今回はリクでもらった【フィアウル】書いてきました!
ほのぼのとちょっぴりシリアスあるかも?
親子組の絡みをどうぞ!
月が煌々と輝くとある夜。
その日は雲ひとつない、綺麗な夜空だった。
そんな誰も彼もが眠るような時間に、
豪華だがシンプルな建物に、一つだけ明かりが灯っている。
ウル「…待てよ…この仕事をここに分担するのは負担が…」
分厚い資料を睨みながら、仕事をする国の化身。
磨き上げられた木の机には、すでに冷めたコーヒーのカップがあった。
ウル「う〜ん…人手を移すか…?だが…」
窓辺から差し込む月光。
ため息をつく狼に、長い影が映る。
ウル「ん、?」
コツコツ。
窓からノックの音。
フィア「(あ、け、て、く、れ)(口パク」
ウル「フィア⁈」
窓の外にいたのはフィルア。
大きな翼をはためかせ、イタズラな笑みを浮かべ外に浮いている。
慌てて窓を開ける狼。
フィア「こんばんは、ウル。また徹夜かの?」
呑気に挨拶をする梟。
窓から中に入った拍子に、灰色の羽がひらひらと舞う。
ウル「…また新しい政策ができたんだ。その事前準備で…」
フィア「だからといって、その顔はなかなかひどいぞ…」
優しくウルの目尻をなぞるフィア。
隈が酷かったからだ。
フィア「…久々に子守唄でも歌ってやろうか?」
ウル「ガキじゃないんだ。やめてくれ…」
フィア「はははw…なら早く寝んさい。」
笑いながら総統席に座るフィア。
翼をゆっくりしまい、手を大きく広げる。
フィア「ほら、独立してすぐはこうやってハグしながら眠ったじゃろ?」
ウル「だから…はぁ…わかったよ…」
諦めた様子で資料を机に置き、フィアの膝にちょこんと座るウル。
恥ずかしさで耳が赤くなっている。
フィア「ふふ、大きくなったのぉ…」
ウル「…っ撫でるな…」
懐かしい顔をして、頭を撫でるフィア。
帽子の陰から覗く金の瞳が、キラキラと輝いていた。
フィア「…最近頑張りすぎじゃぞ。お前さんの部下から泣き言を言われてやって来たんじゃ。」
ウル「余計なことを…」
フィア「そう言ってやるな。お前が大事で、わざわざわしのところに来てくれたんじゃから。」
気まずそうに目を逸らす狼を、優しく抱きしめる。
フィア「…ウル、お前はもう一人じゃないんじゃよ。もっと頼ってほしいんじゃ。…性格柄、難しいかもしれんがな…」
ウル「…」
無言を貫くウル。
フィアは慣れたように笑い、子守唄を口ずさむ。
フィア「昔に戻ったようじゃなぁ…〜♪」
ウル「…ぅん……」
ゆっくりと瞼を閉じる狼。
寝息を聞いて、ゆっくりとベットに運ぶ。
フィア「おやすみ、ウル。これ以上ない、幸せな夢が見れるよう祈っているよ。」
自分の羽を一枚枕元に置いて、
梟は満月に向かって飛び立った。
コメント
6件
【悲報】ウルくん、子犬だっt)))))))))))))
いッッえッッふッッぁうッッ‼︎‼︎⁇⁇←自分で言ったクセにパニックになってる野郎。 やばいやばいやばい待て待て待て?🫸スゥゥゥゥ………えぐい好きやまじで、やばい、待って本当に、尊過ぎだろしぬ。口パクの破壊力やばいまじ爆ぜる。ウル君の目尻にフィアさんの細い華奢な指が触れッッゔッッ((ガチ勢無事タヒ。子守唄…尊いッッさっきまで嫌々言ってたのに寝ちゃうんだね、可愛いね、犯すよ()何⁇君ら結婚したら⁇((((
待って尊い()ウル君子犬みたい(?) ハート : ウル可愛いっす〜♡