こんにちは〜!!!ゆらですっ!
デスゲーム連載中ごめんなさい!思いついたんで、書きたくなっちゃって…!今回はですね、司彰、その他彰受け要素ありです。そして、初ノベルですっ!
感動系で、タヒネタありです。
誰が何を言ってるかとかは口調で察してください…、
pixiv意識めの作品です。では、どうぞ!
あの日の春に
ある日、センパイが死んだ。突然の事で頭が追いつかなかった。みんな学校を休んでいるし、オレも正直メンタル的にキツかった。
センパイの死因は__妹を庇ったため。昔から病気だった妹は突っ込んできた車に跳ねられそうになった所をセンパイが庇ったという。
「どうして…ッ」
恥ずかしいながらもセンパイはオレの恋人だった。
そういえば、センパイは最期オレに遺言を残したという。
『大好きだ。そして、すまない。最期に言わせてくれ、🥞は来世を信じるか?オレは信じる、いつか、また、あき、とにあえる、としんじて、むこう、、で…まってる、な。』
と。
「来世…ね、」
オレは正直そういうのは信じねぇけど、
「センパイが…言うなら、」
オレは司センパイの恋人だから。
「ちょっと妹さんに話を聞きに行ってみっか、」
そう思い、足取りを少し早くした時、見慣れた顔のヤツが曲がり角に立っていた。
「冬弥…ッ!?」
「あきと、?」
久しぶりに見た冬弥は痩せていて、くまが出来ていて酷い状況だった。
「おい冬弥、大丈夫なのかよ…!?」
「…」
ただぼーっと虚ろな目で道路を見つめている。なんだか嫌な予感がする。的中するな、と願うばかりだったが、こういう所では何故か当たってしまうらしい。予想通り、トラックが曲がってきた。そして冬弥は覚悟を決めたように走り出そうとして______。
「やめろッ!冬弥ッ!!!」
「離してくれッ!彰人………ッッ!!!」
「いいから、オレの家に行こう。」
そのまま冬弥を連れ出した。冬弥が何か言おうとしていたが、急いでいて気にもとめなかった。その時考えていれば、あんなことにはなっていなかったのかもしれない。冬弥以外にももう1人いることを。こんな状況のヤツが。
「絵名!なんでもいいから作ってくれ!あと布団を用意しろっ!!」
帰ってくるなり、そう大声で叫んだ。オレが家で叫ぶなんて珍しいことだし、絵名も驚いたのか、どたどた階段を降りる音が聞こえた。いつもならうるせぇ、と注意しているところだし、今もしたくてたまらないが、そんなこと言ってる場合ではない。
「はぁ?なん___ッ、冬弥…くん、?」
「そうだ、こいつ…司センパイが死んだからっ、こんな、、状況で…、っ、、それ、で…っ」
「…それ以上はいいわよ。ありがとう。それじゃあ作るから、彰人は冬弥くんの近くにいてあげて。」
「…おう、さんきゅ。」
今、一応冬弥はオレの膝の上で寝ている。少し浅めな規則正しい寝息をたてている。こんなくまが出来るほど寝てないんだったら、相当疲れているんだろうな、と思い、絵名のご飯が出来るのを待っていた。
「そういえば冬弥くんは学校を休んでるんだっけ?」
「おう、そうだな。」
「…2年にもいるな、」
「ふーん、」
「神代類。彰人も知ってるでしょ?有名だからね、色んな意味で。」
「神代センパイね、」
「ぁ……ッ!!!!」
「どうし__ぁ、、ぅ、そ、?」
そう、2人は気づいてしまった。最悪な状況に。狂いそうな人がもう1人いるということに。
「神代センパイも…同じ…、!」
「ッ、やばいじゃん…!!早く行ってきなっ!」
「おう、っ、冬弥を頼む。」
「分かった、気をつけて行ってきて…っ!」
無我夢中で神代センパイの家へと急いだ。もう、なにも失いたくない。頼む、頼むから、
「もうオレからなにも奪わないでくれ…ッ、」
神代センパイの家のチャイムを鳴らす。昼なのにも関わらず、しんとした周りでは、神代センパイの家のチャイムの音だけが嫌という程に響いていた。これでコロッと出てくれれば1番良かったのだが、
「流石にな、」
予想通り出てはくれなかった。もしかしたら開いているかもしれない、という微かな希望を胸に、ドアを引いてみた
「開いた、」
こればかりは不用心な神代センパイに感謝だな、なんて呑気なことを考えながら部屋に入ってみると、
「ッ、、暗…ッ」
辺りは真っ暗だった、それもなにも見えないほどに。
「電気は…、、あった、、よっ、_____ッ!?」
まぁ、一言で言えば、、酷い。床は踏む場を無いほどに荒れていたし、そこら中にゴミやらなにやらが散乱していた。
「…神代センパイ、?」
返事はない。もしかして、、もしかしてもう手遅_________ッ、
「″司″くん、、?」
「ッ!?」
そこには人間とは思えないほど痩せ細り、くまができていて、霊のように立っている神代センパイがいた。きっと、神代センパイよりも少し背が低く、髪色が少し似ていたため、オレを司センパイだと思っているのだろう、
「司くんっ!!生きていたんだねっ!?」
「ッ、」
本当に生きていてくれたら、、良かったのに、
「オレ、は、」
「…?」
「オレは、司センパイじゃありません、東雲彰人です。」
「…、」
「受け入れられないかもしれませんが、司センパイはもう_____」
「し、だね、?」
「は、?」
「君が司くんを殺したんだね、?」
「は、!?ち、違ッ」
どこからか包丁を取り出した神代センパイはなにかぶつぶつと呟きながらこっちに走ってきて______、
あ、オレ死ぬんだなって思った。死ぬのは怖くなかった。でも死にたくはなかった、まだ、まだやりたいことは沢山あるのに。
「や、やめッ、」
オレの小さな願いは神代センパイの耳に届くはずがなくて、
「うぁ゛っ、!」
オレはそのまま刺された。
(オレ、、死ぬのか、?)
その時、中性的な可愛らしい声が耳に入ってきた。
「弟くんっっ!!!」
「あ、、きやま、?」
「瑞希、そいつは司くんを殺したやつだ。近づかない方がいい。」
「何言ってんのっ!?類、これは弟くん。東雲彰人だよっ!!」
暁山がオレのフルネーム呼ぶなんて珍しいな、なんて考えてると、だんだん意識が遠のいてきた。
「え、、?ぁ、、嘘だ、、!ごめ、、な、」
神代センパイが謝ってる、?良かった、ちょっとは正気になったのか、それにしても、暁山達の声が遠い。
「ぇ、な…、」
姉の名前を口にした後、オレの意識は闇に呑み込まれて言った。
『_____っ!』
誰、誰だ?
『____とっ!』
オレの名前を呼んでる、?冬弥?絵名?誰、?
『____き_っ!』
もうちょっと、もうちょっと大きな声で__
『彰人っ!』
「ッ!」
__司センパイ、?
オレが最愛の司センパイの声を聞き間違えるはずがない。しかもあの人、やけに聞き取りやすい声してるしな、でも。その本人は現実にはいない。
「なんだ、オレ、死んだのか、?」
司センパイに会えた喜びと死んでしまったのではないか、という悲しみとが入り交じってぐちゃぐちゃの気持ちの中、司センパイが喋りかけてきた。司センパイは、目の前にいた。
『彰人。』
「ッ、つかさ、せんぱい、」
『…泣きたいなら、こっちへ来い。』
「〜ッ、ぅぁ、ッ、」
『全く、彰人は泣くのが下手くそだな、』
そんなこといいながら撫でてくれる司センパイの手はとても、
とても、
_____冷たかった
…自分にこの人は死んでしまった人だと、分からせるかのように。でも、オレは何故か凄く暖かかった。元々、オレは司センパイに撫でられるのが好きだった。
「…ありがとうございます、ちょっと落ち着きました。」
『おぉ、そうかそうか、』
「…司、センパイ、なんで、なんで行っちゃったんですか…ッ」
『…すまないな、』
「ッ、オレだって、司センパイの事、、大好きなんすよ、、?」
『ははっ、それは嬉しいな。』
「ぅ、司せんぱい…っ」
『おぉ、彰人っ、?引っ込んだ涙がまた出てきてしまうぞ…!?』
「うぁっ、っぅ…ッ、」
『うおぉぉ!?彰人おぉ!?』
「あぅっ、っぅぅあぁっ、」
『…彰人、』
「すみません、」
『おぉ、構わないぞ!』
『類が、、すまないな、』
「いえ、大切な人が亡くなったら、、あぁいう風になるのも、、分からなくは、ないです。」
『おぉ、そうかそうか、』
「…ちなみにここは天国なんですか?」
『うぉ!?違うぞおぉ!!』
「うぇ?そうなんすか?じゃあ、一体ここは、?」
『__夢のセカイだ。』
「セカイ、?」
『あぁ』
「司センパイもセカイを知ってるんすか?」
『む?彰人も知っているのか!?』
「はい、まぁ。」
『それなら話が早いな!』
『オレは彰人にどうしてもしたいことがあって、』
「したい、、こと。」
『それでミクに頼んで寝た時に夢のセカイに来れるようにしてもらったんだっ!』
「なるほど、」
『だが、ここは想いが不安定なんだ、この1度きりで終わりだろう。』
「ッ〜、」
『うおぉぉ!?泣くな泣くなっ!』
「すみません…ッ、」
『…それでな、彰人には来世に行っても前世の記憶を忘れない!という魔法をかけようと思うんだっ!』
「…魔法?」
『うむ!これで彰人が来世に行って、オレとまた出会えて、忘れていないようにするためになっ!』
「ッ、せんぱい、ッ」
『そして、また恋人になろう。』
「ッ、、はい゛」
『あと、類や冬弥には生きていて欲しい、と伝えてくれ。』
「…分かりました。大好きです、司せんぱい、」
『!…オレもだぞ』
「司クン、そろソろ、コのセカイが、くずれル。やりたイこと済ませテ、」
『うむ、分かったぞミク!』
「君がアキトくん?」
「ぁ、はい。」
このミク真っ白なツインテールで、真っ白なワンピースを来て…なにもかも真っ白だな。そして、希望に満ち溢れてるかのような金色の瞳。
「…綺麗だな、」
「へ、、?」
「ぁ、悪ぃ。思ったこと口に出ちまった。」
「ッ、///」
「…ミク、?」
「ッ!ぃ、いや、なんでもなイっ!」
「ここノ魔法は絶対に効くかラ安心してネ、」
「おう、さんきゅ」
「それじゃア、私ハこれデ。」
『うむ!ありがとうな!』
「さんきゅ」
『彰人、魔法をかけたら、目が覚めるぞ。』
「っ、こ、このセカイの事はっ!」
『…ちゃんと覚えてられるぞ。』
「良かった、」
『じゃあ、かけ______』
「司センパイ、」
『む?』
「最後に、抱きしめながら、愛してるって、言って下さい、キス、してくださいっ」
『…あぁ。』
『彰人、愛してる。彰人は可愛いな』
「ッ///…オレ、も愛してます。」
『ちゅ、』
「んッ、」
司センパイの舌が入ってくる。いつもの恒例だ。
「んぁっ、ふ、、っんぅ」
『可愛かったぞ、彰人。』
「ありがとう、司センパイ、」
『…じゃあ、かけるな。』
「はい、」
オレの体に白い粉みたいなのがくっついた。
『これで、彰人は忘れないぞ』
「つかさ、せんぱい、」
あぁ、意識がだんだん遠くなっていく。
…まだ、司センパイ、と、
「大好きです、」
『あぁ、オレもだ。』
やっぱりオレは司センパイの事が大好きだ、
目が覚めると、病院の天井が真っ先に目に入ってきた。
「彰人…ッッ!」
「ぇ、な?」
「弟くんッ!」
「あき、やま」
「彰人…!」
「とや、良かった、」
「…東雲、くん、」
「神代センパイ、!良かった、」
「本当にすまないね、」
「…大切な人が、居なくなった辛さは分かるので、」
「ッ、ありがとう、」
「彰人、」
「えな、」
「明日中には退院出来るって。」
「家では、弟くんのだぁ〜いすきなパンケーキの材料用意して待ってるよっ!」
「暁山、、ありがと、な。」
「だから、早く元気になりなさいよ」
「おう、」
「そう言えば彰人、白石達が今日も明日も用事が入っているから、明後日には元気に会いたい、との事だ。」
「そか、」
司センパイ、オレ、今すっごい幸せ。
「いぇーい!!パンケーキ大会!!」
「おい、うるせぇぞ暁山。」
「えぇ、弟くん辛辣〜!」
「あ゛?」
「ひぇっ、怖っ!」
「ちょっと彰人、お友達には優しくしなさいよ?」
「へーへー、」
「じゃあ絵名、彰人、家の事頼んだわね。私は夕方頃には帰ってくると思うから」
「分かった。いってらっしゃい。」
「行ってきます」
「それじゃあ、お母さんも行った所だし!」
「「パンケーキ大会だ!」」
「揃って言うな!」
「ふふ、ここをこうして、こうすれば…」
「ちょっ、神代センパイ?オレの家に変なことしないでもらっていいっすか?」
「おや、済まないねぇ(笑)」
「絶対反省してねぇよな!?」
「ふふ、それはどうかな?」
「あいつ…」
「そういえば、、冬弥は?」
「おや?さっきまで1階にいたと思うよ?」
「あ、さっき2階に上がってくの見たかも!」
「はぁ?なんでそんときに言わねぇんだよっ!?」
「あははっ、ごめんごめーん」
「おい冬______何やってんだよお前っ!?」
「?…彰人の家を探索していた。」
「だからといって普通絵名の部屋に入るか!?」
「は、はぁ!?!?」
「ちょっっ、冬弥く______」
「このような本を見つけた、これは…オレと彰人のカップリング…」
「ぁ、、そ、、それ、」
実は絵名は冬彰を推している腐女子なのだ☆
「…お前、腐女子だったのかよ?しかも、、オレが受けって、」
「あ、彰人は受けよ!ねー瑞希?」
「え?うん!もちろんっ!だってツンデレだし__。。。」
「__だもんっ!」
※内容はご想像にお任せします
「ッ〜////」
「んんんん、尊。」
「えへへへへっっ、」
「彰人…。」
「東雲くん、、意外にイケるかもしれないねぇ!?」
「ぅあ、、怖ぁっ、」
「涙目なのも最高だよ…!」
「ッ///」
「…ま、あとで彰人の件は話すとしてっ!」
「「パンケーキ大会だ!」」
「さっきもそれ言ってたよな?」
「あれ、おっかしぃなぁっ!」
「あ゛?」
「あははっ」
「あーーー!!!いっっぱい食べたぁぁぁっ!」
「だな、、まぁ、美味かったし。」
「俺も甘いものはあまり食べないが、今日のパンケーキは美味しかった。」
「ふふ、喜んでくれて何よりだよ!」
「まぁ、良かったんじゃないの?」
「あ!ねぇねぇ弟くん!」
「んぁ?」
「今日お泊まりしない!!??」
「ふふ、お泊まりねぇ…」
「は?」
「私の家で!?夕方くらいにお母さん帰ってくるだけど!?」
「父さんに聞いてみなくてはな、」
「おい、冬弥、なんでもう泊まる前提になってるんだ______」
「あ、お母さんOKだって。」
「おや、、お母さんは優しいねぇ」
「おと〜とくん〜?」
「……わぁった。」
「やったぁぁぁっ!!」
「…俺もOKだそうだ、!」
「…お前の親父も変わったな」
「…?そうか、?」
「ふふふふふ、あれやこれ、、ふふ、ふふふっ」
「る、類?何をしようとしてるの?」
「あ、SNSに投稿しないと〜!」
「お前ら1回落ち着け…!?」
「あのさ、お前ら、話があんだけど。」
「んんんー?」
「どうしたんだ?」
「なんだい?」
「どしたの?」
「オレ…さ、夢で司センパイと会ったんだ。」
「ッ!」
「それで…司センパイがさ、______」
「って言ってたんだ。」
「…そうか、司くんがそんなことを、」
「…」
「…もし、もし僕が司くんの事を覚えていられなかったら、君達が思い出させてくれないかい?」
「俺も…頼みたい。司先輩は俺の大切な人だ。」
「ボクもかな〜!なんだかんだ言って司先輩、楽しい人だしね〜♪」
「私も…覚えていたい。あの人、謎に声だけはでかいんだから。でも、彰人を選んでくれたことには感謝しないとだしね。」
「…ありがとな、」
「…ふは、みんな笑顔になったな」
「彰人、!」
「弟くん、」
「…彰人」
「東雲くん、」
「「「「ありがとう/ね」」」」
「…!!…おうっ!」
黄金のように煌めく大きな向日葵が5人を見つめていた______。
もしこんなことがあったら。
「絵名〜、今日学校に転校生来るんだったよな」
「みたいね、1年生の方に来るんでしょ?」
「おう、類がなんかすっごいわくわくしてたぞ(笑)」
「ふーん、奇遇。冬弥くんもよ。」
「ふは、そか、ま、そろそろ行くか」
「ん」
もし学校に転校生がやってきて
「今日は転校生が来ている。紹介するぞ。入ってくれ。」
「はいっ!!!!!」
「ッ!?」
知ってるような声がして
「おはようございます!!!!地方からやってきました!!!!オレの名前は______」
オレは知ってる。
この続きを知ってる。
_____天馬司。
教室に2人の声がこだました。
「じゃあ、天馬は東雲の隣でいいな!」
「はい!!!」
「よろしくな!!!」
「ん、よろしく。」
_____司センパイ、
_____彰人。
「ッぁ、」
お互いに知っていて。
大好きで大切でずっと会いたかった人が、オレに微笑む。
『ただいま。彰人。』
あの日の春にオレは恋をした。
_____________________
はい!!!以上ですっ!!
結構いい感じなのでは!?!?
一応説明しますね!
来世の方では、彰人と類が1年生。絵名と冬弥くんが2年生となってます。そして、ある日1年生の方に転校生がやってきます。そして、その人物こそが、司くんということですっ!
初ノベルにしては頑張った!
これからもゆらをお願いしま〜す!!
デスゲームの方も頑張るから見てね!
では、おつゆら〜!!!!
コメント
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めっちゃいいやん……😭 素直に泣いたわ😭😭😭😭😭😭 そしてめっっっっさ好こ……