テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
yukino
4,240
#佐野勇斗
うじ
485
桃紫 さく🌸
1
りおりんご🍎
19
コメント
1件
うわあ……読後感がめちゃくちゃいいです。喧嘩から始まったのに、最後の「ごめん」と「信じてるよ」のやり取りで全部報われた気持ちになりました。荒々しいぶつかり合いから一転、優しく繋がり直すLoveシーンが本当に甘くて、胸がいっぱいです。お互いを大事に想う気持ちがヒシヒシ伝わってきました……! (あおい🤍)
喧嘩の後味が、胸の奥に重く残っていた。勇斗がここ最近、朝から晩までほとんど休みなく動き回って、明らかに限界を超えているのに「大丈夫だよ」と笑って誤魔化す姿を見ているのが、どうしても心配だった。
俺はただ、リーダーとしてそして恋人として心配しただけなのに、それが勇斗には「俺を信用してない」と受け取られてしまったらしい。
仕事の忙しさで神経が擦り減っていた勇斗の苛立ちが、全部俺に向けられている気がして大人気なく俺もつい意地を張ってしまった。
結果、言葉がぶつかり合って空気が悪くなり、何度心配していると伝えても全く聞く耳を持たない勇斗に頭を冷やすように言いつけて、自身も冷静になるためにベッドルームへ逃げ込んだ。
数分もしないうちにドアが勢いよく開いた。
勇斗が荒々しい足音を立てて近づいてきて、いきなり俺の上に覆い被さってきた。
熱い体温と、苛立った荒い息遣いがすぐ近くに感じられる。
その瞳は本気で怒りに燃えていて、俺の胸がちくりと痛んだ。
「話聞く気になったかよ。」
「お前が俺の話を聞いてくれねぇんだろ。」
「は?おま、ちょっと待てって! 俺まだ怒ってるんだよ!」
「俺のこと信じてねぇくせに何が心配してる。だよ!」
勇斗が俺の両手首を頭の上でがっちり押さえつけてきた。
その力の強さに、俺は眉を寄せた。
「信じてるって言ってんだろ! 俺はただお前の身体を心配してるだけだって!」
「心配するってことは信じきってねえってことだろ!」
またもや平行線を辿る俺達の言い合いの中勇斗は慣れた手つきで俺のシャツのボタンを一つずつ外し始めた。
苛立っているはずなのに一つずつ丁寧に外していく。俺が服を大事にすることを知っている勇斗らしい、無言の優しさが胸にじんわり染みた。
でも今は、そんなことに浸っている場合じゃなかった。
「もう離せって!話が済んでねぇだろ!」
「済んでるよ!お前が俺を信頼してねえってオチだろ!」
勇斗はローションのボトルを手に取り、自分の手のひらでじっくり温めてから指に取った。
一本目の指がゆっくりと、俺の中に入ってくる。根元まで入れてから少し待って、慣らすように優しく動かす。二本目も同じように時間をかけて。喧嘩していても勇斗は俺の身体を最大限気遣ってくれる。
でも三本目に入ったあたりから、指の動きが意地悪く変わった。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、とわざと大きな水音を立てながら、中を激しく引っ掻き回し始める。耳を塞ぎたくなるほど卑猥な音に顔に熱が集まるのを感じる。
敏感な壁を指の腹で執拗に擦り上げ、弱いところを何度も何度も円を描くように撫で回される。
指を曲げて内側を掻き回すたび、俺の腰が勝手に跳ねてしまう。
「あっ……! んぁっ……! やめ……っ」
「感じてるくせに我慢してんじゃねぇよ」
「我慢、…ッしてねぇ、よ!」
四本目まで押し込まれ、俺は腰をびくびく跳ねさせながらつ 声を抑えきれなくなってくる。
「あ……っ! んぁあっ……!」
「声我慢すんな。聞かせろよ」
勇斗が意地悪く耳元で囁きながら、指を激しく動かす。
腸壁の奥を掻き回され、敏感なところを執拗に刺激されるたび、頭がぼうっとして視界が揺れる。
快楽と苛立ちが混ざり合って、俺の息はどんどん乱れていく。
指がずるりと引き抜かれた瞬間、熱く硬く張りつめた勇斗のものが俺の入口に押し当てられ、一気に奥まで埋め込まれた。
「うぁっ……!」
勢いよくぶち込んできたくせに馴染むまで緩く動いてくれるところに俺の苛立ちがつのる。スムーズに動くようになると勇斗は激しく腰を振り始めた。
喧嘩の苛立ちをそのままぶつけるような、容赦のない深いピストン。
腰がぶつかるたび、激しい音が部屋に響く。
「あっ! あっ! うあっ……!」
「俺の身体の事は俺がいちばんよくわかってんっ、だよ……!」
「わかって、ねぇから…ッあ…っ言って…ッんだろ! ッ、倒れて…ッからじゃ、…っ、遅せぇんだよ……っ!」
「仁人が心配しすぎなんだよ!」
肌がぶつかるばちゅっ、ばちゅっという激しい音と、喘ぎ混じりの馬鹿みたいな口喧嘩が部屋中に響き渡る。
心配から来る俺の苛立ちと、余裕のない勇斗の苛立ちが、激しい動きの中でぶつかり合っていた。
勇斗は俺の両手を押さえつけたまま、俺の陰茎も強く握って激しく扱き、奥を何度も抉ってくる。
頭の中が真っ白になり、声がどんどん大きくなっていく。
「あぁあっ……! いッ、あ”ぁっ……!」
俺が先に限界を迎えた。
腹の上に白く濁ったものを散らしながら、身体を大きく痙攣させる。
「っ……!」
勇斗もすぐに奥深くで熱く脈打って、俺の中に大量に注ぎ込んできた。
荒い息が重なり合う中、勇斗がまだ俺の中に繋がったまま、ぐったりと俺の上に崩れ落ちてきた。
俺は自由になった両手で、勇斗の顔をガッと掴んだ。
汗で濡れた額を強く押し当て、息を切らしながら真正面から目を合わせる。
「俺が、お前を…っ、いちばん、信頼してんの…わかんねえの……?」
勇斗の目が大きく見開かれた。
苛立ちで尖っていた表情が、一瞬で揺らぐ。
「……仁人」
「心配してるのは、お前が大事だからだよ。ずっと言ってんだろ、バカ。」
俺はそう言って、勇斗の唇に自分の唇を重ねた。
「ごめん……」
勇斗の声が小さく震えた。
俺はもう一度、優しく唇を重ねながら囁いた。
「ごめん。ちゃんと伝えられてなくて」
「……俺も、ごめん」
勇斗が繋がったままだった腰をゆっくりと動かし始めた。
さっきまでの荒々しさはなく、優しく、深く、俺を抱きしめるような動きに変わる。
「は、おい…ッ!もう、終わりじゃ…っ」
「ごめん、まだ足んない。しよ、仲直りセックス♡」
勇斗が照れくさそうに笑いながら、俺の唇にキスを落としてきた。
さっきまでの荒々しさはほとんど消えて、代わりに優しく、ねっとりとした動きに変わる。
「ん……っ、はやと……」
ゆっくりと腰を前後に動かされ奥を優しく擦られる。
先ほど激しく犯された身体が、敏感に反応してびくびくと震える。
「あ……っ、んぁ……」
「仁人の中、熱くて……気持ちいい」
勇斗が耳元で甘く囁きながら俺の首筋に唇を這わせる。
繋がったまま深く腰を押し付けてはゆっくり引き、じっくりと俺の敏感なところを擦っていく。
「は……っ、あ……っ」
「もっと感じて。俺だけを。」
勇斗の手が俺の胸を優しく撫で、乳首を指で転がす。
もう片方の手は俺の陰茎を包み、ゆっくりと扱き始める。
「あっ……! ん、っ……はやと、おれ…ッも、無理…ッ……」
「喧嘩した分、ちゃんと仲直りしないと」
勇斗が俺の脚をさらに大きく開かせ、角度を変えて奥を突いてくる。
激しさはないけど、深くて甘い刺激が身体の芯まで染み渡る。
「んぁ……っ! あ……っ、は……」
「仁人、可愛い……もっと声聞かせて」
腰の動きが少しずつ速くなりながらも、荒々しさはなく、愛おしさを込めたリズム。
俺は勇斗の背中に腕を回し、爪を立ててしがみついた。
「あっ……! んっ、あぁ……っ!」
「俺のこと、信じてるんだろ?」
「信じてる……っ、ずっと……お前を、一番…ッ信じてるよ……」
勇斗が嬉しそうに笑って、俺の唇を深く奪う。
舌を絡め合いながら、繋がった部分をゆっくりと擦り合わせるように腰を動かす。
ぐちゅ……ぐちゅ……と湿った音が甘く響く。
先ほどの喧嘩セックスとはまったく違う、優しくて長い仲直りの時間。
「は……っ、んぁ……はやと……好き……」
「ッ!俺も…!大好きだよ、仁人」
いつもは素直に言えない気持ちを、たまには。
勇斗の動きが徐々に熱を帯びてくる。
でもまだ緩やかに俺の反応を確かめながら、丁寧に愛撫を続ける。
俺はもう何も考えられなくなり、ただ勇斗の名前を必死に呼んでいた。
喧嘩でぶつかり合った分だけ、今の甘さが身体に染み渡っていく。
勇斗が最後に深く腰を押し付けて再び俺の中に熱を注いだ。
俺も二度目の絶頂を迎え、勇斗の腹に白濁を散らした。
繋がったまま、勇斗が俺を抱きしめてくる。
「ごめんね。」
「まじで…ふざけんなよお前…ッ」
息も絶え絶えな俺の頭を優しく撫でながら微笑む勇斗。
「おいちゃんが心配するから、ちょっとくらいは控えんね……」
「…嘘つき」
「嘘じゃねぇよ」
勇斗が照れくさそうに言いながら、俺の胸や首筋、鎖骨に何度も優しいキスを落としていく。
繋がったまま、ゆっくりと甘く腰を揺らされる。俺は講義の意味も込めて勇斗の背中に腕を回して強く抱きしめ返した。
喧嘩の熱はまだ少し残っていたけど、今はそれが心地いい余熱に変わっていた。
馬鹿みたいに口喧嘩して、馬鹿みたいに身体をぶつけ合って、それでも最後にはこうして優しく繋がる。
それが俺たちらしいのかもしれない。
勇斗の温もりに包まれながら、俺は静かに目を閉じた。
明日も忙しい一日が待っているけど、今はこの甘い余韻を、ちゃんと味わっていたいと思った。