注意書き
・ブルーロックの二次創作です
迷惑のかかる行為は❌
・凛ちゃんが奇病(花吐き病)にかかってます。
・前作のハピエンver.です。
(多分)前作見なくても分かると思います。
・短いです⋯⋯。
リクエストありがとうございました!
普通に駄作になったの許してください!!(スライディング土下座)
rnちゃんが告白するとき冴呼びするの、好き好き大好き。
『ゴール!!! 糸師冴からのパスを、糸師凛が決めて、日本が逆転!! そして、ここで試合終了のホイッスルが鳴り響いたーー!!!!』
興奮した実況。沸き立つ観客。息を荒らげる選手達。
額を伝う汗を拭って、呼吸を整えた。先程のゴールシーンが、まるで映画を見ているかのようで、実感が湧かない。兄ちゃんが俺にパスを出してくれて。そのパスで、俺は世界一になれた。
心臓が高鳴る。頬が紅潮する。ようやく、夢を叶えられた。ずっとずっと、憧れ続けてきた夢が。
「凛」
兄ちゃんが、俺の前へと歩みを進めた。翡翠色の瞳を揺らして、ほんの少し口角をあげて。
「よくやった。お前は俺の、自慢の弟だ。」
兄ちゃんが笑顔を浮かべる。幼い頃によく見た、懐かしい顔。
今までの苦しみが、全部泡になって消えた気がした。この笑顔を見れたから、今までやってきたことは間違いじゃなかったって。
「凛、──愛してる」
「⋯⋯ぁ」
そう紡がれたとき、目の前が明るく色付いた。視界が開けて、兄ちゃんの翡翠色の瞳がクリアに映る。
優しい瞳だった。今までの氷のように冷たい色と真反対の、優しい色をしていた。
口から花弁が零れ落ちる。ふわふわとした雪のように真っ白な花弁。
──はらり。
小さな花を吐き出した。白銀の百合。
「凛、お前⋯⋯」
兄ちゃんが驚いたように目を見開く。場違いだと分かっていても、なんだか面白くて笑いが零れた。もう、胸に突っかかっている花の感覚は無い。
その笑顔のまま。返事の言葉を。
「俺も愛してる、冴」
コメント
4件
リクエスト受けてくださってありがとうございます!!!もうめっちゃ最高です!!ほんっっっっっっっっっっっとにありがとうございます!!!