テラーノベル
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蘭視点
薫「なんで死にたいなんて言ったんですか?」
そんなの、死にたかったからに決まってる。
蘭「ぇ、と、ずっと嫌われてて、さっ寂しかったから…?」
薫「また泣いてる。……寂しいなら、私の側にいればいいじゃないですか。
私は、嫌わないですから。」
いつも通りの無表情でそんな暖かいセリフを吐いてくる。…こんなの、好きにならないわけがない。
蘭「嫌いじゃないなら、なんで最近話しかけにこなくなったんですかっ?」
泣きながら聞く。
薫「これ以上近づいたら自分が壊れそうで。先生が可愛すぎて、話しかけたら気持ちが溢れちゃって先生に迷惑かけそうだったので。」
え、私のこと、嫌いじゃなかったのか。て言うか可愛い?私が?嘘だろ?
薫「ね、先生。可愛いね。」
え?
蘭「っ……かわっいい?どこが?」
どうしても動揺と驚きを隠せない。
薫「全部です。好かれようと頑張って笑顔を作るとこも、私に嫌われてるって思っちゃうとこも、全部大好きですよ。」
意味がわからない。私は嫌われていたはず。なのに私の全部が好き?やっぱり、この人はわからない。それでも、自分はこの人が好きなんだ。
また泣いてしまった。瀬戸さんが困ったような顔をしている。いつも無表情なくせにこう言う時だけ表情を出してくる。ずるいよ。もっと好きになってしまう。だめなのに。止められない。
蘭「ぅ……ぁ……っ……」やっぱり自分は情けない。
薫「なんで泣いてるの?葉月先生?」
瀬戸さんがまた頬に触れてくる。もうキスしそうな距離だ。はずかしい。もうこの気持ちは、抑えられないのかもしれない。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第2話、読み終えました…… 「嫌いだから距離を置いた」じゃなくて「好きすぎて壊れそうだから逃げてた」って、もう完全に薫さんの執着が美しい。無表情であんなあたたかい台詞を吐くギャップ、ずるすぎるよ……。蘭先生が泣きながら「嫌いじゃないならなんで?」って詰めるところ、胸がぎゅっとなった。 最後の距離感、キスしそうな近さで止めるの、めちゃくちゃ焦れったくてドキドキする。 続き、本当に気になります……!