🥄WARNING🍴
1 薔薇 🥀
2 hrak ~ 🍰💥
3 伽羅 口調 等 不完全 🎭
4 兎に角 未熟 下手 🩹
5 中々 えっ💘
⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·
最近半分野郎が変だ。
やけに俺んとこばっか纏わり付いて来る。
しかも大体距離感バグってんだわ。
何なんだよ。
「仲良しごっこしに来た訳じゃない」 だっけか。
…どの口が言ってんだよ!!
今日も着いて来る。
「爆豪」
「便所だわ来んな」
「爆豪」
「職員室だわ死ね」
「爆豪」
「うっせーな!…昼飯」
「一緒に食って良いか」
「死ね」
…
そんな会話を続ける事一週間。
さみぃ。まじでさみぃ。こんな時に限ってマフラーを忘れた。
ひゅぅ と風が俺の事を嘲笑う様に足を通り抜けて行く。
そこで後ろから嫌でも聞き慣れた声が聞こえる。
「爆豪」
次は何なんだ。
風は吹くわ 声掛けられるわで俺の殺意はもう既に頂上に達している。
どうせ話掛けるなら、お前の左の個性寄越せやクソ!!
当然眉間には皺が寄る。
そのまま振り返っては紅白頭の目を睨んでやった。
「死ね」
第一声がこれなんて自分でも少し驚いている。
するとソイツはいつもの真顔で
「マフラー忘れたのか」
と無慈悲に一言。
そりゃお前には個性があるもんな!!
半冷半熱(エアコン)だろうが!!
「は?笑いに来たんかよ」
声を荒らげてそう返す内にも びゅんびゅん と風は俺の顔を叩いてくる。
そのクソ風に一方的な殺意を込めて大きな舌打ちを一つ。
ぴた。
その時何か暖かいものが頬に触れた。
あー “ 、暖けぇ…。
極寒だった為 暖かいもの が何か考える暇も無く、
ただそっちに身を寄せる事しか 出来なかった。
そういえば 半分やr……。
半分野郎こと轟の左手が俺の方に伸びていた。
まさか と思い頬に触れていた 暖かいもの を掴んでみる。
するとその まさか だ。
そう、これはソイツの手。
理解するのにそれほど時間は掛からず、その代わりに みるみる体が熱くなって来る。
さっきまで寒かったのに。
どくんどくん…
…あれ、なんで。
心臓の音が俺の中で鳴り響く。何故だかは分かりたくなかった。
気付きたくなかった。
「暖めてやろうかと思って」
ソイツの声を聞いて はっと我に帰る。
「顔赤いな。わりぃ、暖め過ぎたか?」
そんな事を抜かすコイツに俺は…
特別な感情を──
「死ね!!!」
照れ隠し7割といったところだろうか。
随分と赤くなってしまった顔でそう訴える俺。
真ん丸な目で俺を見つめるお前。
そんな二人で帰るか。この風の中。
「…っくしゅん!」
そんな俺のくしゃみが聞こえたソイツは驚いたとでも言いたげな顔だ。
しゃーねぇだろ。さみーんだから。
そんな風に返す前に そっちの口が動く。
「意外とくしゃみ可愛いんだな」
…は?
一気に俺の殺気は上がって行く。
可愛い等と言われるのは親以来初めてだ。
「可愛くねーわ殺すぞ」
可愛いと言われて、これくらいで済ませてやるなんてましな方だ。
感謝して欲しいくらいでもあるんだが。
すると隣から 「わりぃ」 の一言が耳に入る。
本当に思ってんのか…?
「…暖めた方が良いか」
次は此方を気遣う一言が耳に入る。
コイツに頼るのは死ぬ程嫌だが寒いのでは仕方無い。
だから 鼻を啜りながらも頷いた。
ぴた
また 暖かいもの が頬に触れる。
正確には轟の手だが…。
本当に寒いから俺の方からもくっついてやる。
その瞬間、隣のヤツは頬を季節外れのピンク色に染めて目を逸らしてしまった。
…んだそれ。
しばらく轟との距離が近いまま寮まで歩いた。
自身の頬もピンク色になっている事に気付かずに。
全部冬が寒いせいにしてしまおう。
轟にくっついている事、お互い頬をほんのりと染めている事。
…全部そのせいにしてしまおう。
※付き合ってない
コメント
1件
もう大好き