コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
保『_諦めてください』
鳴「無理だな」
鳴「ボクは自分でも信じられないくらいにお前のことが好きだ」
鳴「お前はボクを止めるのが遅すぎた」
鳴「恨むなら疎(うと)い自分を恨むんだな」
保「….」
保「鳴海隊長、僕はあなたに3回チャンスをあげました」
保「掴まなかったのはあなたです」
鳴「、は?」
保「…疎いのはどっちやねん」ボソッ
鳴「チャンスって何の話だ」
保「…時期に分かります」
保「言っときますが、もう遅いですよ」
保「僕は十分切り開いたんですから」
今のこの人は分からなくていい。
どうせすぐに分かる。
自分の選択がどれだけ間違った道なのか
保「ええですよ」
鳴「なにがだ?」
保「あなたの恋人になってあげる言うてるんです」
鳴「…」
普段でも大きい目を更に大きく見開きそれはもう驚いた顔で僕を見ていた。
すると体を乗り出し
鳴「..ほっ、本当か⁉️⁉️」
と全身で問いてきた。
保「ホンマです」
保(いつまでその喜びが続くんやろなぁ)
好きな人と恋人になるのは嬉しいはずなのに、僕はなんでこんな思いしとるんやろ
本当に縛り付けるつもりなんてない。別れたいと言われたら、別れるだけだ。
そん時は、本当にこの世からいなくなってしまおう
きっとこの先、本気で僕を求める人なんていないのだから
鳴「…じゃあ、ボクたちもう付き合ってるんだよな?」
保「 、 えぇ」
今の彼には何も伝えない。
本当の僕も、これまでの気持ちも
3回もあなたにチャンスをあげたんです。
少しくらい、僕にもくれますよね
ちょっとでいい。みんなの神様を、今だけ僕に_
鳴「今更撤回なんてできないからな」
保「別にするつもりないですよ」
できないのはあんたの方や。
嫌な狐に魅入られて、チャンスを掴まなかったのが運の尽き
勘違いばかりのあなたには、きっと本当の僕なんて見えていないでしょう。
保「…4回目は、ないですから」
鳴「?、チャンスの話か?」
鳴「なんなんだそのチャンスって」
保「さぁ、なんでしょうね」
保「鳴海隊長なら、僕なんかよりいい人を選べましたのに」
鳴「お前ってさ、自己評価低いよな 」
保「…そんなこと_」
、なくもない…
鳴「保科は自分がモテてる自覚ないだろ」
保(こっちのセリフなんですが)
保「実際モテてませんしね。僕なんかを好きになる人はあなたくらいですよ」
鳴「出たよ僕なんか」
鳴「言っておくが、お前すっげぇモテるからな」
保「鳴海隊長の勘違いでは?」
鳴「おーおー、自分の胸に手を当ててよく考えてみろ」
鳴「…お前が誰かに取られないか、ずっと心配だったんだからな」
保「…そう、ですか」
なんの心配しとるんやろ、僕の目にはずっとあなたしかいないのに
保「鳴海さん」
保「好きですよ」
あなたが思うよりもずっと前から、あなたが思う気持ちよりもずっと大きな「好き」。
鳴「そうか」
ウブな人
僕からの言葉で、耳まで真っ赤にして、
本当に食べてしまいたい
いつ、あなたに嫌われるんでしょうね
まだ扉が開いてるうちに、早く気づいてください
何度目かのチャンスを、あなたに_