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食事中に死んでしまった
喉に食べ物が詰まったVer
今日も美味しいロノのご飯を食べているときだった。
付け合せのプチトマトを勢いよく飲み込んでしまい、喉につまらせてしまった。
『げほ、げほ、げほっ』
必死に異物を吐き出そうとするが、なかなかうまくいかない。
ロノが心配して飛んできたが、どうしたら良いのか分からず右往左往するばかり。
そのうち主は椅子から転げ落ち、誰かに助けを求めるように手を伸ばして死んでしまった。
「・・・こういうときは、背部叩打法や腹部突き上げ法で異物を吐き出させると良いよ」
「なるほど・・・勉強になります・・・」
『・・・っかはっ!』
主はプチトマトが詰まっていた喉に違和感を感じて、胃の中のものを吐き出してしまった。
(ロノのごはん・・・ごめんね、ロノ・・・)
主が吐いてぐったりしていると、ロノが申し訳無さそうに近づいてきた。
「すみませんでした、主様・・・」
『なんで?ロノは何も悪くないよ』
「いえ、主様が喉につまらせてしまった時にすぐ助けられなかったのが・・・情けなくて」
『う〜ん・・・まぁ確かに結構苦しかったな・・・』
「でも、これからは大丈夫です!ミヤジ先生に吐かせ方習ったんで!」
そう言えば、ここは治療室ではなく地下だった。
ミヤジがたまたま通りかかって運んでくれたのであろう。
主はミヤジにも礼を言って、軽く何か食べたいとロノに言ったのだった。
フォークが刺さったVer
テーブルマナーをユーハンと一緒に復習していたときのこと。
主はフォークを床に落としてしまった。
『あっ』
「あらら、拾います」
『いいよ、自分で・・・』
椅子に座ったまま拾おうとしたが、あと少しで手が届かない。
『・・・ん、くぅっ』
「・・・拾います」
『んーっ後ちょっとなのに!』
主はもっと手を伸ばし、フォークを掴んだ。
その瞬間、椅子から落ちてしまい立ったフォークが喉に突き刺さった。
『ぎゃーーーーーっ!!!』
「主様っ!!!!ルカスさん!!!ルカスさん!!!!」
ユーハンは慌ててルカスを呼びに走り出し、パニックになった主はあろうことかフォークを抜いてしまった。
傷口から血がどばっと吹き出し、失血で死んでしまった。
「ぐすっ、ぐすっ・・・」
「ユーハン君・・・」
『・・・あれ?』
「!主様!」
目が覚めると治療室のベッドの横でユーハンが泣いていた。
主が起き上がると、ユーハンは泣きながら土下座した。
「申し訳ありませんでした!どうかお許しを・・・いえ、どうか罰を与えてくださいっ!!」
『え!?なんで!?嫌だよそんな、謝らないで!!』
「しかし、君主にフォークを拾わせた挙げ句死なせる従者など・・・」
『いや・・・うん・・・それは全面的に主が悪いと思う・・・』
「ですが・・・」
『気にしないで!主が勝手にやったことなんだし!ね!』
「・・・」
ユーハンはまだまだ納得していない様子だったし、後ろのルカスからはどす黒いオーラが放たれている。
主はその後2人からガッツリ説教をされました。