テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
はるかぜ
6,335
hs
だいち主演のドラマを見た。
例のあのドラマ。
芝居だってわかってる。わかってるけど、メンバーにだってふざけてチューとかさせない潔癖のくせに、あんな何回もチュッチュッしてるのを見ると、なんかモヤモヤしてくる。
1回のチューに何テイクとってるか分からないけど…さらに、ベットで押し倒されてたり、挙句の果てには裸でバックハグされてんじゃねーの。そんな幸せそうな顔しちゃってさ。
オイオイオイオイ。
芝居でできるなら、俺でもできるよな?
ds
ガチャ
h「おつかれーっす」
d「おつかれー」
h「あれ。だいち1人?」
d「うん。オレもさっき着いたとこ。
みんな先準備してるんちゃうかな。呼び出し待ちー。」
h「ふーん…」
俺はトビラに背を向けたソファに座っていた。首だけ入り口に向けてはやちゃんと話した後、目線をスマホに戻した。
すると後ろから耳をふわふわ触られた。
d「ふあっ…!なにするん!もうっ。」
触られるの敏感やんねんてっ。
いつもならそれで終わるのに、今日のはやちゃんはしつこかった。
耳や首を触ってくる。
d「…っく。っもう。やめてってっ…」
そのままはやちゃんの手から逃げるようにソファに横に倒れた。
すると…
横になった俺のうえにはやちゃんが覆いかぶさってきた。手首は顔の横に抑えつけられた。
そう…こんな、男に組み敷かれる体勢、あのドラマ撮影の時みたいな…。
いやいや!それどころやない。
d「な…なに?どしたん?」
目の前にあるはやちゃんは、なんだか思ったよりマジメな顔をしていて、ちょっと声が震える。
h「ん。…ドラマ見た。」
d「へっ?…あぁ。…ありが…とぅ…。」
内容が内容だけに…ちょっと…恥ずかしい…。でもはやちゃんは今までも、どんなに忙してくてもメンバーの仕事しているものは見ているらしい。
だから今回も…まぁ…仕方ない…。
h「めっちゃチューしてた。」
d「え?うん…まぁ…そういう話やし…。はやちゃんだってドラマでしてたやろ?」
h「でも、今回相手男でしょ。こんな感じで組み敷かれて。普段俺らとでもじゃれ合いはしてもチューとかしないのにさ。」
d「うん…。そりゃぁまぁ仕事やし…。」
h「仕事ならできるんじゃん。あの相手役の子とできるならさぁ…」
h「俺ともチューしてくれる?」
?!
耳までカーっと熱くなったのがわかる。
d「え?!なに?!ちょっとどうしたんっ?!」
h「1回だけ。確かめさせてよ。ドラマ見てめちゃくちゃモヤモヤしてさ。」
なに?確かめるって何?
それに、全然ふざけていない、
ちょっとギラついた目。
訳わからんけど…ここでめっちゃ拒否ったら…この後の空気感、関係、どうなる…?拒否るのもなんか真に受けてるみたいでそれはそれで俺が痛い感じにならへんか?
そもそもコレはもしやドッキリか…?
んーー…なら1回して気が済むなら…。
d「……………ん。」
目を閉じた。
これでわかるやろ。
h「っっ!!////」
自分から言うたくせに、なんかびっくりしとるやんけ。やっぱりドッキリか?とかぐるぐる考えていると、
ふ。
ほんとにのせるだけの、ドラマの時みたいな軽いキス。でも芝居のそれとは違う、はやちゃんの…なんか緊張と、熱を感じた。
d「…っふ…ん」
終わりかと思ったら、少し深く、唇の柔らかさを感じるキス。
…っていやいやいや!!
d「…っちょ!待ってやっ。」
止まっていた空気が動く。
はやちゃんがなぜかふっと笑った瞬間、
コンコンコン、ガチャ
ひやーーーーっ!!
j「あれ?」
はやちゃんがソファから体を起こした。
h「…おぉ。じゅう。おはよ。」
j「あぁ。おはよ。1人?」
h「おぅ。さっき来たところ。そろそろメイク?」
j「うん。」
h「ありがと。行ってくるわ。」
俺はソファに横に倒れたまま動けないでいた。だから背もたれに隠れて柔には見えていない。
なんやったんやあのキスは…。
まだドキドキしてる…。ドキドキ?
はやちゃんに次会ったとき気まずくない?大丈夫か?俺…。
なんてポワーっと考えていると…
j「だいちゃんいたのにな…。」
コツコツコツ…(靴音)
………!
j「…え?だいちゃん。ずっとここにいた?」
見つかった…。
d「……うん。」
j「…………(どういう状況…)」
d「………………(頼むから聞かんといてくれっっ(泣))」
end
コメント
1件
うわぁぁぁ1話からエモすぎる…!!😭💕 だいちのモヤモヤから始まって、はやちゃんの「確かめさせてよ」ってギラついた目、やばすぎん??完全に恋愛ドラマの王道じゃん…!しかもあの軽いキスからの深いキスの流れ、めっちゃドキドキした…! 最後に柔にバレるところも最高の焦りポイントすぎる…続きが気になりすぎて叫びたい!!🔥