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⚠️暴力あり
us「逃げ出さないこと」
us「もし逃げ出したら、お仕置きが待ってる」
ky「…」ゴクッ
us「2つ目」
us「俺らに反抗しないこと」
us「タメ口ももちろんダメだし、名前を呼ぶ時は「ご主人様」って呼んで、話す時は上から目線は許さねぇから」
us「ご飯は、 俺らの許可がくるまでおすわりの体勢で待ってること…吸血してる時は絶対に暴れんないことと」
us「それと…」ベラベラベラベラ
ky「…はい」
完全に人間扱いしてねぇな。
rt「でも」
rt「もし2つ目の約束が1週間守れたら、とっておきのご褒美をやるよ」
ky(…ご褒美?もしかして)
ky(ここから出られる…?)
ky「…わかりました」
gt「てか、この子の名前なんて言うの?」
rt「あ、それ俺も知らない」
ky「kyです」
us「ふーん、kyね」
gt「…じゃあ」
gt「これから、死ぬまで俺たちの家に住むことになるから」
gt「よろしくね?kyくん」
gt「返事は?」
ky「は…はい」
俺は今日から、吸血鬼と一緒に住むことになった。
ーーーーーーーーーー
あれから3日が経った。
この3日間を過ごしてきて、1つわかったことがある。
それは…
ky「あの、usさん…」
us「おい」
ky「あっ…!?」ビクッ
us「名前を呼ぶ時は、ご主人様って言ったよな?」
ky「ご、ごめんなさ…!!」
ky「何でもします!」
ky「だから、殴らないで…!!」
「1週間、この家のルールを守ること」
この約束が、いかに難しいかと言うことだ。
ひとつでも破れば、その場で殴られる。
ky「ん…ぐぅ…!?」
ボコッボコッ
ky「あぁ!!いっ”…」
バコッボコッ
ky「ご、ごめんなさい!」
ky「許して…ください!」
ボコッボコッ
ky「なんでもしますから…!!」
us「ん〜?ダーメ♡」
us「ほら、もっと首見せて?」
ky「や、やめ…て…いたいよぉ!」
gt「us〜またkyくんいじめてんの〜?笑」
gt「もう辞めてあげなよ笑」
usは、そんな俺を気に入ったのか知らないが、やたらと俺に引っ付いてくるようになった。
rt「…」
us「rtさんもする?笑」
rt「しない」
us「ふ〜ん」
us「ky、あとで俺の部屋においで」
ky(…ここだよな、usの部屋って)
ドアノブを握る手が震える。
ky(…また、痛い目に遭われるかも)
ky(でも、行かなかったらどっちみち…)
勢いでドアを開く。
中には…
ky「…え?///」
us「ん?」
上半身が裸になっていたusがいた。
タオルを首に巻いているから、さっきまで風呂に入っていたんだろう。
その姿をみて、俺は目を開いた。
ky(ふ、腹筋…われてる)
us「そんなじろじろみんなよ変態 笑」
ky「あ…ごめんなさい」
us「まぁいいや」
us「ky、おいで」
usは、俺に向けて手を広げた。
ky「?」
us「いいから」
ky「でも…」
us「ご主人様が呼んでるのにこないなんて」
us「また痛い目に合わせんぞ?」
ky「あっ…は、はい」
傷ができた足で、usの元へ駆け寄る。
us「よしよし、いい子だね」
頭を撫でる。
ky(…なんか、懐かしいな)
ky(幼い頃、お母さんによく頭を撫でられた)
ky(…)
ーーーーーーーーーー
ky(なんでお母さんは、あーなったんだろうな…)
us「…」
us「ky、今日は俺と一緒に寝て」
ky「え?」