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🔺BL 短編集

第7話 - ☯×🎻🛵 襲

166

2024年02月05日

#にじさんじBL

#VΔLZBL

あ❗❗❗❗❗❗@駄文

「やめて！！、はなして、っ！！！」

…

「っは、はぁ、っひゅっうふ、ぁ、」

逃げて逃げて、また逃げて。

何回繰り返したのだろうか、でもこの人のいない場では誰も助けてくれない。

せめて札があれば、なんて思ったが生憎全て切らしてしまった、無念。

というかまぁ、なにから逃げてるのかと言うと

「とうじろうくぅ〜ん、俺達とあそぼぉよ？」

キッショい輩。

なんで僕の名前を知ってるのか、とか、男色なのか、とか、色々聞きたいことがあるけれど捕まったら死だと思って何も聞けていない。

「っ゙ぅ、」

やば、しくった。

「はいつ〜かま〜えた♡ったく、手間掛けさせやがって…ほら、こっち来いよ」

「っ誰が、！」

「うぉ！、は〜…そ、無理矢理ヤられんのが好きなんだ？」

「は、？」

「じゃ〜お望み通りにしてやるよ〜♡」

「やめ、やめて、ゃ…」

「はは、手ブルブルじゃん」

「っひゅ、ふ、」

「あ〜あ〜かわいそ〜♡」

男が僕の服を脱がせてくるけど恐怖で力が入らなくて抵抗できない、こわい。

「っい゛」

「ん〜…キツ〜〜」

「ぁ゛ぃた゛゛、やめて゛、！！」

指を突っ込んでナカを掻き回される、しかも乱暴に。男でも気持ちよくなれることは知っているがこんなのはただ痛いだけだ。

「ゃ、やだ、たすけ、ぃ゛」

「はは、もっと可愛い声出せよ」

「おい」

突然聞き慣れた声が聞こえてきて力が抜ける、なんで、なんでここに、

「離せ」

「っな、お前が、！」

「聞こえなかったか？離せ。」

「けぃ、く、」

「…チッ、なんなんだよったく、」

ドタドタと五月蠅い足音を鳴らして男達が何処かへ走り去る、嗚呼、この人が僕の

「おうじさま、？」

…　SideChange　…

「ふぅ…」

意識を失って倒れる藤士郎を支える。嗚呼、こんなにぐちゃぐちゃにされちまって…、

「可哀想な藤士郎」

「ッオイ！」

…嗚呼そう言えば、

存在を忘れていたがコイツらがいるんだったな。

「ンで邪魔したんだ！元々お前が指示したんだろ！」

「あァ、確かにしたなぁ」

藤士郎との吊り橋効果の為に。

でもそうだな、これは予想外だ、俺が真逆こんなに藤士郎を好いているなんて思わなかった。

“おうじさま”

だなんて言ったから多分藤士郎との吊り橋効果は成功、なのだろう。そこに関しては感謝してるけど

「誰が藤士郎に触れって言った？」

「なっ、そ、それはソイツが抵抗するから、！」

「抵抗？…そうか、指示されてない事はするな」

「ゎ、悪かったよ…」

悪かったで済むと思っている愚かな頭が可哀想、よくそれで生きてこれたなお前。

「どう償って貰おうか」

「償うって…は、はは、悪かったって…な、？指一本でも失ったら俺生きてけねぇよ、」

誰が指一本と言ったのだろう、妄想癖があるのかこの男は。というかそもそも

「指一本無くなったところで変わらんだろ」

「…は、？」

「首落としたら一緒。」

、嗚呼

「汚い朱。」

藤士郎の目が覚める前に落とさないとな。

…　SideChange　…

「…ん、」

目を覚ますと心配そうに僕を覗き込む夜色、ぁ、

「おはよ、けいくん。」

「…おはよ、藤士郎。体調どう、？」

「うん、おかげさまで大丈夫そう。」

「よかったぁ…」

心配ありがとう、なんて笑ってつぶやく。

体は本当に何も無い、けど正直、まだあの人達におしりを触られた気持ち悪さが残っている。でもそれは景君に言うべき事ではないし、きっと心の問題だし、

「…とうじろ、なんかあんなら言って、？」

「っぇ、」

「どんだけ一緒にいたと思ってんだよ、全部お見通し。ほら、言ってみんさい？」

「…」

どうしよう、隠したほうがいいのかな、

でも折角こんなに心配してくれてるんだ、それを無下にするわけにはいかない、し

「景君になら、」

「？」

「…その、男の人達に触られた違和感、？というか、不快感、というか、そういうのがずっとあって…、」

「あー…なるほどなぁ」

ふむ、と考え込んだような仕草を見せる景君。やっぱり困らせちゃったかな、なんて思えば何かピンと来た様でばっと此方を見て顔を近づけて目を合わせて話される。

「上書きすればいいんじゃね？！」

「…は、？」

「その…不快感、？って多分ずっと消えないからじゃあそれを上から掻き消すの！」

「……残念ながらお相手がいない」

「？俺！」

「俺？！」

突拍子もないことを言った上、自分を安く売る様な事を言う景君を今すぐにでもしばきたくなるが病み上がりだし勘弁してやろう、よかったな僕が寝込んでて。

「俺だったら別に何も気にせんやろ」

「うーん…気に…気に……」

する、な。

あのとき助けてくれたのは景君だし、感謝してるし、僕は景君に好意を寄せている。

元々好きだったけど、あの件があってやっぱり僕には彼しかいないのだと勝手に確信した。

「…その、景君は男同士に抵抗は無いの？」

「？別に無いけど」

「じゃなくて、！…、そのぅ…行為…と言いますか……」

「んぁ〜…」

口をもご、とさせる景君。

やっぱり。なんて考えていると何か決心を決めた様で

「おれ、藤士郎抱ける！」

「はっ、？！ちょ、ばか！！」

おっきい声で言うんじゃない！！

なんて叫ぶが此方も病み上がり、すぐに噎せてしまって恥ずかしさ故に顔が紅くなっている気がする。

「、」

なに、なんだ、？

今すごく背筋が凍る感覚がしたんだけど。

「…兎に角、俺は藤士郎が嫌じゃないならそういう事も出来るよ」

緩く柔く説得するように手を握られ見つめられる。…まぁ、嫌じゃない、なら

「ものは試しって言うし…」

…　SideChange　…

「〜〜〜〜っっ゛♡♡♡」

「あれ、またイった？♡」

背を反らし、俺の首に掛けた手に力を入れ脱力する藤士郎はもう、俺に堕ちきっていた。

「ほら藤士郎、ちゅ〜は？」

「ん、ぅ゛♡♡ちゅ、ちゅう、♡♡♡」

目に涙を浮かべ必死に俺に縋っている姿は幼子の様で、淫乱の様で、それでいて天女の様な奇麗さを纏っている。

「ん♡♡、ぅ、んふ、♡♡っ、゛♡♡っふ、♡」

キスをして、俺に追いつける様に舌を絡めて、もっと虐められて。

息ができなくなる度叩かれる胸板は何度も叩かれ紅くなって、俺と藤士郎が長く永く口を付けた証とでも言えよう、そう思うと胸が高まった気がした。

「、すき？」

刷り込め、刷り込むんだ、藤士郎は誰が好きなのか、誰を愛しているのかを。

…まぁ、もうその必要は無いか

「すきっ、！♡すき、だいすき、♡♡ん、♡景君、あいしてる、♡♡♡」

嗚呼、

俺の可愛い藤士郎。

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