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「仁ちゃんこれあげる」
太智から手渡されたのは両手に収まるくらいのサイズの箱。
「え、なにこれ」
「まあまあ、開けてみてよ!」
「えーなに怖いんだけど…」
恐る恐る白い箱を開けるとそこには俺も見慣れたブランドのロゴ。
「え?これサングラス?それにこれ太智が好きなブランドのやつじゃん。どうしたの」
「これさ〜買ったはいいもののなんか俺に似合わんなーって思って。仁ちゃんにあげよっかなー!って」
「ええ?いいの?これまあまあ高いやつじゃん」
「いいのいいの!絶対仁人に似合うし!付けてくれると嬉しい」
ニコニコと笑顔の太智にいらないとも言えず俺は素直に受け取る。確かに俺の好みのデザインだし物に罪はない。
「ありがと。それにしても最近多いな。しっかり見て買えよ」
「見てるんやけどいざ家でつけるとなんかしっくりこんな〜ってなるんよ!いいじゃん!仁ちゃんに渡ってるんやから!」
「確かにそうなんだけどさ~…最近貰ってばっかでなんか悪いよ」
「そんな気にすることないのに。……それじゃ今度一緒に買い物行こうよ」
「え、そんなことで良いの?」
「勿論!最近忙しくて遊びもいけんかったやろ?久しぶりに気分転換しよーや!」
「わかった。それじゃあ次のオフに行こ。なんかお返しするわ」
「そんなのいいのに。でもくれるならありがたくいただきますー!」
太智と出かけるなんて久しぶりでどこか浮かれている自分がいる。今度のオフ楽しみだな…
それを見ている他の3人。
舜「あれ何回目?」
柔「俺の記憶してる限りだともう五回やってんね〜」
舜「太ちゃんのアレわざとだよね?」
勇「そうでしょ。太智が渡してるの全部仁人の好みのやつばっかじゃん」
舜「わぁ…なんでそんなことするんだろ。はやちゃんしってる?」
勇「俺が何でも知ってると思うなよ、まあ知ってるけど」
柔「知ってんじゃん」
勇「大智はさ、仁人の事好きなんだよ。で、好きな子は自分色に染めたいんだと。多分そろそろ小物とかで太智ぽいやつも増えてくると思う。なんなら今度の買い物でお揃いのやつ買うとみた」
舜「わーお。太ちゃんってそういうタイプだったの?」
勇「仁人だからって言うのもあるだろうな。あいつ変なところ鈍感だから。マーキングしてんだろ」
柔「今までに送ってたのなんだっけ。ネックレスに指輪にシャツとかもあげてたよね?」
勇「消え物ならコーヒー豆とかあげてた。あいつケチなのによくやるよ」
舜「まあ、でも仁ちゃんも嫌がってないし、なんだかんだ楽しそうだからいいんじゃない?」
柔「それもそうだね」
俺たちは楽しそうに予定を立てる二人を見つめながら笑いあった。
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