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なにわ男子 藤原×西畑 BL ※短編×非エロ
start
┈
西畑大吾side
ソファに沈み込んで、テレビはつけてるけど内容なんか全然入ってこーへん。
横に座ってる丈くんの気配が近すぎて。
「大吾、肩力入りすぎ」
そう言われて、初めて気づく。
「……仕事疲れただけや」
嘘。
今日は一日、丈くんのこと意識しすぎてた。
「ふーん?」
間延びした声。
次の瞬間、腕引かれて距離ゼロ。
「な、何やねん」
「顔」
顎に指かけられて、上向かされる。
「疲れてる顔してる時の大吾、可愛いねん」
「やめろって……」
そう言いながら、拒めてへん自分が一番悔しい。
キスは、不意打ち。
短く、でも深い。
「……丈くん」
呼んだ声、思ったより甘なってて、自分でびっくりする。
「ほら」
額合わせて、低い声で。
「素直になり」
首元に顔寄せられて、
唇が触れるか触れへんかの距離。
「今日、一回も甘えてこんかったやろ」
「大人やからな」
「俺の前では大人にならんでええ」
そのまま、首筋に軽くキス。
一回。
もう一回。
「……っ」
声、漏れる。
「ええ声」
囁かれて、
腰に手回される。
ソファに押し倒される形になって、
丈くんが上から覗き込む。
「嫌やったら言え」
視線絡められて、
言えるわけない。
「……嫌ちゃう」
そう答えた瞬間、
笑われた。
「せやろ」
唇、何度も重ねられて、
息、どんどん奪われる。
手は服の上から、
確かめるみたいに触れるだけやのに、
頭が追いつかへん。
「丈くん……ここ、リビング……」
「同棲してる家やで?」
耳元で、悪い声。
「誰も来ぇへん」
そう言われたら、
もう、流れ止められへん。
キスの合間に、
額に、頬に、首に。
優しいのに、逃がす気ない。
「……この先、どうなるか分かってる?」
問いかけに、
俺は小さく頷くだけ。
丈くんの手が、
そっとスイッチを切る。
「続きは……な?」
照明が落ちて、
言葉は減っていく。
――あとは、二人だけの時間。
┈
finish
リクエストありがとうございます
▸︎▹︎▸︎『みお』様