こんにちは。ふれみぃです。
なんかぶぁっと思いついたので、ぶぁっと書いていきます。
🇮🇹×🇫🇷ですね。
監禁表現、死ネタ注意です。
それでは。
まだまだ寒さが残る3月の春風の中。
🇫🇷 「初めまして!フランスです!」
🇮🇹 「は、じめまして、なんね/////」
ioは一目惚れしてしまった。
明るい太陽みたいな笑顔と、澄んだ宝石みたいな瞳をした、フランスと言う男の子に。
…………..
🇫🇷 「好きな食べ物ある?」
🇮🇹 「ピッツァと、パスタ…。き、君は?」
🇫🇷 「ふふっ、僕もピッツァとパスタ大好
き!!あとバゲットも!」
🇮🇹 「それは良かったんね!!///」
フランスの好きな物を知るだけで、すっごく嬉しかったんだ。
io達は家が近くて、言えば、幼馴染み?みたいな感じ。
だから、いっつも二人きりで遊んでた。
二人きり….そう、ふたりっきり……
嫌なことも、嬉しいことも、楽しいことだって二人で経験した。
なのに、なのにさ、フランスは他の国とも仲良くし始めたんだよ。
………………………
🇬🇧 「それでですね、うちのアメリカが…」
🇫🇷 「あははっ!それは面白いね!!」
……………………..
🇫🇷 「bonjour!にほーん!!」
ガバッ!!!
🇯🇵 「うわっ!、とと、ふふ、こんにち
は。フランスさん。」
…………………….
🇩🇪 「ん。それやるよ。」
🇫🇷 「わ!可愛いチョーカーだね!!」
🇫🇷 「ありがとう!!大事にするよ!!」
🇩🇪 「おう……/////」
…………………….
許せない。
フランスはioのモノなのに。
🇮🇹 「ねぇ、フランス?なんでio以外の奴
らと話してるのさ?」
🇫🇷 「別に良いでしょ。イタリアには関係
ないよ」
🇮🇹 「ッッ!!!」
酷いよ、フランス。
ちゃんとご主人様の言うことは聞かないとね?♡♡
今思えば、この重くてドス黒い感情は出会った時からだったのかもしれない。
………………………………………………….
🇫🇷 「あー、楽しかった!!」
🇫🇷 「韓国の所の料理美味しかったなぁ」
🇫🇷 「また行きた….ッ!!!」
ドサッ!!
🇮🇹 「……..。」
やった。これで本当にフランスはioの モノ……♡♡
🇮🇹 「ね、フランス、これからもずうっと
一緒だね♡♡♡♡」
自らが眠らせたフランスに向かって、ioはそう言い放った。
………………………………………………….
冷たい風が吹き荒れる真冬の牢獄。
io達が出会ったあの季節には、まだまだほど遠い。
🇮🇹 「ねぇ?フランス?なんで逃げようとしてたの?指だけじゃ足りなかった?」
🇫🇷 「ふッ、あ、ぐぅ….ぃッ」
ドゴッッッ!!!!
🇫🇷 「あ″ぇ″ッ、お″、げほッげほッ!!」
🇫🇷 「ごめ″なさ″、ゆ″るし″て″ッ」
🇮🇹 「はぁ…..これで何回目?」
🇫🇷 「も″しな″ぃ、も″、し″ないから″ッ! 」
🇮🇹 「その言葉も何回も聞いたよ?」
嘘つき。
もう逃げないって。
もうしないって。
何度も何度も聞いた。
🇮🇹 「今度したら、両手、切るから。」
🇫🇷 「ひッ!はぃ″わ″かり″ましたッ!!!」
そのまま、ioは牢を出た。
もちろん鍵は入念に掛けてきたよ。
まあ、外に出た所で、ioが皆に悪い噂を広めてるから、居場所は無いんだけどね♡♡♡
ああ、明日が楽しみ♡♡
………………………………………………….
体が凍り付くように寒い牢獄の中。
僕は意識が朦朧としていた。
毎日毎日暴力、暴力……..。
逃げだそうと、抜け出そうと何度も試みた。
でも、イタリアはすぐに見つけて、また殴ってくる。蹴ってくる。
指を切り落とされたりもした。
痛くて、痛くて仕方がなかった。
その癖、愛してるだとか、大好きだとか言いながらキスしてきたりもする。
🇫🇷 「あ″ッ、は、ふぅぅッ、う″…..」
助けて。
何でも良いからこの地獄から抜け出させてくれよ。
ふと、僕を拘束していたロープが目に入った。
あれなら…….
怖いけど、でも、今生きるよりは幸せだろう。
🇫🇷 「ふッ、ふッ、」
手の指が無いため、口でロープを咥える。
椅子を台にして、唯一ある窓の格子にロープを引っ掛けて輪をつくる。
そのまま、ロープを首に掛けた。
🇫🇷 「はーーッ、はーーーッ、…..」
怖い、怖いよ。
死にたくない。
イタリアだって、愛してた、愛してたのに。
🇫🇷 「ふッ、ぅぐぅ、…..ポロポロ(泣)」
もうつかれた。
僕は最後の力を振り絞って椅子を蹴り飛ばした。
その瞬間、ゾッとする浮遊感と、首への激痛が走った。
🇫🇷 「~~~~~~ッッッ!!!!」
痛い、痛いよぉ….
苦しい。声すら出せない。必死で息を吸っているはずなのに、肺にまで辿り着かない。
🇫🇷 「ッッ″ッ″ッ″ッ″、!!!!」
その時、突如としてふわふわとした不思議な感覚に包まれた。
視界もキラキラとしてきた。
脳が麻痺しているのかもしれない。
だが……..
🇫🇷 (きもちいい……)
どんどん頭が働かなくなってきて、死という物を身近に感じた。
自然と涙が溢れ出してくる。
ああ、神様、せめて、せめて来世は、幸せに生きることができますように。
必死に生きようともがいていた体が、だらん、と重力に従った。
………………………………………………….
次の日
🇮🇹 「ふんふふーん♪」
さて、フランスは大人しくなっているかな。
あれだけやれば、流石に脱走なんて馬鹿な真似はしないはずだ。
ガチャガチャガチャン!!
🇮🇹 「フランスー?起きてる….んね…、」
部屋に入った瞬間、格子に吊された大好きな国が目に入った。
🇮🇹 「!?!?!!?ッえ″?」
う、嘘だ……嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!
🇮🇹 「ふッ、フランスッ!!フランスッッ!!!」
ioは持っているナイフでフランスの首を吊っているロープを切った。
ドサリ、とフランスが落ちてくる。
その体は異様なほど冷たかった。
🇮🇹 「ぅ″いやッッ、フランスッ、うあああ″あ″あ″あ″あ″ッッッッ!!!!」
固く目を閉じたフランスに縋って泣いた。
目覚めることは無いのに。
漠然とした後悔がioを襲った。
🇮🇹 「ごめんなさい、フランス、本当にごめんなさいッ、」
償わなければ。フランスが背負った苦しみを自分も味わなければ。
ナイフを握り締め、そのまま自らの心臓に何度も刺した。
🇮🇹 「カヒュッ、ぅ″、ごめ″、んな″さいッ、」
痛みなど感じなかった。
冷たいままのフランスを抱きしめ、その乾いた唇にキスをした。
来世は……来世こそは、フランスを幸せにできますように。
果てしない悲しみと後悔を抱き、視界が暗くなっていくなかで、イタリアは悲痛にそう願った。
暗く、冷たい牢獄の中で、二人は未だに抱き合ったまま。
END.
コメント
2件
うおおおおお......お?(語彙力は家出しました)