♡蘭竜、キャラ崩壊、年齢操作(30×18)注意!竜胆目線です!
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兄貴が消えた。昨日まで俺と兄貴は一緒に話して、一緒に飯食って、一緒に時間を過ごした。それなのに、朝起きたらいなくなっていた。初めは出かけてるのかとか思ってたけど、連絡もつかねぇしもう3日も帰って来ない。流石に心配だから今日は兄貴を探しに行くことにした。
俺は家を出てから兄貴が行きそうなところを探しまくった。けど…やっぱりいない。
「クソッ…、どこいったんだよ…」
兄貴を探して1時間くらい経った。ずっと歩き回って流石に疲れた俺は休もうとベンチに向かっていた。その時、誰かと肩がぶつかった。普通に痛い。
「…すんません」
俺は取り敢えず謝ってその場を立ち去ろうとしたが、だが、ぶつかった相手に止められた。
「……!オイ、待て!」
内心面倒なやつに捕まったなと思いながら足を止め、初めて相手の姿をみた。案外身長が高く、紫に黒色のメッシュが入った髪で、整った顔に垂れ目気味の目が印象的だ。首にはタトゥーが入っている。このタトゥーの形……どっかで見たような……。なんだろう…この雰囲気…兄貴に似ている気がする。
「お前、竜胆か?」
「あ?そうだけど」
なんで俺の名前知ってんだ?アレか?俺のカリスマオーラが出ちゃってる感じ?まぁ、冗談は置いといて、俺のことがわかった瞬間、この男は満面の笑みを浮かべた。
「ふふっ、やっと見つけた」
グイッ
「えっ…おいっ…?!!」
男は俺の腕を掴み、抵抗する俺を引っ張りながら人通りの少ない路地裏に移動した。
「抵抗しないなんて…随分大人しいじゃん?♡」
「はぁ…??抵抗してただろ」
「えー、嘘吐くなよ〜♡」
なんだコイツ、俺が逃げないように力一杯俺の腕を掴んでいる。確かに胴体デケェけど…力ありすぎないか…??すっげぇイテェんだけど。俺はずっとニコニコしているコイツを見て寒気がした。兄貴を探さないと行けないのに…。思いっきり暴れても叫ぼうとしても無駄だった。何なら逆効果だった。暴れたら腹殴られるし、叫ぼうとしたら口封じられるし……、さぁ、この状況どうしようかなぁ…。俺がそんなことを考えている内、男は俺の体を探り始めた。俺はこの状況が本当に地獄に感じた。気持ち悪い。男は俺のズボンのポケットを見るなり何かを見つけたようで、俺のポケットに手を入れようとしてきた。俺は咄嗟に膝で蹴ろうとしたが、止められた。だが奇跡的に止めた衝撃で拘束する手が一瞬弱まったため、俺はその隙に逃げ出した。俺は全力で走った。今までにないくらい全力で……。街に出たところで人通りが少ないからすぐ捕まったけど。
「逃げんな」
「誰か分かんねぇヤツにあんなことされたら誰だって逃げるだろ」
当たり前だ。逆に逃げないヤツ居んの?
「竜胆、まだ俺のこと誰かわかってない感じ?」
「おう、まず俺等会ったことすらないだろ」
「まあそう思うならそう思っとけ」
なんだこの会ったことあるかのような言い方、俺が会ったこと忘れてるだけか?俺が考えている内に男は少し悲しそうな顔で笑った。
「俺はお前の兄ちゃんなんだけどな〜?」
「えっ…?」
兄ちゃん?え、兄貴なの?確かに顔と雰囲気似てるけど…、いや、騙されるな俺…。兄貴な理由がない。だってこんなデカくねぇし。でも一応気になるから俺等兄弟にしかないものを言い、それがあったら信用してやろう、と俺は考えた。
「俺の兄貴ならアレ、あるよな?」
「あるに決まってんだろ?信用してねぇの?ヒデェなぁ♡」
「じゃあ見せろよ」
「こんな街中で?流石に恥ずくね?」
俺は内心面倒くせぇなとか思いながら俺は男の手を引っ張り、家へ帰った。こういう面倒くさいところも兄貴に似てるな…。男は家にに着いたとき、着ていたスーツを脱ぎ始めていた。俺はスーツを脱いでいる男を見てどことなく脱ぎ方も兄貴っぽいなと思っていた。もしかして本当に…と思っていた時、男は脱ぎ終わっていた。この半分に入れられている入れ墨は、誰がどう見ても兄貴のものだった。
「えっと……本当に…兄貴…なの?」
「どう見てもそうだろ?」
まだ半信半疑ではあるが、信じることにした。相当なファンでも流石に入れ墨をいれるということはないと思う。やっと見つけた……のか?疑問はやっぱり出てくるものだ。じゃあ今の兄貴は?ってなるよな…。本来の兄貴は未だいないままだ。
「なぁ…兄貴」
「ん?」
「俺の兄貴知らない?」
「…?ここにいるだろ?」
「そうじゃなくて…、18のときの兄貴」
「なに?いないの?俺。散歩とか買い物とかじゃなくて?」
「兄貴が散歩と買い物一人で行くとは思えねーよ。しかも3日も帰ってきてないし…」
目の前の兄貴は少し考えるような素振りをし、数秒後に口を開いた。
「俺は仕事終わり疲れ果ててすぐに寝た、そんで気がついたら昔に戻っていた。それが3日前だ。」
「え、というと…?」
「わかんねぇ?俺とは真逆にガキの俺は未来に行ってる可能性があるってこと♡」
「…!!」
確かにその可能性は確かに高い…けど…もしその考察があってなくて兄貴がこの世界にいて危険な目にあってたら…?兄貴は大丈夫なのか…?仮に未来に行ってたとしても元気だといいんだけど。
さぁ、これからどうしようか……。
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続き気になる!!