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どうしてこんなことになったのか、結月はどういうつもりでこんなことをするのか、私には分からない。
舌を強引に割り入れられて絡め取られ、互いの濡れた粘膜が擦れ合う感覚や厭らしい水音が聞こえるたびに恥ずかしさと戸惑いでどうにかなりそうだったのに、何度かそれを繰り返されるうちに慣れてしまった私は抵抗することも無くただひたすら咥内を犯される。
初めてのことに戸惑っていたはずなのに、いつしか不安な気持ちは快感へと変わっていく。
もしかしたら私は心のどこかでこうされることを期待しているのだろうか。
「……っ、ゆずき、……おねがぃ、……やめて……っ」
ようやく深い口づけが止んで唇を解放された私は息を整えながら、もうこれ以上はしないでと頼んでみるけど、
「やだね。今更止められるわけねぇだろ？ いいから、早く脚開けよ」
「や……っ、やだ……」
結月は止めるつもりが無いらしく、私の言葉を無視して強引に脚を開くとその間に自身の身体を入れてくる。
それによって結月の身体が邪魔をして脚を閉じることが出来ず、これから起こることを考えると怖いはずなのに、そんな思いとは裏腹に私の下腹部はどこか疼いて蜜口から何かが溢れ出るような感覚があり、こんな状況なのに感じてしまっている自分に嫌気が差した。
「嫌とか言ってる割に、ここは濡れてるぜ？」
「……っ」
嘲笑うように見下ろしながら、濡れている蜜口に指を這わせた結月は、ゆっくりと愉しむように周りをなぞってくる。
「や、……」
抵抗したくても脚は閉じれないし、腕も拘束されていて動かせない私はされるがまま。
ただ身を捩らせることくらいしか出来ないけれど、そんなの全く効果は無くて、
寧ろ、触られるたびに身体を反応させているから気持ち良いと勘違いされてそう。
「こんだけ濡れてんだ、指なんてすぐに飲み込むぜ」
「やっ……！」
結月は何度か秘裂をなぞるとそこを割って指を差し入れてくる。
「……っん、ん……」
初めて異物が挿入されて緊張で身体が強ばりそうになるけど、
「ほら、力いれんな」
「やぁっ、」
私の身体の力が抜けるよう、もう片方の手で敏感になっている胸の頂きに触れて刺激してくると、一瞬で力が抜けていく。
気付けば結月の指を根元まで飲み込んでいるようで、それをくちゅくちゅと音を立てながらゆっくりと動かしてくる。
「……やっ、……あっ、あっ、」
「一本は余裕だったな。それじゃもう一本増やしてみるか」
そして更にもう一本の指を膣内に入れようとする結月。
「や、……もうやめて、……はいらない……」
また更に異物を挿入されのかと思うと怖くなった私が必死に止めてと訴えかけるけど、
「あのな、指の二、三本くらい余裕で入らねぇと後で痛むかもしれねぇよ？ そうならねぇよう、慣らしてやってんだから黙っとけ」
「――っあ、……んんっ」
こんなのまだまだ序盤だとでも言いたげに呆れ顔の結月は素っ気なく言い放つと、容赦なく二本目の指を差し入れていった。
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