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第2話『また君と会えるまでの時間』
部活を引退してからしばらく経った
時の流れ早くてもう受験シーズン。
佐倉と俺との時間は消え去った、
佐倉はもう俺と一緒に学校に行けないらしく
朝から塾があるそう。佐倉は一緒に住もうと言ってくれたが、まだ安心はしきれない。中学生のただの戯言かもしれない、ただの気まぐれかもしれない、それに脅えながら俺は佐倉を待っている。1人寂しく
月見「最近佐倉忙しいみたいだし…俺暇だな…。」
そう不貞腐れたように言う
すると突然スマホが鳴った。俺がスマホを覗き込むとそれは佐倉からの連絡だった、俺の頭の中は佐倉だらけだったからとても驚いた。
受験シーズンに入ってからめっきり減った佐倉からの連絡、とても嬉しくて俺は直ぐに返信をしようと思い慌ただしくパスワードを解除する。
メール内
佐倉「望月、ちょっといいかな?」
月見「どうかした?」
佐倉「俺、全く望月と喋れなくて少し罪悪感感じてて少し謝ろうかと思って」
月見「そんな…いいのに。ただ頑張ってるだけじゃん」
佐倉「俺さ、いい高校入って、いい企業入って、月見のこと養おうと思ってて、だから勉強が忙しくて」
月見「え?」
佐倉「重いかな?」
月見「いや、嬉しい…けど、 」
佐倉「え、一緒に住もうって言ったのもしかして忘れてた?」
月見「ううん!そんなこと一切ないけど、そんなに俺の事思ってくれてるんだと思ってびっくりして… 」
佐倉「まじか、突然言って驚かしたね」
月見「ううん、大丈夫、ありがとう」
俺は佐倉へ送信し終えると、驚きのあまり力が抜けてスマホを落とした。直ぐに正気を取り戻しスマホを拾い上げて、さっきの会話の内容を振り返るとやはり、俺の事を養うと書いてある。俺が養ってやりたいくらいなのに、ただの友達だと思ってるのに養いたいなんて思うか?普通、少し変わったやつだ。いや、結構変わったやつ だ。
俺はこれから普通の高校に入り、親のレストランで見習として自分の欲しい物の為にバイトしようと思っていたが、佐倉は今から俺の事を考えていてくれて更に好きになった。嬉しいという気持ちもあったが、俺のせいで無理をさせてしまうかもしれないという気持ちが勝った、だからできるだけ負担はかけずに、佐倉のことを少し避けて、佐倉の頭の中から俺を消そうと単純なことを考えた。
学校
佐倉「あっ、望月!」
月見「!……」
俺は目が会った瞬間に避けた。
これはお前のためだと思って行動した
それを何度も繰り返すうちに佐倉は俺に声をかけなくなった。
月見「はぁ、良かった…これで佐倉の頭の中から俺が消えた…」
俺はみんなが帰り静かで夕日が当たる階段でホっと息をついて少し大きい声でそう言った
佐倉「…なんだよそれ」
月見「…佐倉…?」
ここまで閲覧して頂き
誠にありがとうございます!
第1話では終わりの言葉もなしに
急に終わってしまいとても申し訳なく思いました、ですのでそこを改善して前後に少し話しておこうと思います!以後お見知りおきを!
ではまた第3話で!!