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[ここでお出ましファンファーレ!]
ktmが謎の化け物と戦う話
(ktm+kyng)
【注意】
・既存の方のお名前をお借りしておりますが、御本人様とは一切関係ありません。
・全ての配信・ボイスを追えているわけでは無い+最近界隈入りした新参者です。それ故に少々キャラの口調や言動が合わない際があると思います
・捏造を含んでおります
・恥ずかしくなったら消します
一件の真理の祓術を任せられたのが始まりだった
今回は道具ではなく森に根付いている呪いのようだ。だが、俺でも倒せる程の強さらしい
____「って、聞いたはずなんだけどさ」
目の前には幾ら御札を貼っても呪文を唱えても弱まるどころか逆に興奮している真理……いや、得体の知れない化け物。
北見遊征は酷く焦っていた。
7月某日
そ の日、北見は例の森へ出向かっていた
人々の生活音がめっきり聞こえなくなってしまったからか、遠くから聞こえる蝉の鳴き声と自分の足音、ちょっとした泉の水が滴り落ちる音しか聞こえない。柔らかな空間だった
「すげぇな〜…こーゆーとこで昼寝したらメッチャ良さそう」
独り言をブツブツ呟きながら、一歩、また一歩と森の奥に足を進めた。
ザッ
ザッ
_______静寂。
何かが、おかしい。
戻ろうとした時には、遅かった。
約一拍子後、いつの間にか北見の身体は吹き飛ばされ、地面に伏した。
「イッ……テ”ェッ」
目だけを向け、対象は何処にいるのか確認しようとすれば、目の前に気配。
ジャンプと同時に立ち上がり、次に来た斬撃の攻撃を避ける。スレスレだったのか、顔に一本の赤い線が出来た。
「真理じゃねーみたい……ッだな”ッ!!」
真理の背後に回り込み握り拳を食らわせてやれば、相手は一瞬怯んだ。
怯んだ間に何度も物理攻撃を続ければ、隙ができる
「ッ……ここ、だァ!!」
チャンスは今、一度だけ。失敗は出来ない
真理専用の御札を思いっきり、対象に張り込んだ。
なにも、起きない。
え、なんで。じゃあ、どうやって倒せばいいんだ。物理、とかか?ぶつ_______
真理じゃ、ない?
思いがけない出来事にひたすら思考を回していたら、相手の斬撃の攻撃が腹部に当たってしまった。正しい思考が出来ていなかった、と思う。
吹き飛ばされ、受け身も取れず巨木に抵抗なくぶつかる。
「がッ……げほっ、げほっ」
ぼんやりぼやけていく視界の中、自分の腹から地面が赤い絨毯になる程の血が溢れているのに気がついた。深いところまで斬れてしまったようだ。しかも、思いっきり吹き飛ばされたからか骨が何本か逝ってしまった気がする。
脳内は、ずっとあの化け物の正体を探っていた
真理じゃないのなら、武器…己の体で倒さなければならない、早く、たおさないと
だが、身体が言うことを聞くことは無かった
「ッ北見……?!」
ヒーロー任務として行った森林の中を進めば、人影が見えて。近くに寄れば
それは、ロウさん大好きです!と犬の様に尻尾を振って着いてくる可愛い後輩……の、瀕死の姿
「生きては…いるか。クソッ」
脈こそあるものの、出血量が多くいつ危ない状況になるか分からない。ヒューヒューと不規則な呼吸音がそれを物語っている。
「よくもやってくれたなぁ?……妖魔」
妖魔は、ケタケタと笑っているような気がした。
「ぁ……ろ、さ……」
「!北見、」
「に……げ…」
「……」
グッと歯を噛み締める。だが、北見の意識がまだあるかもしれない。安心させるように、いつも通り…口角を上げ、ニヤリと笑った
「ハッ、舐められたもんだな。…数百年生き延びてきた力を、見せてやるよ。お前みたいなガキンチョとは違うんでね」
妖魔の斬撃を次々避ける。妖魔は、何処か焦っている表情だ。
「……俺の後輩に手ェ出したこと、後悔しろ
______________抜刀」
「……ぁ、」
随分、長い間寝ていた気がする。
見覚えのある白い天井、いつもお世話になっている病院のものだった。
俺、よく生きてんな。なんて、他人事のように考える
ふと、手先に暖かみを感じる。
目線を向けてみれば、そこには疲れ気味に目を伏せている魁。
大丈夫か?とか、そういえば何か声が出ずらいとか思っていれば、ガシャン、と病室の玄関方面から音が聞こえる。
「え””ッ!!!!きききっきたきたみん起きてる!!!!」
「ぇえ…え、え!え?!ほんまやん、大丈夫なん?!」
「お”…ぉちっけよ”」
「ギャー喋った〜〜〜〜〜〜!!!!」
んなトトロみたいな反応されても困るんだけど!
どうやら物音の正体は水を持ってきたネスが起きた俺を見て驚いて水を落とした音らしい。ネスの大声で起きたのか魁も驚いた様にこちらを見つめる。ナースコール!だとか叫ぶネスに、とにかく病態を聞いてくる魁を見ていたら何だか笑えてきてしまって。
くつくつ笑っていたら頭叩かれた。一応病人なんだけど?!
一週間丸ごと寝ていたらしく、最初の方は集中治療室に運ばれたくらい重症だったらしい。ならあの反応も分からんでもない
どうやら、あの真理もどきの怪物は妖魔と言うらしく、ロウさん達西のヒーロー達が住んでいる地域のご当地化け物みたいな存在らしい。
偶然同じ森林に任務を割り当てられたロウさんに助けて貰ったらしく、涙目の同期二人をあやしながら、今度菓子折り持って行かないとなあ。とか思った
「なんやなんや、いつの間に後輩タラシになっとるん!!」
「俺の後輩に手ぇ出した事、後悔させてやる……(激似ボイス)でしょ?ロウかっこい〜」
「罪な男ですね小柳くん♡」
「黙れよお前ら、あと似てねえよ」
あとがき
ktmを他の化け物と戦わせたら、相性やら慣れやらが皆無で意外と苦戦しそうだな、って思ったのと、怪我するktmと、抜刀が書きたかっただけです。あしからず