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MerryChristmas.🎄
mmab
長くなると思います。
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mgr side
俺は自分の準備をするためロッカーに戻った。
すると、後ろから誰かにトントンと肩を叩かれた。え、誰?
ばっと振り返ってみるとそこには完璧に準備を済ませた…けど少し驚いている阿部ちゃんがいた。
いきなり俺がばっと振り返ったからびっくりしたみたい。ごめん、阿部ちゃん。
『….. いきなりごめん。
めめ、この後飯行かないんだよね?』
あぁ、うん。と俺が答えるとじゃあ帰る方向一緒だし、一緒に帰らない?と首をコテンとさせて聞いてくる。
え、なに?落とそうとしてる?という心の声は隠しておいて、いいよ。と答えるとやった!とにこにこ笑う阿部ちゃん。うわ、かわいい 。
すぐ、準備するから待っててというとうん。と言って近くの壁に少しもたれかかりスマホを取り出していじる。
その姿を見て思わず顔がニヤける。
….阿部ちゃんって可愛いよな。
男の人なのになぜか女の人らしさがある。
顔が女の人っぽいから?
行動があざといから?
正直に言うとあざとい人は苦手だ。
なんか、ぐいぐい来られるのはうってなる。
でも、阿部ちゃんのあざといは可愛いと感じる。なんでだろう。
準備を済ませて阿部ちゃんに声をかける。
「おまたせ。」
『お、行ける?』
上目遣いで聞いてくる阿部ちゃん。
やっぱりあざとい。でも、いやじゃない。
うん。と答えるとじゃ、行こっ。とスマホをしまう。
….何見てたんだろう?
という俺の質問は一旦消して。
「「お疲れ様〜。」」
と楽屋を阿部ちゃんと出る。
阿部ちゃんはすこし用があるらしいので俺は先に外で待つことになった。ちゃんとごめんねと言ってくれる阿部ちゃんは本当律儀だ。
そんなところを尊敬しているし、かっこいいなと思う。
靴を履いて外に出ると少し雪が降っていた。
スマホをいじって阿部ちゃんを待っていると後ろから肩をポンと叩かれた。
『おまたせ、ごめん。遅くなっちゃった。』
といって俺に何かを手渡す。
「え、ココア…?」
『うん、雪降ってて寒いじゃん。あったまるかなーと思って。あとは待たせちゃったから。』
「あ、じゃあお金….」
『あーいいよ、別に。俺が買いたくて買ったんだし。ライブお疲れ様ってことで!受け取っといてよ。』
そう言いながらココアの蓋をカチッと開けてめめ、早くーと俺を呼ぶ。
なんだろう、心なしか自分の顔が熱い気がする。
やっぱりクリスマスだからだろうか。
カップルがやたら多い。
「結構いるんだね…」
『んーまぁ、クリスマスだし。』
「ね。」
『…めめは誰かと見に来たことあるの?』
「えっ」
ふいに聞かれた質問に間抜けな声が出る。
『ごめん、ちょっと気になっちゃって笑』
「あぁ、ううん。俺? 」
『うん。ある?』
「…一回だけある。」
『え!?誰?』
「…ラウール」
『え?』
「ラウールと見たよ、去年。
513
kaede🍁
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#いわあべ
まぁ、半ば強引に連れてかれたと言うか…」
阿部ちゃんはいや、強引って笑と口元に手を当てて笑う。
…かわいい。
「阿部ちゃんは?」
『え?』
「阿部ちゃんは?あるの?」
『俺?
あぁーないかも。』
『え、ないの!?』
てっきり佐久間くんとかと行ってると思ってた。胸の辺りがホッとする。
ん?なんで俺今安心したんだろう。
『高校の時は勉強しかしてなかったし、大学は勉強と活動両立してたから時間なくて。』
「そっか。」
『うん、だからちょっと羨ましい。周りの人が。…あぁー、誰かとクリスマスツリー見てみたい。』
「ツリー?」
『クリスマスツリー。
毎年一人で見てたから夢なの。誰かと見るの。』
と少し寂しそうにいう。
『一緒に見てくれる人いないかな〜。
…まぁ、来年に持ち越しかな。』
「行こ。」
『え…?』
「一緒に、クリスマスツリー。」
俺が阿部ちゃんの腕を掴んで言うと阿部ちゃんはいや、いいよと遠慮する。
「行かないの?俺、てっきり誘われたのかと思った。」
「誘ったっけ…?」
「一緒に見てくれる人いないかなーって言ってたじゃん。あれ、明らかに誘ってるでしょ。」
『あっ、えっと…』
「あぁー俺が見たいの!…行こ?」
と俺が阿部ちゃんの目を見て言うと少し躊躇しながらもめめには敵わないね…ありがとうと言ってふわっと笑う。
…..あ、可愛い。
この気持ちは一体なんなんだろう。
『うわー!でかっ!』
「ね笑」
『こんなおっきいツリー初めて見た!』
「俺もここまでおっきいの初めてだよ。」
ね!と言ってめちゃくちゃ大はしゃぎ。
いや、可愛いすぎる。
さっきまであんな遠慮してたのに来てみたらずっとはしゃいでる。しっかりしてそうなんだけど意外と阿部ちゃんって子供っぽかったりするんだよな。そう言うところを俺は可愛いなぁって思う。
さっきから俺、阿部ちゃんのことばっか考えてる。ふと俺に向けた笑顔が可愛いなとか意外とおっちょこちょいなところとか可愛いとかずっと思ってる。
もしかして、俺阿部ちゃんのこと好きなんじゃ…。
いや、な訳ないよ…な?
うーんと俺が突っ立っているとめめ?と阿部ちゃんが呼んでくる。
「あっ、ごめん。なに?」
『あっ、いや、結構連れ回しちゃったから疲れてるのかなと思って…。
ごめん、帰ろ?』
「いや、ううん。大丈夫。もうちょっといようよ。」
『めめがいいならいいけど。』
「あっ、でも阿部ちゃん明日早いんだった!やっぱ帰る?」
『…まだ、あと20分くらいあるし!みよ!』
「…うん。」
こんな俺の我儘にも答えてくれる。
ほんと、優しいな。阿部ちゃんは。
そのあとはクリスマスマーケット?的なものも出てたからコーヒーを買って二人でクリスマスツリーを見た。
『あぁ、ほんと楽しかった!
今日はありがとね。』
「いやいや、阿部ちゃんこそ俺の我儘に答えてくれてありがとう。」
『ううん!むしろ俺はめめと夢叶えられて嬉しかった!』
「ほんと? 」
『うん!』
そういってふわっと笑う阿部ちゃんを見て思った。
あぁ、愛おしいと。
自覚してしまった。
俺は阿部ちゃんが好きだ。
俺に向ける笑顔もすこし天然なところも全部。
好きだ。大好きだ。
『めめ?』
「ねぇ、阿部ちゃん。」
『ん?』
俺を見つめる、ゆらゆらと揺れる瞳が。
美しい。
「来年、また一緒に見よ。
クリスマスツリー。」
『…..うん!絶対ね!約束だよ。』
「うん、約束。」
来年は少し特別な関係で。
阿部ちゃんの隣に立って見に来れたらいいな。
その時までに俺は阿部ちゃんに気持ちを伝えられたらいいな。
_end.
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長くなってしまったし、クリスマス過ぎてるんですけど書きたかった…。
MerryChristmas!!
2025.12⁄28 天月