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最後の戦い、?──BreakOut!
牢の奥深く、阿部は冷たい鎖に縛られ、電子の力を封じられていた。
目の前にはダークラインの首領。
敵)諦めろ、阿部亮平。君の力は我らのものとなる。
首領の言葉に、阿部の心が揺れる。
阿)(でも…仲間たちが来てくれた……!)
阿)来た……!
阿部の瞳に、わずかな決意の光が戻る。
牢の外ではSnowが迫る。
佐)阿部ちゃん、俺達だ!信じて!
岩)絶対に、連れて帰る!
炎が、牢の壁を焼き払い 、光が差し込む。
「後ろは任せろ!鋼と獣で守る!」
深澤が後ろに立ち、敵の動きを封じる。
渡)ラウール、通路作ってくれ!
混乱の中、阿部は鎖に絡まる電子を必死に操作する。
しかし、洗脳の力が強く、体は思うように動かない。
阿)諦めない…仲間のために……!
その瞬間、8人の力と阿部の電子が共鳴した。
炎、鋼、機械、華、岩、電子、蔓、氷、粒子――すべてがひとつに。
「BreakOut―!!」
轟音と共に鎖が砕け、阿部の力が解放される。
電子が暴走することなく、ダークラインを包み込んだ。
首領は後ずさるしかない。
街全体に広がる光が、闇を切り裂いていく。
阿部は仲間の元に駆け寄り、抱きしめられた。
阿)俺……戻ってこれたの?
阿部の震える声に、佐久間が答える。
佐)当たり前だろ!阿部ちゃんが諦めなかったからだ!
9人の力、9人の絆―それが世界を救ったのだ。
阿)…ありがとう、みんな。
阿部の目に涙が光る。
夜空に光が満ち、9人は未来へと踏み出した。
この時はまだ、想像もしなかった___