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Side🩵
今僕は暗くてジメジメして、ドアなんか届かないところに独りぼっちで縛られている
でもたまに💜ーくんがやってきて一緒に話してくれる
その分は良いんだけどさ、終始ニヤニヤしてんのがすっごく怖い
部屋の隅っこ…そこに監視カメラがあるんだよ
……僕の身長じゃあ届かないけど
今でも僕のことを見てるんだろな
考えるとゾッとする
実はその横に小さな窓があって、よくそこで日光浴してる
意外と楽しいよ?
こんな状況だけどね(笑)
ガチャ
部屋のドアが開いた
💜ーくんが来たんだ
「今何時だと思う?」
僕は小さな窓を見て答える
外はもう真っ暗だ
「8時くらい?」
「残念」
「正解は9時でした~(笑)」
「ムッ…」
笑う💜ーくんに僕は頬を膨らませて対抗する
笑うな…そんな変わんないじゃん
「ご飯の時間過ぎちゃったから」
「どうぞ」
美味しそうなご飯…
僕があの地獄に居たら絶対に味わえなかっただろう
僕を縛り付けてるくせして
こういうところはいいんだよな…
「食べ終わったらそこに置いといてね♡」
でた…謎のニヤニヤ
怖いんだって…それ
とりあえず頷いて黙々と食べる
「🩵ちゃん…おやすみ」
ガチャ
「ごちそうさまでした」
いつもご飯食べると眠たくなるから
もうここで寝ちゃおうかな
「おやすみなさい……」
そう言って僕は眠りにつく