テラーノベル
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この世の中は何もかもが決まったまま進んでいく。
僕、赤城ウェンはいつも思う。 僕はΩだ。
Ωは生きているだけで精一杯、いつか僕もどこかのαに子供を作る道具として扱われることになるのだろう。
運命の番?好きな人?恋愛?今ではそんな無邪気なことを考えることもない。
僕は小学生の時、初めてのヒートでαに襲われその時のトラウマで、今でもたまにパニックを起こしたりする。
僕らΩは搾取されることでしか生きていくことができない。耐えることしか出来ない。抵抗できない。だから僕はαは本当に嫌いだ。
僕は赤城ウェン。
高校1年生。
僕の学校はお金待ちな人が通う中高一貫で、寮生活をしている。
でも僕の家は裕福じゃない。
どちらかと言うと、結構な、貧しい家庭出身だ。
なぜこんな僕がこの学校に通えるのかって?
この学校では、階級が上のαの上級生達が管理している、この学校の中でも特にお金持ちなαを対象としたヤリサーがあって、僕はそのキャストをしてる。
僕は中学校の時に現生徒会長の叶先輩にスカウトされた。
それで、学校とか生活の援助を支援してもらう代わりに働いてる。
スカウトされたΩの子達の中には僕みたいな境遇の子が多い。
正直αのことは嫌いなままで、
たまにパニックになってしまうけど、
僕は今の生活に満足はしている。
tt「あっウェン君おはよー!」
wn「テツおはよー」
こんな僕だけど学校生活は普通の高校生とほとんど一緒だ。
テツ、佐伯イッテツは、Ωであり、僕と同じヤリサーのキャストだ。
境遇が同じで、学年おまけにクラスも一緒ということで仲良くしている。
tt「ねね、ウェン君聞いた?今日転校生来るんだって!」
wn「えっマジ!」
tt「しかもα!」
wn「うげー αかよ」
tt「どんなαなんだろ…イケメンなのかな 僕緊張してきちゃった…」
そうなのだ、テツはαに夢を抱いてる。
運命の番を探してる。
僕と同じキャストをしてて、あんな扱いを受けている癖に!!その考えをしているテツに何も思うことは無いけれど、
僕がこんな考えを持つ日が来るとは到底思えない。
rb「はい、朝礼をするので席に着いてくださいねー」
チャイムが鳴り、また後でねと言葉を交わし合いながら席に戻っていくテツや、他のクラスメイト達。
星導先生は僕らの担任で、少し気だるげな感じ、イケメン!って騒がれてる今年一年目の先生。
人をイケメンと認めるのは癪で僕はあんまり認めないようにしている。
ちなみにαだから余計にね。
rb「皆さんも知っているかもしれませんが、今日は皆さんに転校生を紹介します。 入ってきてください。小柳ロウくんです。 はい拍手ー。」
パチパチとまばらに拍手が起こる。
先生の言葉そっちのけでみんなが夢中になっていたのは小柳ロウがイケメンだったからだ。
しかも僕の好みドンピシャ!
教室のあちこちで話し声が聞こえたり、黄色い声が上がる。
うち男子校なのにね。
「この学校の編入試験に合格したってことは相当頭良いってことだよな」
「小柳って、お父さん有名電気メーカーの息子だよ!」
rb「皆さん仲良くするように。小柳くん、自己紹介をお願いします」
ru「うす。小柳ロウです。αで…」
ちっ、あいつαかよ。
えっ、あれ今目があった?
「出身は…」
黙った…?喋ってる途中なのに、めちゃくちゃこっち見てる。
えっちょちょちょなんでこっち来る?めっちゃ近くまで来てるじゃん…
あれ、僕の席まで来る…?なんて思ってたら、僕の机の前に来て、僕の両手を勢いよく掴んできた。
ru「お前、名前は?」
wn「…赤城、ウェン」
ru「ウェン、俺の番になってくれ」
「結婚しよう」
wn「はにゃ??」
見て下さりありがとうございました💓
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