※4月1日に投稿された📄の歌ってみたを元ネタに書いています。
※るむふぉが遊女、基本は 受け側になりますが場合によっては攻めにもなります。
※名前、口調は変えていませんので時代背景と合わない場合があります。
※捏造設定が多く含まれます。
※他、人によっては不快と思われる表現があります。ご注意ください。
珍しく二人揃っての連休ということで雲雀は自室にアキラを呼び込んで、一晩中愛を確かめ合った。
早朝、雲雀が目を覚ますと隣でまだ眠っているアキラがいた。眼鏡をかけていない彼の寝顔は いつもより幼く見えて可愛い。
可愛らしいと思ったままに行動へとうつす雲雀。額の髪を避け、そこへと唇を寄せた。軽く身動ぐ程度で起きはしなかった。
「ふふん、よく寝てんなぁ……」
恋人が愛しくて思わず笑みがこぼれてしまう雲雀、指で髪を梳いて、よしよしと撫で、ぎゅっと抱きしめる。
外は雨が降っていて、窓からは紫陽花が見える。雫に濡れる紫と桃色の花はいつになく綺麗だった。
「…なんかアキラみたいだな、あじさいって。」
「…誰が、何ですって?」
「うぉっ?!…お、起きてたのかよ…」
「ついさっきですけどね」
ベッド脇のテーブルから眼鏡を取って掛け、アキラも窓の外へと目を向けた。たしかにきれいだとアキラが言って、雲雀を見ると彼は泣いていた。
ぽろぽろと透明な雫がベッドにも降り注ぐ。
「えっ、ちょっと、どうしたんですか?」
「わかんね…今幸せだなって、思ったら泣けてきた……っ」
「…うん、そうだな……」
「アキラとも、皆とも一緒にいれんの、なんかすっげぇ…ッ、幸せだなぁって…っ」
本格的に泣き始めてしまった雲雀を黙って抱き寄せ、アキラは自身の胸を貸した。素直にアキラの胸元へ雲雀が収まると上から布団をかけ、雲雀がこちらを気にしないで泣けるようにしてやる。
「あの時からずっと一緒なんですよ、雲雀…」
聞こえていないかもしれない声で聖来は変わらない想いを口にした。
深夜、任務やら仕事やらで疲れ切った体をベッドへと預ける奏斗。しばらくするとセラフも同じように寝室へ来ては奏斗の横へと寝そべる。 近づいた距離に驚きもせず、愛おしげに髪を撫でていく彼に身を任せる。
今日は約束をしていたのだ。
「ふふ…奏斗、眠そう」
「ん〜、眠い…」
奏斗が甘えてセラフの胸元へ擦り寄ると、壊れ物を扱うように頭を伝って耳を撫で、そして優しく頬を包まれる。
ちゅっ、と軽いキスが贈られると奏斗もお返しとばかりにセラフの口元へキスをした。キスが終わるとお互いの指を絡ませ合い、大事そうにまたキスをされる。
「今日大変だったんだね」
「そう、もーマジで疲れた。」
「疲れてるならまた今度にする?」
「んーん、今、シたい。セラで癒やされたいぃ…」
母に甘える子のような奏斗に苦笑しつつ、だが愛しくて可愛くてしょうがないという様子のセラフ。
抱きしめて、また口元へキスをする。軽いリップ音は徐々に深くしっとりとした水音へと変わっていった。
「んん、っ…なんかデジャヴ……」
前にもこんなことがあった気がすると奏斗が言えば、セラフは首を傾げ、奏斗の青い目をまっすぐと見つめる。
「気のせいじゃないの?」
「うぅん、確かに同じようなことがあったと思うんだ。……ずっと、前のような気はするけど…」
そっか、と興味があるのかないのか、わからない反応をしながらセラフは構うことなく奏斗の身を暴く。そして、外側も内側も、いつかしていたように余すことなく癒やした。
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