テラーノベル
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sha×kr 飲/酒/嘔/吐
*同棲設定
*受け(kr)優位気味
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時刻は日付が回って0時19分。小走りで家へと向かえば鍵を差し込みドアを開ける。
sha「..ッあ、お待たせきりやん!ただいま。」
kr「んあ〜〜〜〜..おかえりぃ..?」
リビングの方から腑抜けた声が聞こえてくる。..これ、多分呑んでるな。
適当に手を洗いリビングへと向かえば机の上にも下にも大量の酒缶、開けっ放しのつまみに思わず呆れてしまう。今日遅くなるとは言ったものの、こんなにもべろべろに出来上がってるとは。
sha「きりやんさぁ..飲み過ぎだって。これ片付けんの俺だろ..?笑」
kr「うーん..ごめんってえ..ゆるひてしゃあくーん..」
sha「呂律回ってねえじゃん」
なんて小言を呟きながらゴミ袋を引っ張り出し空き缶を放り込む。残っていたカス程度の食べ物類は自分の口に流し入れながら淡々と片付けを続けていく。
kr「ねえひゃーくーん..?すきらよぉ..?」
sha「ン..?あ、ああ..俺も好きだぞ」
kr「え〜..すきだけ..?」
sha「..ハイハイ、愛してるって」
kr「ねえてきとお!!ちゃんといって!」
なんて、ソファの上でウダウダと我儘を言いながら暴れるきりやんのことを片手間に相手しながら机周りを綺麗にしていけば突然きりやんが立ち上がり俺のことを押し倒す。
sha「う゛おっ..?!な、なんだよ」
kr「ねぇしゃーくん、俺のことすきなんだよね」
sha「勿論好きだけど..今お前酔ってるんだからやめろ、そういうことは。」
kr「ええ〜〜..なぁんで、いいじゃん..しゅきらよ〜..??」
いつもよりとろとろとした滑舌で甘い言葉を囁いてくる彼に絆されそうになる。正直期待してしまってはいるが、正常に脳が回ってない彼に無闇矢鱈に手を出す訳にもいかない。
sha「わかってる、わかってるからまた酔いが冷めたらシような..??な、きりやん?」
kr「ん〜..でもぉ..ッ、あ、」
駄々を捏ね止まらない彼をどうにか傷つけないように断り続けていれば突然きりやんが顔を顰めた。俺の真上で喉が鳴る、何かが込み上げていく様子が見ただけでもよくわかる。
..これはまずい。俺が逃げるよりも先に彼の口が開いた。
kr「ぅぷ、お゛え..ッ。」
sha「っちょ、や゛..!!!」
びしゃびしゃ..と、俺の顔面目掛けて吐瀉物が降り注いでくる。生暖かい液体が俺の顔を伝い、肌や服に垂れていく。
kr「ぅ゛う..ごめ、ん..」
sha「..んん゛..ま、まぁ大丈夫だから。一旦退いてくんね、俺シャワー入ってくるか、ら..うん..」
そう優しく声を掛け、きりやんを退かそうと肩を掴もうとした..途端。一気に彼の体重がかかる。規則正しい寝息が聞こえてくるのを聞くに、恐らく吐いた後力尽きて眠ってしまったのだろう。思わず溜め息が漏れる。俺より体格も良くて背も高いコイツを下からの力だけで動かせるとは到底思えない。
嘔吐された勢いで俺も気分が悪くなってくる。今すぐにでも吐いてやりたい気分だが、仰向けの状態じゃ出そうにも出せない。泣き出してしまいそうなのを必死に我慢しながら脱力する為身体の力を抜く。
sha「マジかよ….。..はァ、きもちわるい..。」
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