らっだぁ視点
…さて.
健康診断バックレるしかないな!
とは言っても,外に行かないと逃げられない.
一応幹部(らっだぁ以外の運営)は城内に居るし…総統出かけても大丈夫か.
ん〜…西あたりに逃げよっかな.
俺らの運営国は,東が我々,WT国,南が日常国,北が限界国っていう風に同盟国に囲まれているけど,西は何もなかった…はず.
万が一同盟国に連絡行って捕まることもないし,西が良いかな.
置き手紙でも残せばいいか.
そう思い,俺は自室へと向かった.
ー自室ー
手紙↓
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ちょっと散歩がてら周辺国に行って来ます.
夕方には戻ります. ^ら^
らっだぁ
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…よし,こんなもんか…
じゃ,行ってきまーす
ー西部ー
そう言えば最近同盟国の人達はどうしてるんだろ…
…最近会ってないんだよな…
正直…交流の機会もあったし,仲いいし…だけど何故か最近,会う元気が沸かない.
前までは平気だったけどね…楽しかったし.
んー…会えてない…より,俺自ら避けている…のか?
自分でも分からないけど,もしそれが「怖い」と言う感情から来る行動なら…………
…はは、それ以上考えるのはやめておこう,
西に進んで少し,俺は森に行き着いた.
とても綺麗な森だ.こういう,森…木々を見るのは久しぶりだ.
俺等の国には木々が少ないからなぁ,
川は毎日見てるけど.
変にさっきみたいな雑念に時間を費やすよりも…観光して行くほうが良いな…
周りを見渡すと,朝の水色がかった朝日ではなく,神秘的な森色の光が葉の隙間から差しているのが見えた.
目が痛くなるような光ではなく,どこか落ち着く雰囲気.
そう言った自然に見惚れていると,ふと背後から声がした.
「あのー」
rd「うおぁぁ!?」
聞き慣れた声が聞こえた.
人が居るとは気づいていなかった為,驚き咄嗟に振り帰り,臨戦体制に入る.
ただ,そこに居たのは敵ではなく.
rd「え、ぐちつぼ!?」
めちゃくちゃびっくりした…
gt「あ、久しぶりらっだぁ」
rd「いや何でここに居んの!?」
gt「まあまあまあ,とりあえず座って話しましょうよ〜」
rd「え,うん…?」
gt「で、らっだぁ何でここに居んの?俺も俺でびっくりしたんだけど…w」
rd「散歩…暇だなーって.」
嘘はついてない.きっと.
rd「そういうぐちつぼは?確か最近限界国は商業で扱う商品増やすのに忙しいって聞くけど…」
gt「あー、うちも商業国として色んな国に売らしてもらって結構経ってさ.」
gt「最近友好国…売買先が増えてね,商品増やすことにしたんだ.ただ,他の国じゃ無いと入荷できない商品があってさ…」
gt「その国が西にある此処の国で,正式に訪問させてもらう前に一旦周辺調査に来たんだよね.」
rd「へぇー…なるほど.」
じゃあまだ同盟国に俺が逃げた事は知られてn…
gt「運営国から限界国に,総統を探して欲しいって言われてね.」
うっわバレてたぁ…逃げるか!?
いやどうせ捕まるか…かくなる上はッ!
rd「ッス…ぐちつぼぉぉ!逃がして!」
どうしても健康診断に行きたくない.
最近は眠れてすらいない…健康診断なんて行けば確実にそれがバレてしまう…!
gt「www…まぁ,どうせ何かあったんでしょ?最近限界国来てないし.」
gt「どしたの.らっだぁ.」
急なガチトーンで痛いところを突かれる.
…こいつは勘がいいようだ.いや,昔からか.
あの川の様に,…いやそれ以上に透き通った赤い目が俺を写す.
……少し寂しげだ……
rd「…………」
rd「…………」
少し沈黙が続く.
それでも相変わらず君の目には俺が写る.
rd「いや,何か最近仕事大変でさ〜」
rd「限界国に行けてなかったのも,逃げたのもそのせい!」
多分はぐらかした事は伝わってしまうけど.
rd「しょうがないから,今日は帰るよ、じゃあね…」
その場を離れようとした.
後から君の手が追ってきて…すぐ近くまで来て…でもどうしよいもないくらい怖くて.
君が怖いんじゃない.自分自身が怖いんだ.
ダメなんだ.君のせいじゃないけど,
コメント
4件
やっぱ神だな、、、みったまの語彙力と作品ほんと好き- ̗̀ ෆ( ˶'ᵕ'˶)ෆ ̖́
すみませんほぼ2000文字行きましたm(_ _)m ハイペース更新していきますので,今はこの作品が最優先で毎日投稿になりそうです.