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⚠注意
これは捏造です。捏造の塊です。
中の人は文章を書くのが下手です。誤字・脱字の可能性があります。
政治的意思、実際の国々とは関係ありません。
かなり調べはしているのですが歴史の間違いもあり得ます、ご了承下さい。
それでもいい人だけいってらっしゃい。
前回同様リクエストに応えるの回です。
もしかしたらリクエストしてくださった内容と違うかもしれません、ごめんなさい(泣)
今回もあんま長くない、すまん(泣)
荒れ地となったパリ、赤く燃える空の下、冷たくなった死体たちの上に火の粉が降りかかる。周囲に広がるのはもはや地獄とも言える悲惨な光景。かつてこの街に並んでいた建物や家は焼き尽くされ黒く焦げた瓦礫の山へと変貌していた。兵士たちの断末魔と銃声が耳にこびり付いて離れない…
「……………」
鼻につく火薬の匂いと、焼け焦げた鉄臭い匂い…胃の中のものを吐き出しそうになる衝動を口に手を当ててなんとか抑えた。
「うっ…っ…!…はあっ…っ…!」
負けた…ロシア侵攻も失敗した。他の占領した国や地域も奪われた。全ては僕を潰すために他の国と一時的同盟を結んだ彼の所業。
「ギリッ)…!」
「……………」
「__________っ、イギリスウウウウゥゥ!!!!」
「……………」
高台からフランス帝国を見下ろす一人の影。束ねられた銀色の髪が風と共に静かに揺れている。長い前髪から現れたオッドアイの宝石はこちらに一切の同情も哀れも無く、ただ冷たく見下ろすだけだった。
「……………」
しばらく黙って見下ろしていた大英帝国は踵を返し、無言のまま反対方向へと歩き出す。その遠くて冷酷な背中をただでは逃がすまいと焼けた喉の奥から声を出して叫んだ。
「イギリスっ!!!!僕はっ…!!!!」
「________」
「僕は必ずっ、君に追いついてみせる!!!!」
「……………」
「君と同じように世界の覇権国として戻ってくる!!!だからっ…!!」
どうか…あの約束を…
フ『ねえイギリス、大人になったら何したい?』
イ『大人?……それまで、生きているかどうか…』
フ『…っ、そんなこと…』
イ『…クスッ)すみません、そうですね……まずは、あの家を出たいです』
幼いイギリスは空を仰いだ。野原を走る風が銀髪を靡かせ目を閉じる。花を摘んでいた細い腕には包帯が巻かれており、痛々しく血が滲んでいた。
イ『それから…海を渡って大陸に行ってみたいです。まだ見ていない大きな図書館や博物館、砂漠にも行ってみたいですね、それから北極の美しいオーロラをこの目で見てみたいです…』
フ『………じゃあ、僕が連れて行ってあげるよ!』
イ『…え?』
幼いフランスはイギリスの両手を握る。
フ『イギリスが行きたいところ全部僕が連れて行ってあげる!だから…!』
______また、必ず会おうね!
「フランスの占領に成功した、次はイギリスだ」
第二次世界大戦。フランスはナチス・ドイツにたった1ヶ月で圧倒的な力を見せつけられ降伏することを選んだ。それほどに力の差は歴然だった。まさかナチスがここまで力をつけていたとは…
「…降伏するとはどういうことです」
「……………」
ナチスと降伏という名の休戦協定を結んだことで、もうイギリスと共に連合国として枢軸国と戦うことはできなくなった。こんな短期間で屈服したのだから怒るのも当然だ。
「…もういいです、貴方を当てにしてる場合ではなくなりました…ナチスは次は私の国を攻めてくるでしょう、念のため貴方の戦艦は破壊させてもらいます。ナチスに利用されたら厄介なので」
「……………」
「では、さよなら」
「…イギリス」
ドアノブに手をかけたイギリスの手が止まる。背は向けたままでこちらには一瞥もくれない。冷たいな、と思うも自分はこんな弱腰の男だから仕方ないかと一人納得した。
「…どうか…無理だけはしないでね」
「………ナチスは私に和平を求めてきました」
「……………」
「同盟を結ばないかと直接言われたのです…ですが国民は反対でした。なら…
______私は最後まで戦います、たとえ”国”として死ぬことになったとしても」
「っ!!」
「ガチャ)…」
「ハッ)っ、イギリス!待って!!」
「私が死んだら…ヨーロッパは頼みました」
「待って!待ってよ!まだっ、あの約束っ…!」
守れていないじゃないか…
ナチスとイギリスの大規模な航空戦バトル・オブ・ブリテンはイギリスの勝利として終わった。僕はあの時ひたすらイギリスの無事を祈っていた、彼が勝ったことを知ったときは嬉しくて情けなくも泣いた。だがイギリスもかなりの痛手を負ったらしく、再戦は不可能だと思われる。フランスはあれからずっと占領され続け、国民は混乱し様々な問題が起き始めた。ユダヤ人迫害にも加担することになり、本当にめちゃくちゃだ。
「……会いたい」
______イギリスに…会いたい…
僕たちは昔から会う度に憎まれ口を叩いては争い合う、そんな仲だった。でも僕としてはこの関係が続いてもいいとさえ思っていた。変に聞こえるかもしれないけど、僕はどんな形であれ彼に会いたかったから。例えそれが戦争という状況の中だったとしても…
「…………」
今ナチスはソ連と交戦中だ。僕の国民たちも皆兵士として連れて行かれた。ナチスがソ連に勝てる確率は…恐らく無い。ナチスは短期戦、ソビエトは長期戦を得意とする、ソ連という極寒の国で戦いが長引けばどちらが不利になるかなんて火を見るより明らかだ。僕もナポレオン戦争で優勢をとっていたものの、呆気なく返り討ちにされてしまった。ナチスが負けるのも、時間の問題だ…
「おい大変だ!アメリカとイギリスの軍が向かってきているぞ!!」
「!?…え」
僕は走った、とにかく走った。岸の方へ、海岸の方へ。会う資格なんて僕には無いけれど、こんなみっともない奴だけど…どうか…君に会いたいと思うことだけは、許して欲しい…
「はぁ、はぁ、はぁ…はぁ……っ、イギリス…」
辿り着いた海岸には、息子のアメリカと共に降り立った愛しい人が確かにそこにいた…
ご愛読ありがとうございました。
リクエストに応えるの回はこれにて終了です。これからはシーズン2や他のストーリーも書いていく予定です。フォロワー様が130人を突破していいねもコメントも沢山いただけてめちゃくちゃ嬉しいです😭続きを楽しみに待ってくださってる方々、本当にありがとうございます。頑張ります!!!
ではまたお会いしましょう。
コメント
6件
見るの 遅くなりました……… シーズン2 も必ず見ます!!
シーズン2も楽しみにしてます!
ちょっと待って、もう泣きそうになりました……。 戦火のパリの描写があまりにも生々しくて、目に浮かぶようでした。それでいて、幼いふたりの「必ずまた会おう」という約束のシーンが鮮やかすぎて、その後のすれ違いが切なくて胸が締め付けられました。最後の海岸で彼を見つけた瞬間、フランスの「会いたい」という想いが全部報われた気がして、じんわりきました。まだ続くんですよね?ふたりの行く末が本当に気になります。