【出逢った時の君は、まだ高校3年生だったね...『Protect Love』とは愛する人を守る事、愛しい人を見守り続ける事】
受験を控えた高校3年生の鈴木栞は、仲良くしていた友人2人から急に無視されたり嫌がらせを受けるようになる。
栞はこれまで争い事を避ける為、常に人に迎合し自分の意志を押し殺して生きてきた。
それは父の再婚によって出来た、新しい家族と上手くやっていく為の必要な術だったからだ。
自分を偽りながら生きる辛さを栞は誰にも明かせずにいた。そんな時出逢ったのが精神科医師の貝塚直也(32歳)だった。
栞は直也から1冊の本を渡される。その本は、栞が自分の生き方を見つめ直すきっかけを与えてくれた。
この小説は、2人の出逢いから愛が育つまでの軌跡を辿っていきます。
※この小説のスピンオフに『華子の初恋』があります。