テラーノベル
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部屋は静かになっていた。
みんな、少しずつ眠り始めている。
なつ「……もう寝た?」
こさめ「……寝てない……」
いるま「お前ら、いいから寝ろ」
らん「……おやすみ……」
一人、また一人と静かになる。
すちも目を閉じる。
(……寝なきゃ)
でも。
隣にいるみことが気になる。
(……近い)
寝返りを打とうとして、やめる。
(動いたら起きちゃうかな)
そっと目を開ける。
みことは、まだ起きていた。
みこと「……すっちー?」
すち「……起きてたの?」
みこと「うん」
少しだけ声を落として。
みこと「すっちーも?」
すち「……うん」
二人で小さく笑う。
みこと「眠れない?」
すち「……なんか」
少し迷って。
すち「……眠れない」
みこと「そっか」
みことは、それ以上聞かなかった。
ただ、そのまま隣にいる。
(……まただ)
(みこちゃんが近いと、胸が変になる)
でも。
嫌ではない。
むしろ――
(……このままでも、いいかも)
すちは、その感覚に少し戸惑った。
みこと「すっちー」
すち「ん?」
みこと「明日も遊ぼうね」
すち「……うん」
少しだけ間を置いて。
すち「……楽しみ」
みこと「俺も」
それだけ言って、みことが目を閉じる。
すちも目を閉じた。
さっきより少しだけ、心臓の音が落ち着いている。
(……楽しい)
(みんなといるの、楽しい)
(みこちゃんといるのも……)
そこで、すちは考える。
(……好き、なのかな)
でも。
やっぱり分からない。
(……まだ分からない)
それでも今日は。
その「分からない」を、無理に答えにしようとはしなかった。
そのまま、すちはゆっくり眠りについた。
#精神科パロ
らび
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コメント
1件
みなさんが寝静まった静けさの中で、すちの心臓の音だけが聞こえてきそうなシーン、すごくドキドキしました…!「近い」「動いたら起きちゃうかな」みたいな繊細な距離感の描き方、碧さんらしいなあって思います。まだ"好き"って答えが出せなくて、でも"無理に答えにしようとはしなかった"ところが、すちのピュアさが出ててじんわり温かくなりました…明日も一緒に遊ぶ約束、すてきすぎる🫶💕