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……解雇？
……嫌、嘘だ。
オーナーは嘘を……
……
『解雇、ですか……？』
『嗚呼、解雇だ。
何も出来ない御前は要らん。』
『……頑張ったのに』
『何を？』
『……っ』
ジェラルディ、何処……？
ジェラルディ……何で……
何で、彼方に居るの？
『……シグマ、残念だったな。』
『何で、笑うの……？』
『……シグマがだらしないからな。』
『……ジェラルディじゃ、ない。』
『私は、私だ。』
『……』
その場から逃げ出した
辛い、苦しい……
……ジェラルディ、嫌いになったかな。
ジェラルディ、御免ね……
御免ね、御免ね……
『……私は、馬鹿か？
何を……！シグマ……！』
『ジェラルディ、御前は主役で良いんだ。』
『何を馬鹿な……！
シグマが……何をしたいか分かって……！』
『邪魔なんだよ、彼奴は。』
『……御前にシグマの何が分かる！！！！』
『フン、知るか。』
……シグマ、許してください。
私は、シグマに悪い事をしました。
許して……ください……
『LINE……？
……ジェラルディ、あれ、嘘だったのか。
気づけないな。』
ジェラルディ、嘘だったのか
御免な、気づいてやれなくて……
許して……ね……
解雇は当たり前だから。
すがってたんだと思う……
主役になりたいって。
『シグマ……
そうか、そう思ったのか……』
そんなこと無いさ、大丈夫。
今度、ゆっくり話そう。
私は正直、オーナーは苦手なんだ。
『そうなんだ……』
大丈夫、ジェラルディが素直で良かった。
本当に嫌いになってない……？
迷惑かけてない？
大丈夫？
『……！』
如何した？大丈夫か？
泣いてないか？
『……』
ねぇ、電話しよ……
『……！』
分かった
『シグマ、大丈夫か？』
『ジェラルディ……』
『ん？』
『……好き』
『嗚呼、好きだ。』
『良かった……』
後日……
『オーナー、話が。』
『なんだジェラルディ。』
『私達、全員辞めます。』
『な?!』
『シグキンに酷いことしたからな。』
『彼奴に乗せられるな！』
『……。』
俺は影で見てた……
『……( *´꒫`)』
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