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「えーっとねぇ松利君?この世界についてとかから始まるんだけどさ…。」
「とりあえず2つの陣営に分けられてるんでしたっけ?それはさっき知りました。」
…本当にどこまで知ってるのか分からないなぁ。というか…
「あのー、俺から聞くよりも色々なところ回って聞き回った方がいいんじゃない?探せば歴史集みたいなのもあったはずだし…?」
「それもそうかもしれませんが…どこがどこなのか案内が欲しいです。地理感が無い中で歩き回るのは嫌です。」
この青年怖い!めっちゃ堅実的ッ!
「なので、敵同士ではあるのでしょうが案内をお願いしてもいいですか?流華さんは何も知らない人をそのまま置いてどこかに行きませんよねぇ?」
この青年怖い!とってもニッコリしながらこっちに訴えかけてきてるッ!嫌ッ!
「…わかったよぉ、少しだけね?」
「あははっ、ありがとうございます」
ここまで圧があると断りたくとも断れないよぉ…。
〜数時間後〜
「ここの世界はここなりの文化が広がっている感じなんですね…日本とはまた違った物が多いな…」
「色んな海外の文化が混ざり合った感じで面白いよね〜、ほら、あそこに武器屋とかもちゃんとあるんだよ」
「後で寄ってみるか…」
と言った感じで、回ってみたところやはり僕が住んでいた所とは違うようで。とても面白そうだなって思います。
そう思いつつ、言葉を待っていればやはり言葉が出てくる出てくる。
「あー、松利君?ごめんだけど…ちょーっと離席というか、別行動してもいい?」
「…?はい?何かあったのですか?」
思っていた言葉とはまた違うものであった。仕事でもやってるのかな?
「いやー、依頼というか頼まれ事あったのを忘れてて…へへ、それを届けに行ってきてもいいかな?お小遣いはあげるからさ!」
「お小遣い…」
無いよりかはマシか…。多分僕から離れる口実なんでしょうけども、留める訳にも行かないでしょうし。
「わかりました。多分大切な物なのでしょう。届けてあげてくださいね。」
「ありがとう〜松利君〜!うん!お小遣いあれば護身用だとかの武器とか食べ物は買えると思う!ほらこれ!」
と、言われお小遣いが入っているのであろう皮袋を貰う。結構な重さをしており、見た目でも結構な量が入っているように見える。お小遣い…と言うよりかは軍資金のような……?
「んじゃ!俺はそろそろ失礼するね!バイバイ!」
「あ、さようなら〜」
そう別れの言葉を告げると同時に風のように走っていった。さすがの速さ…だろうか?
さて、軍資金も手に入った所で、ここからどうするべきかな。何買おうかな?