未来を想いながら、今日という時間を大切に抱きしめるように。←これめっちゃ好き(自分で書いておきながら何を…)
最終話です。
季節はまだ冬の終わり。
冷たい空気のなかにも、どこか柔らかな温もりが混ざってきたころ――
おらふくんとおんりーは、静かな部屋の窓際で並んで座っていた。
「もうすぐ、春だね。」
おんりーがぽつりと言う。
「うん。俺たちの、新しい季節。」
おらふくんの声は、いつもより少しだけ優しく響いた。
窓の外では、小さな芽が土から顔を出しはじめている。
まるで、ふたりの気持ちを映し出すかのように。
「おんりー。」
おらふくんが、手を握る。
「これからも、ずっと隣にいてくれる?」
おんりーは、その手をぎゅっと握り返す。
「もちろん。」
しばらく沈黙が続く。
その時間さえも、心地よく感じられた。
「俺ね、これからの季節、全部君と迎えたいと思ってる。」
「うん、俺も。」
「来年の春も、その次の春も。」
「ずっと。」
おらふくんの瞳が、真剣に輝いた。
「俺たち、まだまだこれからだよね。」
「そうだね。」
「ずっと、よろしくね。」
「ずっと、よろしく。」
ふたりは顔を見合わせて、自然に笑った。
未来を想いながら、今日という時間を大切に抱きしめるように。
しばらくして、おらふくんがそっとおんりーの手を取り、優しく話し始めた。
「おんりー、これからも色んなことがあるだろうけど――」
「うん。」
「一緒に乗り越えていこう。俺たちなら、どんな未来も怖くない。」
おんりーは深く頷き、ほほえんだ。
「そうだね。君となら、どんな日々も幸せだよ。」
窓の外には、やさしい春の光が差し込み、ふたりの影を長く伸ばしていた。
未来の扉は、今まさに開かれたばかり。
「じゃあ、行こう。」
「うん、ずっと一緒に。」
2人の手は、離れることなく、強く結ばれていた。
これから続くすべての日々を、ふたりで紡いでいく約束を胸に。
きゃ!!!いいですね!
この作品で全国のqnor推しが少しでも増えますように!
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ではおつら!✌!
コメント
2件
全部まとめて読みました!! まず一言、天才ですね☆ 私もうずっと、尊ッッッッ‼︎⁉︎⁇⁇ ってなりながら読んでましたよ ずるいですね、、、!!!?