莉「〜w」
何気ない会話を続けながらふと思った
『なんか…僕ら会ったばっかなのに
カップルみたいになってない?w』
莉「確かに…w」
自分で言ったけど
段々と顔に熱が籠っていくのが分かった
…あれ?
『…莉犬くん顔真っ赤w』
君もほんのり頬を赤く染めていた
…もしかして脈あり?
そんなわけないか
莉「ちょ、ちょっと寒いだけだし!?
そ、そっちこそ!w」
『…あ、もう着いたじゃんw』
莉「え、本当だw家主なのに気づかなかった」
『莉犬くん鍵貸して〜』
莉「ん、ちょっと待ってね…はい!」
『ありがと…おし、荷物キッチンのとこ
置いとくね』
キッチンは玄関からすぐそこだったので
来て数分でも覚えられる
莉「おっけー、俺作っとくから
ころちゃんは起きた時に居たとこで
待ってて。出来たら呼ぶから!」
『分かった。』
二階にあがって部屋に入る
…
たった数分、それしか経っていないのに
『落ち着かない…w』
だって前世で好きだった…まぁ今もだけど
その人の部屋に入って1人って…
落ち着くわけが無い
寧ろ落ち着ける人なんているのか?
…ていうか結構たったはずなのに
時計2〜3分しか進んでないんだけど
ずっとそわそわしているとノック音が聞こえ
莉「出来たよー!」
と君の声がした
『お、早くね?w』
莉「そう?そこまで早くないと思うんだけど」
『マジ?でもそこの電子時計…』
莉「あー、そっちは壊れてて…
壁にかけてある方は合ってるよ」
『あーね、通りで長く感じるわけだw』
僕の感覚がおかしいわけではなかった
莉「ほら、冷めちゃうよ!」
『うん、何気に期待してるかんねw』
莉「いや、普通だからね!?」
『へへw』
階段をおりるとふわっと
美味しそうな匂いがした。
『…え、凄くない?』
まるでお店で見るオムライスだ
席に座ってそれを口に入れてみる
『…んまい』
ふわふわでとろとろの卵に包まれた
丁度いい濃さのチキンライス。
それにケチャップがかかって
表現出来ないくらいに美味しい…!
莉「ふふん、頑張ったかんね!」
照れくさそうに笑い、ドヤ顔を決めている君
『マジで美味い…!』
本当に口に運ぶ手が止まらない
莉「んふ、ころちゃん食べるのはっやw」
『いやマジで美味いんだって!』
莉「え〜?普通だよ、」
『莉犬くんの普通の基準おかしいって…』
莉「んなっ!俺の舌を馬鹿にしたな!?w」
『そーゆーわけじゃないけどさぁ…』
気づくとお皿はからっぽ。
『やべ…食べたら眠くなってきたw
僕でぶみたいやんけw』
莉「あっははw
ごめんけど俺の家自分のベッドしかないから」
俺のベッド結構広いしそれで良い?」
『…はっ!?』
そ、それって…逆に寝れないじゃん!
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