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ディスgk×マジェtu
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R18なので純粋さんは早く逃げてください
かっこいい二人はいないしgkがモブ男を殺すシーンがあります
…いいですね?
観客たちが息を呑んで見守る中、テーブルの中心では二人が向かい合って賭け事をしていた。
特に特徴のない椅子の方には、派手な服装を身に纏った金髪の男が座っている。
口元に笑みを浮かべて、ギャンブルを楽しんでいた。
豪華な方の椅子には、紫がかった黒髪の青年が座っている。
読みづらい表情で、机の上に並べられたトランプを見つめていた。
(はぁ…僕とこんなことしたって、絶対負けるっていうのになんで挑戦するんだろ。まぁ、売られたケンカは買う主義だし、金が貰えると考えれば応じるしかないんだけど)
そう考えている彼こそが、このクラブ・マジェスティの顔とも言える存在、剣持刀也である。
お金と幼い女の子の笑顔が世界で一番大事。しかしイカサマはせず、正々堂々と勝っていく賢い頭の持ち主だ。
彼はこのクラブでは負けなし。彼の仲間である夕陽リリも、スタッフルームの奥で対戦相手に渡す分の多額の請求書の準備をしていた。
皆の予想通り、勝利の女神は彼に微笑んで……
「勝者、剣持刀也!挑戦者は、賭けた金額分のお金を支払うことになります!」
高らかにゲームマスターが宣言し、勝負の動向を見守っていた観客たちからは歓声があがった。
「流石」「やっぱりクラブ・マジェスティはこうでなくちゃ」
そんな声も剣持の耳に通り、彼はすっかり気をよくした。
夕陽から請求書を受け取り、机に叩きつける。
「ふふ、負けちゃいましたね?無謀にあんなに賭けるから…こんなに払えるんですか?」
「負けちゃったのは悔しいけどオレの運不足か…
あ、お金は大丈夫っす!ちょっと財布出しますね」
「……は?」
一般人なら想像もできないほど多額の金。それを、客はものともしなかった。
そんなことは初めてで、剣持は目を丸くする。
今までは「こんなの払えるわけないだろ!」と暴れる客を押さえつけて他のスタッフと共に拷問室でめちゃくちゃに虐げていたというのに。
客はポケットを探ると、分かりやすく落胆した顔をした。
「どうしたんです?払えないんですか」
「いや、家に財布忘れちゃって……取りに行っていいですか?」
「なら僕もついていきます。逃げるなんて言わせませんよ」
「忘れたから家に金を取りに行かせて欲しい」と適当な言い訳をつけて音信不通になる客だっているのだ。ついていくのだって正当な権利である。
普通なら嫌なはずなのに、客は何故かぱぁっと顔を明るくすると、剣持の腕を引いて店の外に出て行った。
二人の背中を見送りながら、夕陽は面白くなりそうだと微笑むのだった。
辿り着いた先は普通の一軒家。
剣持はバラック小屋のような小汚い家か高級住宅かの両極端なものを想像していたため拍子抜けしてしまう。
「ちょっと待っててくださいね。あ、お茶いります?」
「いりません。何か怪しい薬を混ぜてくる客もいるので」
「へぇ~、クラブの人も大変ですね。あ、あった!はい、○○○万円です!
別のクラブで勝った時の賞金がたくさんあってよかった~」
現金を直接握らされて困惑しつつも、剣持はキャッシュケースに札束を詰め込み、「それでは」と席を立った。
「ちょっとぉ、もう帰っちゃうんすか?」
「はい。まだ夜は長いので。僕だって仕事があるんです」
「じゃあ連絡先だけでも持って帰ってください」
剣持のポケットに、そっとメモ用紙を入れる客。
そこにはメールアドレスや住所、電話番号と名前が書かれていた。
「伏見ガク…?」
「はい!サクッとガクって呼んでくれよな!」
「僕みたいな人間にこういうの渡すなんて、変わった人ですね。
また勝負しましょう。次も今回みたいにいっぱい賭けてくださいね」
「望むところだぜ!じゃあバイバイ!お仕事頑張ってな!」
太陽のような笑みを浮かべて、伏見は大きく手を振る。
剣持は伏見との出会いに無意識に浮かれてしまっていて、ある大切なものを忘れてしまっていた。
「ただいま~」
「お帰りなさい、先輩。あのお客さんからお金、もらえたんですか?」
「うん…連絡先までもらっちゃった」
「えぇ…不用心すぎるな。個人情報なのに…あの人、どこかで騙されないか心配ですよ」
夕陽にキャッシュケースごと渡し、フロアに戻ろうとする剣持。
と、同じクラブ・マジェスティの優秀なスタッフである樋口楓が剣持を呼び止めた。
「ちょい待ち。剣持、腰に下げてる刀は?」
その声に反応して、剣持は目線を下に向ける。
いつでも抜けるように携帯している刀がない。やけに体が軽いと思っていたがそのせいか。
そういえば、伏見ガクの家に行って椅子に座った時、邪魔なので刀を下ろした気がする。
やらかした。剣持は顔を手で覆った。
「先輩、もしかしてあのお客さんのところに忘れてきたんですか?」
「うん…うわ、やっちゃったな…朝になったらあいつの家に取りに行きます」
「ほんと、ドジやなぁ剣ちゃんは」
女性二人に揶揄われつつも、剣持は気を取り直してジャケットを羽織った。
ちょうど、剣持と戦いたいという指名が入る。
どうせ負けてしまうというのに。鼻で笑って、剣持はその指名を受理した。
「勝者、剣持刀也!挑戦者は、賭けた金額分のお金を支払うことになります!」
予想通りの結末。いつものように、剣持は請求書を突きつけた。
「こんなに賭けちゃって…払えるんですか?現金で払うのが先か臓器で払うのが先か…どっちでしょうね?」
「ぐっ……」
あぁ、心地よい。相手の、敗北を悔いて歪む顔を見るのが。
いつものように煽って見せると、急に相手の男は立ち上がった。
「うるせぇな…殺してやる殺してやる!クラブ・マジェスティなんて潰れてしまえ!」
男はナイフをどこからか取り出すと、剣持めがけて一目散に振り回した。
一般客からの悲鳴が上がる。剣持は精一杯避けるが、刀がないため反撃ができない。
剣持は、気を抜いて武器を忘れてしまった過去の自分を呪った。
「お前、ずっと思ってたけど可愛い顔してたよな…これでも食らえ!」
「っ!?」
男は逃げてばかりの剣持の胸ぐらを掴むと、剣持の口に何かを放り込んだ。
甘い。砂糖を煮詰めたような、喉が焼けるような味がする。
吐き出そうとする前に、口内で勝手に溶けてしまった。
やばい。変な薬かな。麻薬とかだったらどうしよう……剣持の頭がぐるぐる回る。
「今のは発情を誘う媚薬だ。俺が首絞めたら気持ち良くなってくれるかなぁ?」
そうやって、君の悪い笑みを浮かべて男が剣持に迫る。
逃げようとしても足がすくんで逃げられず、目をギュッと瞑る。
夕陽の「先輩!」と呼ぶ声、楓の「剣持!!」と叫ぶ声が聞こえた。
……痛くない。
恐る恐る目を開けると、視界には血まみれになって倒れ込んだ男と剣持と先ほどまで戦っていた…伏見ガクが立っていた。
「刀也さん、お届け物っす。忘れ物!」
「な、何?こいつのこと、伏見さんがやったんですか?」
「あっ!それはごめんなさい!血まみれの刀なんて返されても嫌ですよね!洗います!」
「そういうことじゃねーよ!」
剣持を襲った男の背中は血に塗れており、心臓を貫かれている。
動く気配もなく、目をぱっちり開けたまま死んでいた。
「ごめんなさい…反射でつい…刀也さんのこと守らなきゃ!と思って背後から刺しちゃいました」
「普通の人ができることじゃないですよ…守ってくれた件については感謝してもしきれないですが」
「刀也さん…!というか、俺人殺しちゃった!逮捕されるかなぁ?」
「それはうちのスタッフが揉み消すので大丈夫ですけど…自覚するの遅すぎるでしょ」
こんな悍ましい行為を一瞬のうちに行ったのに、伏見の表情はコロコロと変わる。
それがなんだか面白くて、なんだか怖くて。剣持は少し気を緩めて、伏見から刀を受け取った。
死体と化した男は、夕陽たちが担いで焼却炉に持って行った。
伏見は剣持の体を見て、どこにも怪我がないことを確認すると剣持を思い切り抱きしめた。
「刀也さん…無事でよかった。オレ、刀也さんともう勝負できなくなっちゃうかと思って心配したんすよ?」
…それが、今の剣持にとっては強い刺激だった。
「あっ、あっ!ふ、んぅぅぅ!!♡」
目の前に白い星が瞬く。下着の中に急にどろりとしたものが溢れて気持ちが悪い。
いってしまった。伏見の抱擁だけで。
腕の中の剣持が急にびくびくと震えたので、伏見は驚いて抱く力を緩めた。
「刀也さん!?大丈夫!?嫌だった!?」
「はぁ、はぁ……♡僕、トイレ行って来ます!」
伏見の手を振り解いて、剣持はきちんと腰に刀を固定してトイレのほうに駆けて行った。
個室に入り一人きりになると、剣持はスラックスのベルトを外し、ぴょこんと可愛らしく勃ったものを露出させた。
下着の中は白濁で濡れているのに、未だ自分のものは欲を吐き出しきれていないようだ。
呆れつつも、剣持はそっと性器に手を伸ばす。
慣れていない自慰。昔から賭け事のことしか考えていなかったからだ。
頭の中でいやらしいことを思い浮かべてさっさと吐き出そうとするが、脳裏にはなぜか伏見の顔が思い浮かぶ。
あぁ、剣持刀也らしくない。自分は一目惚れでもしてしまったのだろうか。
「伏見さん、伏見さん…♡」
力無い声で名前を呼んで、手の速さを少し早くした。
とろとろと先端から蜜が垂れる。成長途中の剣持の性器は、迫る絶頂への準備を始めてさらに膨張していた。
あぁ、そろそろいきそうだ。これでもう収まってくれ。
剣持は弱い場所である先端を親指でぐりぐりと責めて、性器を便器に向けた。
「あぁ、イク、イク…♡!イッ…♡♡」
「刀也さん、何してんの」
個室の外からノックをされ、伏見の声で声をかけられて、剣持は慌てて手を動かすのをやめた。
「な、何です?ごめんなさい、お腹が痛くて…」
「嘘つくの下手なんだねぇ。何かあったのかと思って心配して来てみればオレの名前呼んでオナってたんだ」
先ほどまでとは全然違う、色欲を孕んだ声。
まるで追い詰められた草食動物だ。壁に身を預けてぷるぷる震えていると、
「はぁ…ほんとかわいい」
と、予想外の言葉が聞こえた。かわいい?今まで言われたことがあまりなかった言葉だ。
伏見は、もう一度ドアをノックした。
「刀也さん、ドア開けて。一人でなんてしないで?オレが触ってあげる」
媚薬によって蕩けた剣持の脳では、うまくそれを処理できなかった。
しかしその提案は剣持にとっては蜜だった。
ドアを開けて、怪しげな笑みを浮かべた伏見の腕の中に飛び込む。
「かわいい刀也さん。さっきの薬、発情するやつだろ?」
「はい…ごめんなさい、つらくて…」
「いいよ。楽にしたげる。嫌なことはしないからな」
伏見は、愛おしげな表情を浮かべると剣持の耳元に息を吹きかけた。
それだけで剣持はぴくりと震えて、いわゆる甘イキを果たしてしまう。
伏見は蝶や花を愛でるように優しい手つきで剣持の性器に触れると、そっと上下に動かした。
「かわいい、かわいい…」
「あ、あぅう♡またいく、いっちゃう!♡」
「いいよ、いっぱい出してな。ほら、くにくに~」
「やんっ、あぅ、ぅ~~~~っ♡♡♡♡♡」ピューッ…♡♡
剣持はあっけなく伏見の服に薄い精をぶちまけてしまう。
それに嫌な顔をするどころか愛おしげに剣持を見つめ、頭を撫でる。
「かわいい…一人でするより気持ちよかった?」
「はい…でもこのことは、誰にも言わないでくださいね…」
「言うわけないだろ。刀也さんはオレの好きな人なんだから」
剣持の頭がクエスチョンマークで埋まる。スキ?すき?好き?
「えっ?そうなんですか…?」
「あ、えっと、あろぉ…ほんとです」
なぜか伏見の方が剣持に詰められて弱々しくなる。
ゆるゆるの滑舌のまま、しかし伏見は顔を真っ赤にして叫んだ。
「刀也さん!順番は遅くなったけどオレと付き合ってください!」
「え…いやです」
「何で!?オレの名前呼んでシてたりしたじゃないすか!これは両思いじゃ…」
「あ、あれは薬のせいです!僕が一目惚れなんてあり得ません」
「えぇ………」
嘘だ。本当は惚れ切ってしまっている。しかし、それを認めてしまうのは剣持のプライドが許さなかった。
せっかくの告白を断られ、伏見は先程の獣のような気迫は何処へやら、眉も口もへの字に曲げて悲しそうな顔をしている。
その表情にやられてしまって、特別に剣持は条件を出した。
「賭け事で、僕に勝ったら付き合ってあげます」
絶対にあり得ない。伏見が自分に勝つなんて。
剣持は服装を整えると、いつものスマートな表情に戻って伏見から逃げるようにして早歩きでフロアへ向かった。