「……っあ、……あ、……ん、……んん、」
ぐちゃぐちゃに掻き回され、怖いはずなのにどこか気持ち良い。
声を抑えようとしてもどうしても漏れ出てしまう私は、やっぱり淫乱な女なのだろうか。
未知の感覚に身体が強ばりそうになると、私が弱いところを結月が攻めてくるのですぐに力が抜けていき、そこを狙うかのように三本目の指を挿れてきた。
「ん、……や、……あ、っ……あ、」
痛くはないけど、自分のナカに結月の指が三本も入っているなんて想像出来なくて、わけが分からなくて何故か涙が溢れていく。
すると、それに気付いたらしい結月が、
「何だよ、痛むのかよ?」
少しだけ心配そうな表情を浮かべながら聞いてくる。
「……ち、が……っ、わかんないけど、……涙が……っ」
でも、聞かれても私にだって涙の理由が分からなくて、ただ首を横に振って「分からない」を繰り返していると、
「――泣くなよ、平気だから。痛くはしねぇ。それは、約束するから。もうだいぶ濡れてきてるから、これなら平気だから」
全ての指を引き抜いた結月はそう声を掛けながら身体を起こすと、ベッド横の机の引き出しから何かを取り出した。
どうやらそれは避妊具らしく、慣れた手つきで自身のモノにそれを付けていくと今度は拘束していた私の腕の包帯を外してくれた。
そして、
「――ゆっくりやる。怖かったら、掴まっとけ。爪立ててもいい。悪ぃけど、今更もう止められねぇから――挿れさせて」
先程までの強引さは無く、まるで人が変わったかのように私を気遣いながら自身のモノを私の秘裂にあてがうと、濡れているそこに何度かそれを擦り付けるように刺激しながら、ゆっくりナカへと侵入させてきた。
「……っんぅ、……あ、ぅ……ッ」
指なんかとは比べものにならない何かが、私のナカをゆっくり押し広げていくのを感じる。
痛くはないのだと思うけど、こんなに大きなモノが入るだなんて痛みがあるかもという先入観から身体が強ばってしまう。
「――力、入れんな。もう少しだから、……」
フワッと私の頭を優しく撫でながらそんな言葉を掛けてくる結月。
何で、急に優しくなるの? こんなんじゃ、恨めなくなっちゃうじゃない。嫌いになれなくなっちゃうじゃない……。
頭を撫でられ、優しく啄むようなキスを落とされると、不思議なことに恐怖がスッと頭の中から消えていき、結月のモノを私のナカが受け入れようとし始めた。
すると、更に奥へと押し広げられていき、未知の感覚と少しの痛みがあったけれど全然怖くもなければ我慢出来ない痛みでもなくて、
「……ッあ、……あぁ、……ッんん、」
ゆっくり時間をかけて私のナカを進んでいく結月のモノに身体が馴染んでいくと、声が漏れ出るくらいの気持ち良さを感じていた。
そして、ようやく結月のモノが根本まで私のナカへ入ったことで安堵からなのか、涙が溢れてきた。
「痛むか?」
「ちがっ、……いたくは、ないの。なんだか急に、……なみだがっ」
何故泣いているのか自分でも分からない私が戸惑いながらそう答えると、
「泣くな。何も考えられねぇくらい、気持ち良くしてやるから――」
「――っん、」
再び頭を撫でてくれた結月は唇を塞ぎながらゆっくり腰を動かし始めた。
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