テラーノベル
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翌朝、私の学校へ向かう足取りは信じられないほど軽かった。理由は明白。
誰とも会いたくなかったから
いちばん早く学校につけば、誰にも会うことなく荷物を置いてトイレにでも隠れられる。
そう思っていた。
私は校門が開くのとほとんど同時に学校に着いた。そのまま誰とも目を合わせないようにし、教室へ向かう。
静かに教室のドアを開けた。
それと同時に、窓辺に佇む美しい花を見た。
昨日まで無かったものだから、私は不審に思い近寄ってみようとする。
……何、これ
私の机じゃん。
窓際に置いてあるというのは錯覚だった
実際には窓側最前列に位置する私の席に置いてあった
花瓶に挿してあるのは校庭に咲いていたはずの大きな白い百合。
あれが、最後の一本だったはずなのに
奴らは私にその罪を擦り付けるつもりなのだろうか。それとも、典型的な悪意の嫌がらせなのだろうか。
視界は、思考の渦とともに歪んでいく
???「おい大丈夫か?!」
???「返事しろ、ここね!!」
???「先生呼んでくるっ」
???「何があったんだよ……」
四人分の声が聞こえた
でも、もう応えられない
私の意識はそこで途絶えた
ky「よかったーッ……」
目を開けると、視界にkyが覆いかぶさってきた
ここは……保健室?
hr「そう。朝俺たちが学校来たら机の前で倒れててさ」
ksk「重大な怪我とか病気の兆候は無さそう、って養護の先生は言ってた」
fj「何があったか……教えてくれるか?」
わからないの……机の上に花瓶があったのは覚えてるけど
ky「そうか、」
hr「あれって校庭に咲いてたやつだよね」
ksk「それ使うってのもやだわ〜」
まあね、あたしもそう思うよ。ところで、今何時?
fj「9時35分だから、ちょうど1時限目が終わったところだな」
え、じゃあ授業は
ksk「俺が先生に言って休みにしてもらった。目撃者はショック受けただろうから面会してていいらしい」
わざわざ、そんな
ky「俺あの先生嫌いだし気にすんな」
授業休んでまで面会させてくれる先生を嫌うとかこの恩知らず
ky「冗談冗談。次の授業は出れそうか?」
……ちょっと行ってみる
hr「無理しなくていいからね〜」
みんな本当に優しいね。ありがとう
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fj「どーいたしまして。そんじゃ行くか!」
結論、授業は平和に受けられた
先生たちの監視の目があるからか、目立った行動はできないらしい
女子A「ねえねえhrくん」
hr「なにー?」
女子A「ここねちゃんに昼休み屋上に来てほしいって伝えといて」
hr「りょーかい」
女子A「ありがとう!」
ソイツが去っても、私は怖くて動けなかった
昼休み? 屋上?
何をされるのか、全く分からない
hr「ねぇねぇ」
聞いてたよ
hr「そっかあ。それなんだけど他三人にも伝えてあるし、こっそりついてくよ」
……何言ってんの、危ないよ
fj「一番危ないのはそっち」
ky「俺ならキャラで押し通せるだろ」
じゃあ一つだけお願い。危なかったらすぐ逃げて
ksk「分かってるって」
尽きない悩みの種に押し潰されそうになりながら、昼休みはやってきた
コメント
3件
うわあああ第5話読み終わったよ…!!😭💦 机にいつの間にか置かれた百合の花、めっちゃ怖かった…まさかの“最後の一本”って伏線回収もゾッとするね。ここねちゃんが意識失っちゃうシーン、描写が生々しくて心臓バクバクしたよ…! でもkyたち4人が駆けつけてくれて、保健室でもみんな優しくて、ここねちゃんを守ろうとしてくれてるのが伝わってきてじーんときた…🥺✨ 屋上の誘い、絶対罠だと思うけど4人で行くって決めたところが熱い…!!次どうなるか気になりすぎるよ、続き楽しみにしてるね🌸🔥