!
白 ええよ、やらせんの嫌いやし。
まろがあたふたしていると、横にいた長髪で女性のような見たことの無い使用人が声を掛ける
黄 昔からそんな方なんで気にしないで
いいですよ。
青 そうです、、か、、//
私がニヤリとして見ると見るなと言わんばかりの顔で睨みつけられる。まろのタイプそうな方だなと感じた。
白 …本題に入りましょうか、
赤 …はい、?
白 婚約破棄してくださいませんか
赤 ぇ、?
青 は?
母 …
彼が突然とんでもないことを言い出す。
彼の関係者以外の全員が目を見開き始める。
お母様を除いて。
赤 …お母様、?これはどういうッ、…
やはり私は女王として向いていないということだろうか。思わず動揺してしまった。
母 ッ…、ごめんなさい勝手に決めてしまって
青 …お母様、これはどういう風の吹き回し
でしょうか。彼女は十分女王に向いている でしょう、?
まろも私と同じ事を考えたようで説得してくれているようだ。
白 落ち着いて、いふくん
青 …
白 りうらさん、
突然名前を呼ばれて身を構えてしまう。
白 ないこくんっていたでしょ マゼンタ王国の
赤 へ、?
突然思い続けた彼の名前が口から出たもんだから目を白黒させてしまって間抜けな声が出た。
赤 どうして知ってッ、…
初兎さんは淡々と話し始めた。
白 僕、彼と話したことがあるんよね
その時、婚約したい人はいるのって聞いた
白 そしたら、マーガレット王国のりうら様
って言ってて、婚約する人やんって。
白 その時点で僕、お母様に相談したの
婚約破棄したいって
赤 ッぁ… ポロ
涙が自然と溢れてくる。彼に会いたい。
喋りたい。一緒にまた桜の下で。
ガタッ
目の前にいる相手の前で止めどなく流れる
涙を拭きながらこう伝える。立ち上がって。
赤 …ありがとうッございますッ、、!
白 …下にいますから ニコ
そう静かに告げてくれた。
やはりこの人には桜は似合わない。
事実の愛を求めて彼の元へ走る。
赤 はぁ、はぁ、…
桜が満点に咲き誇る下に彼は後ろを向いて
たたずんでいた。まるでロメオのように。
そして、手元には赤いチューリップの花の束を握りしめていた。
赤 ないくッ… ポロ、
桃 もぉ…遅いなぁ…
赤 ぁッ… う”ッ、…
桃 待ってたのに
満更でもない笑顔を向けてそんなことを言う。
さっきまで泣いていたのだろうか。
目元が腫れているように見える。
桃 やっぱり、りうらは人気者だね、笑
また、後ろを向いてしまった。
寂しく感じてしまうから。
ぎゅ、
桃 ん”ッ、?!りうらッ、?!、///
赤 そんなこと言わないで…、
りうらは、ないくん一筋なんだからッ、!
桃 うぁ…///、
彼の背中に抱きつきながら必死にそう訴える。
変な勘違いしないで。私は貴方のことが、
忘れられるなくて。辛くて。
赤 もう、一生離れないでッ、?、、ポロ
赤 遅かったのはないくんの方じゃん…、
桃 …
きっと今、私は酷いけどどこか嬉しい顔でぐちゃぐちゃになっていると思う。そう思うと見られたくなくて、より強い力でないくんの背中に引っ付くようにした。
桃 ごめんじゃんか…、笑
桃 もう、りうらのこと離さないから、ね?
赤 ぃ”ぁ”ッ…
桃 もぉ、こっち向いて、?
そう言われたから、嫌々ないくんの瞳を見つめる。桜のように美しく深い桃色の瞳を。
桃 ずっと、忙しくて5年もまたしちゃった。
桃 あの時の言葉を受け入れてくれますか、?
赤 も、…て、、
桃 ぇ、?
赤 もう一度、…//、言って、…///、?
桃 ッ~、///
そんな欲張りを言ったら彼は顔を真っ赤にして俯いてしまった。こんなに待たせてたんだから
この願いも聞いてくれよね。
そうすると、彼は私の目の前で膝まづいて チューリップの花束を指して出してくる。
ベタだけどなんだか、初心で可愛らしい。
桃 、…はぁ、
桃 出逢った頃から大好きでした、…///
桃 結婚してください、…///、!
赤 …もちろん、です、、ポロポロ
私の一回り大きな手とチューリップを握りしめて私の想いを精一杯伝えた。
桃 えへへ、笑、///
彼を見ると嬉しそうに目を細めて笑っている。
あの時と同じように。
バックでは桜の花びらが私達の婚約を祝うように舞っていて、2人で笑い合いながらたくさんの思い出話をした。何時間も何時間も。
『桜が似合う貴方』 ℯ𝓃𝒹
ここまで読んで頂きありがとうございます😭
4000文字…!長い旅でした!結構いい作品が完成して良かったです✨️
少しメモとして読んでください。
桜をメインに書いていた理由や最後のチューリップの花束、また王国の名前にも少し小ネタを挟んでいるのでぜひ調べてみてください!
最後にちょっとしたおまけです。
白くん視点です。
僕は婚約を決めていた女王と婚約破棄した。
結構、顔立ちはしっかりしているけどどこかあどけなく可愛らしい感じで
理由は相手にまた好きな人がいるからという、なんとも自己中心的な理由だ。
僕としてもこんな想い続ける人がいるような重い子とは結婚したくないし、その相手にも迷惑だろう。
青 …初兎様、本当によかったのでしょうか?
青 お母様は下に行かれましたし、、
白 ええんよね、別に僕、他に好きな人おるし
青 そぅ、、ですか、
少し寂しそうな顔をするこの人。
彼女の召使いだろうか。長い付き合いだったのだろう。そりゃさっさと結婚させたいに決まってる。
ちょっと複雑な気持ちになりながら、窓辺を見ると、そこには楽しそうに話す彼らの姿が目に映る。
白 …ええなぁ、好きな人と結婚出来て
青 初兎様の想い人はどこの国の方ですか?
白 …
こいつ地雷踏みやがった。
黄 初兎さんは一般の女性に惚れたんですよ
白 ちょっ、?!
青 …え?
黄 色んな国からの姫様達に求婚されている所
を彼女は助けてくれたんです、
こいつ…余計な事言いやがって、、
そう僕は一般の女性に惚れた。ただ、名前も住んでいる場所も知らない子。父さんや母さんからしたらばかにされるだろうから言ってないけど。
『大丈夫ですか、?!』
白 …、///
青 以外ですね、、笑
青 僕もそんな感じかもしれません、
白 ほーん、笑
青 …、/// チラッ
黄 、?
ここで1つの恋が蕾を咲きかけているのは
また別のお話。
おわり