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続きです
女露天風呂
湯煙が立ち込める中、1年A組の女子たちは一日の訓練の疲れを癒していた。
その中で異彩を放っていたのが、敵愛永久だ。彼女は湯船に浸かっている間も、
防水素材の黒いマスクを頑なに外そうとしなかった。
芦戸 「ねえ、永久ちゃん! お風呂の中でまでマスクしてるの、流石に息苦しくない?」
永久 「別に。慣れてる。あんたたちにジロジロ見られる方がよっぽど息苦しいんだけど」
八百万 「ですが、それではお顔が洗えませんわ。よろしければ、私たちが壁になりますわよ?」
永久 「いい。上がってから適当にやる。今は放っておいて」
風呂上がり。永久は脱衣所の鏡の前で立ち止まった。お湯の蒸気と水滴で、
自慢のマスクがぐっしょりと濡れてしまっている。
永久 「、、外すか、」
永久は、誰にも見られていないことを確認し、耳にかけていたマスクの紐を外した。 同時に、
頭に乗せていたサングラスも手に取り、タオルで顔を拭う。 露わになったその素顔は、
月の光を反射する宝石のように冷たく、そして息を呑むほど端正なものだった。
そのまま髪を拭きながら廊下へ出ると、そこには運悪く、
これから食堂へ向かおうとしていたA組・B組の男子連合が勢揃いしていた。
瀬呂 「、、え?」
切島 「、、、、、は?」
上鳴 「、、おい、待て。誰だ、あの超絶美少女……。新手の転校生か……?」
峰田 「(鼻から決壊したダムのように鮮血を噴き出しながら崩れ落ちる)ブハッ!!
女神だぁ、、!!!俺は今日、このために生まれてきたんだ、、。死んでもいい!!!」
男子たちは一斉に鼻血を出し、あるいは腰を抜かしてその場にへたり込んだ。
永久は、驚愕と恍惚が入り混じった彼らの視線を浴び、眉間に深い皺を寄せた。
永久 「キモ。あんたたち、一列に並んで血を流して。砂じん嵐で脳みそまで汚れたわけ?
さっさと消毒してきなよ、この雑魚共」
そこへ、廊下の向こうからタオルを首にかけた緑谷がやってくる。
緑谷 「あ、永久ちゃん。やっぱりマスク濡れちゃったんだね。ほら、髪もまだ水が垂れてるよ」
永久 「うっせ。後で乾かすし、」
すると緑谷は無言で、自分の首にかけていた乾いたタオルを手に取る。
そして永久の頭を優しく包み込み、迷いのない手つきで丁寧に髪を拭き始めた。
永久 「相変わらず上手いな、」
数分後
緑谷 「、、うん。ほぼ乾いたよ、後で寝る前にまだ湿ってたら乾かしてね。たぶん大丈夫だから、」
そういって緑谷は一足先に食堂へ向かう。
男子一同 「…おい!! 緑谷!! お前、今のは何なんだよ!! 熟年夫婦かよ!!」
そして後ろから爆豪が現れる。
爆豪 「おいバカ永久。デクに甘えてんじゃねぇっつったろーが!!」
永久 「何、勝己。あんたもあたしの顔に見惚れた?」
爆豪 「あァ!? んなもん、ガキの頃から四六時中見てりゃ飽きるっつってんだろーが!!」
で、爆豪は永久の手からサングラスを奪い、
そのまま顔面に無理やり押し付けるように装着させる。
永久 「ちょっと! 雑すぎ!」
爆豪 「あァ、これでマシになったわ。テメェのツラは俺ら以外に見せんじゃねぇ。雑魚共が使い物にならねぇだろうが!」
永久 「独占欲? 勝己、可愛いとこあるじゃん」
爆豪 「ちげぇよ死ね!! 全員がお前ばっか見て使い物にならねぇだけだ!!
さっさと飯食いに行くぞ!! ほら、予備のマスクしろ!!」
永久が予備のマスクを装着し、いつもの姿に戻ると、廊下の異常な熱気はようやく引き始めた。
しかし、男子たちの精神的なダメージは回復していない。
切島 「爆豪と緑谷、、。あいつら、人生の難易度設定、間違えてるぜ。
あんな美人と幼馴染で、平常心を保てるなんて、、。俺なら一秒で心臓止まって、個性が暴発してる。」
爆豪と緑谷の後を、少しだけ足取りを軽くして追いかける永久。その背中を見守る男子生徒たちは、
自分たちが一生かかっても越えられない「幼馴染」という名の高い壁を、その日、初めて痛感したのである。
はい、どうでしたか!
ほぼ茶番みたいなもんすよね。
次回番外編なので、お楽しみにー
てか、今日好きな人に服貸してもらったんすよ、
陸上の練習あるのに、上着忘れて真冬の夜に半袖短パンでやるのは
マジで終わってるんで、頼んだら断られたけど、
去り際に渡してくれました。マジで、死にそうなぐらいうれしかった。
1905文字!終わります。
コメント
8件
男子混合→男女混合? 個人的には恋バナがいい〜。 いやあ、みんなベタ惚れでしたね。 かっちゃんかわええ。 続き楽しみ!
面白かったです♪ 個人的には恋バナ?かな おぉ!優しい!! 続き楽しみです♪
1コメ!?今回も良かったよ!続き楽しみにしとるけど無理せんでね! おお✨良かったね!