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「僕はある夢を見た。」
いつだったかは分からないけどすごく、楽しくてここにずっと居たいそう思うような夢を見た。
その夢は、俺を入れて6人で、ゲームをしながら撮影をしてる夢だった。
それぞれが、楽しんでいて、自由で、個性が輝いていた。
俺もその空間が最高に楽しくて目を覚ますのが嫌だった。
でも、その夢は現実のようによく出来ていた。
??視点
僕のメンバーの1人は記憶が無くなっている。
前まで6人でゲームをしていたけど、ある日そのメンバーは車に跳ねられて記憶を無くした。
なぜ、説明しないのかは、僕のせいだから、それに、面会に行った時目覚めた時の彼の言葉は
「誰ですか?」
という一言だった。
僕はすぐに記憶がないと思った。
けど、それを信じ込みたくない。
また、一緒に笑ってゲームをしたい。
けど、それは出来ないんだと思った。
医者に記憶を戻すのが難しいとはっきり言われた。
だから、僕達は彼のそばを離れた。
記憶が戻らないのに、気を使わせる訳にはいかない、そう答えが出た。
彼の事故から3ヶ月彼は無事退院をした。
無事でほっとした。すぐに会いたい。
名前を呼んで呼び返して欲しい。それが叶わない現実に僕は涙を流した。
?視点
俺はこの日退院をした。
そして、真っ直ぐ家に向かった。はず…
「……あれ?ここ俺の家じゃない」
無意識に向かったのは見覚えのない家だったなんで、ここに来たかは分からない。
頭の上に?マークを浮かべながら自分の家に帰った。
久しぶりの家は何も変わることが無い。
ふかふかのベット、大きいテレビ、必要な家電製品。
そして、自分の寝室には大きな画面のパソコン、そして、ゲーム。
流石に3ヶ月もいなかったから部屋の掃除でもしようと思い、掃除を始めた。
自分の部屋なのに、身に覚えのない、アクセサリー、服などが沢山ある。
それに、服は結構大きめのサイズのものがある。洗面所には歯ブラシが2本。
俺、彼女でもいたのか?予備かな?
いくつもの疑問があった。
棚を片付けていると本が置いてあった。
「ワイテルズ公式ファンブック」
そんな名前の本が置いてあった。
?「俺、この人達が好きだったのか?」
読んでるうちになぜか、懐かしい感情があった。
メンバー紹介みたいなページで1人のメンバーに目が引かれた。
名前はBroooockって言うらしい。
ファンブックを見た後にYouTubeでワイテルズと検索をした。
そこには、3ヶ月前から動画の投稿が止まっている。
?「辞めちゃったのかな?」
また、その日も夢を見た、
??「…んさん……えに…たよ」
誰?声も途切れてるし、顔も見えない。
誰なの?顔見せて、姿を見せて?
?「はっ!」
目を覚ましたら、外は明るかった。
最近不思議だ。知らない5人とゲームをしてる、それプラス今日は知らない誰かに呼ばれた気がする。
??視点
彼に会いたい。迎えに行きたい。
けど、それをしていいのか僕には分からない。僕には彼が必要なんだ。
それは、メンバー全員が知っているはず。
なぜなら、彼は僕の「恋人」だから……。
?視点
俺はなにか大切なものを忘れてると思った。
大切な場所、大切な人達、忘れちゃダメな人。でも、なにも思い出せない。
俺は何が起こって病院にいたのか、なぜ、目を覚ました時、知らない人達がいたのか、なぜ、ワイテルズというグループに懐かしさを感じるのか、なぜ、同じ夢を見るのか……。
なぜ、名前も知らないこの写真の人物に会いたい、
そう思うのか…そのには1枚の写真があった。
俺ともう1人のツーショット写真。
この写真の中の俺は1番輝いている。
?「ぶ、ぶるーく?ポロッ」
メンバーで背が1番背が高いのに、性格は行動は全てが可愛くて、でも、かっこよくて。
優しくて、俺を大切に思ってくれる彼。
kn「俺行かないと!」
そして、俺は走った。彼を探し続けた。
運が悪いのか、彼の家に行っても、彼は出てこなかった。
他にも彼の行きそうな所。行きつけのお店。
全てを探した。
br「きんさん、何がなんでも僕のことを忘れないでね?」
kn「勿論!Broooockもね?」
!?あ、あそこかも。
俺たちが付き合った場所。
なによりも好きな場所。そして、俺はまた走った。大好きな彼の元へ。
br視点
いつも、なんとなくここに来てしまう。
思い出の場所。行きたいところがなかったり、デート終わりに来たりして、一緒に喋ったり、遊んだりする場所。
ここに来ても、彼は居ない。
彼が来るはずがない。けど、僕はこの3ヶ月ここに通い続けた。
まだ、僕の心の中では、彼のこと、きんときを信じて、きんときなら来る、何がなんでも来る、忘れたりなんてしない、そう思ってしまう。
会いたい。抱きしめたい。そう思いながら、思い出に浸る。
kn視点
ハァハァあ、やっぱりここにいた。
3ヶ月ぶりの忘れていた彼の背中は大きくて、かっこいいけど、なんだか、寂しそう。
話しかけたい。
けど、俺の体は真っ直ぐ彼の元へ走っていた。
ギュッ
kn「ごめんポロッ。忘れていてごめんポロポロ。会いに来たよポロポロ」
彼の背中はとても暖かくて安心感で溢れていた。あー、この人が大好きだ。
数日後
Na「はい、どうもワイテルズのNakamuです」
Br「Broooockで〜す」
shk「シャークんです」
kn「きんとき!」
sm「スマイルです」
kr「きりやんでーぇす」
数日後には俺の今までの夢が現実になっていた。
仲のいい5人と笑いながら、ゲームをしている。
隣には大好きな彼の姿もあった。
いつか、思い出話として言うかもしれない。
俺が戻ってこれたのは君のお陰だよ。
そして、僕はある夢を見た。