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総司side
僕はそれ以上、二人の謎の服装には触れずにまた他愛もない楽しい会話をした。もう少しで日が暮れる頃になると、僕はそろそろ試衛館に戻ろうと思った。早くに戻らないと近藤さんと土方さんに怒られちゃうからな。特に土方さんは厳しいんだよね。僕がそう思っていると、二人から謎の発言を聞くとは思ってもいなかった。
総司(幼少期)「あ、もう少しで夜になる。早く帰らないと怒られちゃう。」
五条(幼少期)「あ、もうそんな時間なのか。」
風香(幼少期)「あれ、もうそんな時間なの?時間が経つのが早いね。」
僕が早く帰らないとと言うと、風香ちゃんは僕の発言に同意した。だけど、悟君だけは我儘な反応だったのを今になってもちゃんと覚えてる。
五条(幼少期)「でも嫌だな、まだ総司と風香で話したいことが沢山あるのによ。例えば、三人で一緒にお手玉とかかくれんぼなんかさ。💦」
風香(幼少期)「仕方ないよ悟君、また明日も話せるでしょ?💦」
五条(幼少期)「嫌だ!💦」
風香(幼少期)「ちょっと悟君、我儘言わないでよ。仕方ないことでしょ?💦」
二人が揉めていた中、僕は早く帰らないと君達の家族も心配するよと返した。僕の言葉を聞いた二人は、僕の方に「ねぇ。」と詰め寄って来た。そんなに近くまで来られると嫌だな。💦
五条(幼少期)・風香(幼少期)「なぁ総司、俺達、泊まってもいいか?・ねぇ総司君、私達、泊まってもいい?」
総司(幼少期)「え?💦」
二人の驚く発言を聞いた僕は、一瞬この二人は何を言ってるのかよく分からなかった。普通に家に帰ればいいのにと一瞬思ったのだけど、二人には何かしらの理由があって来たことはまだ幼い僕でも理解出来た。当時の僕の考えられることとしては、親から追い出されてしまったことや若しくは元々親がいなかったこととしか考えられなかった。だけど二人の服装を見て考えると、二人は僕達とは違う世界から来たのかもしれないと試行錯誤した。二人はまた、泊まってもいい?と聞いてきたので、僕は近藤さんと土方さんに許可を取ってくる為、その儘立ち上がって席を外した。
総司(幼少期)「分かった。ちょっと此処のお偉いさん方に許可を取ってくるから、此処で待っててくれるかな?」
五条(幼少期)・風香(幼少期)「ああ。・うん、分かった。」
二人は僕の言葉を聞いて小さく頷いた。そして、僕は二人から遠ざかる瞬間に背後から二人の謎の会話を聞くとは思ってもいなかった。盗み聞きをするのは良くないけど、僕の耳からそう聞こえたのは確かだった。
風香(幼少期)「ねぇ悟君、私達訳あってこの世界に来ちゃったけど、私達本当にどうなっちゃうのかな…。😢」
五条(幼少期)「そんなん知らねぇよ。それに、俺よりも遅く生まれたお前が俺に指図するんじゃねぇよ。💦若いんだから頭を働かせろ。💢」
風香(幼少期)「何それ!悟君は私より年上だけどそれでもまだ若いでしょ!?貴方だって考えてよ!せめて妹のように扱ってよ!💢」
五条(幼少期)「誰がお前の妹になるかよ〜だ。(˙⩌˙)」
二人の会話を聞いた時、僕は頭の中で驚いた。改めて考えると、やっぱり二人は僕達とは違う世界から来たと分かった。それに、悟君は僕か風香ちゃんと年上だったということも知った。おそらく悟君は、十歳くらいで風香ちゃんは七歳くらいだと思う。そう思い乍、僕は近藤さんと土方さんの元へ向かった。