アハハ 『ちょ やめ!』
『くすぐったい』
『お返し』とばかりにワンピースを
捲りあげ 登ってきた
大きな手 は脇腹をくすぐる
そのまま 身をよじるわたしの
胸の 膨らみを指でなぞった
『や…ぁ ん ん?!』
不意をつかれ 自分の声か?
と疑うような可愛いらしい声が出た
また アカガサの口角が上がる
『かわいい』と その口が動いた
かぁーっと顔が熱くなる
恥っず!!
手で顔を隠すと その手を退けられ
また唇を 塞がれた
ちゅ くちゅ 優しい口づけが
落とされる
乳房を包み込んでいた手が
やわやわと さするように
動き始める
『…っふぅ… ん』
重なる唇の隙間から吐息が漏れる
唇が離れ今度は胸元に口づけられる
胸の谷間やや左側に
アカガサは 甘噛みした後
ちゅっと吸って 赤い痕を残し
スルスルと 下りていった
ショーツに指がかかり
引き下ろされる
すでに湿ったソコが空気に晒されて
スースーする
アカガサはわたしの 足を持ち上げ
肩に乗せ 太ももの内側にもキス
をした
わたしを舐め上げるように
見上げる黒い瞳と目があった
わたしの反応を見るように
目を離さずにじっと見ながら
太ももの内側をツゥ…と舐める
やめてよ そんなとこから
見てくんな! 恥ずいって!
『そう? こういうの好きだった
でしょ?』
心の声に返信が返ってきた
頭の中に直接 アカガサの声が
聞こえた
は? え?!
大混乱するわたしをよそに
アカガサは ヌチャっと音をたてて
露になっていた わたしの中心の
突起を舐め始めた
指で剥かれて 一番敏感な部分が
剥き出しになった
ソコを舌先で刺激し ちゅくちゅくと
ねぶられた
急激で過剰な刺激
『きゃぅ…ん! ぁ!や!』
わたしは また嬌声をあげてしまう
アカガサはとても上機嫌だ
『ほら こうするのも好きでしょ?』
『思い出した?』
ツプと指が2本入ってきた
ナカでグッと曲げられた指は
恥骨の裏をグリグリと抉る
『っんーー!』
思わず腰が浮く 思い出したも何も
そんなとこ 知らない!
え?! で コレは指だよね?
やけに硬い感触なんだけど
本体(傘) 突っ込んできてないよね?
『………でも 気持ちいいでしょ?』
じゃ ないんだわ
相手に許可なく道具使い出すとか
最低なんだけど!?
『…道具じゃないよ
………コレが本体だから』
やっぱり本体(傘)使ってんじゃん!
『………じゃ 許可してくれる?』
何を?
グッと 押し当てられたソレは
本体(傘 たぶん持つとこ)
の比ではない
『今は 危害 してイイ?』
………??
危害=痛く してもいいの?
と聞かれているんだと理解 して
背筋に鳥肌がたった
それは 怖さから? 期待から?
『下僕じゃなく恋人に戻して?』
アカガサの大きく骨張った手が
確かめるようにわたしの手首を撫で
手のひらをスルリと包み
そっと 指を重ね 絡めてくる
瞬間 わたしは 懐かしいと感じた
何かを思い出したという訳ではなく
これがコイツの 癖 だったな
と 突然わかった
コイツは 傘 だからわたしの手に
持たれるのが好き………
クスっと笑ってしまって
アカガサに怪訝な顔をされた
恋人同士だったことは
たぶん間違いない
コイツの妄想じゃなかったんだ
そうか………記憶を無くして…
戻ってきて ストーカー扱いして
その上 下僕にしたんだ………
アカガサ……… なんかゴメン
わたしは ビビってるのを悟られない
ように なるべく尊大に言った
『いいよ 許す』 『…おいで』
痛くすると言われて身構えて
いたが アカガサは存外慎重だった
入り口付近でヌプヌプと擦りあわせ
少しずつ入ってくる
大きな異物にゆっくり押し広げられ
ていく
重苦しさはあったが 痛くはなかった
抽挿を繰り返しながら奥へゆっくり
進んで くるソレを浅く 呼吸
しながら なんとか受け入れる
奥に突き当たると アカガサは
わたしを抱きしめたまま 動きを
とめた
グルルルとまた獣の唸り声が聞こえる
わたしばかり余裕なく 喘いで
恥ずかしいと思っていたけど
コイツも 余裕なんてなかったんだ
と ちょっとだけほっとする
わたしを傷つけないように
めっちゃ 我慢してる
…優しいとこあるんじゃん
安堵とちょっとした感動を覚えた
わたしは アカガサの背中に腕を
回して きゅっと抱きしめ返した
それが マズかったらしい
アカガサに火をつけてしまった
急に動きが再開し 少々(だいぶ)
乱暴に揺さぶられる
『ひ! あ!違っ! あ…あ!』
催促した訳じゃないですぅ!!
体格差があるから わたしは
コイツの腕のなかに すっかり
収まってしまう
コイツのリズムで 踊らされて
歌わされる
すっかり主従が逆転したようで
悔しい
アカガサは片手で 腰を持ち上げ
いいトコを擦りあげて奥に
突き上げてくる ぬぷ ぬ ぐちゅ
『は、あ、…あぁーっ んーー!』
何度も何度も絶頂する ここが
頂上と 思っても 降りるまえに
また 突き上げられ もっと上に
知らない所へ 押し上げられていく
次第にわたしは 息も絶え絶えに
なっていった
快感も すぎれば拷問だ
目の前がチカチカしてきた
『アカ…ガサ! も、無理!
終わり!』
これは確かに 危害 だ
『…ダメだよ…今は命令はきかない』
アカガサは少しイジワルく笑った
コイツっ! タチが悪い!
まわらない頭でこちらもやり返す
『…アカガサ…おねがい…』
いつの間にか向かいあって
座る体勢になっていた わたしは
わざとらしいくらい 甘えた声を
出して お願い をした
アカガサの首に腕を回して
すがりついた
ーーー!!
予期せずグリっ 角度が変わって
わたしもまた イってしまう
『ーーーっんー!』『ーー!ぐっ!』
一瞬 目の前が真っ白になり
崩れ落ちた わたしを 抱き止めて
アカガサも一緒に果てたようだった
『かわいい! かわいい! 今の』
『好き 好き 愛してる』
何度も 何度も呼びかけられた
『ああ うん はい…』
『わかったから…』
『ちょっと やっぱり黙ってて』
ーーー!『ヒドイ…… !…』
『思い出してくれたん
じゃないの?』
『恋人に戻してくれたんじゃ?』
わたしは疲れきっていてそれどころ
じゃない
『えーと 思い出したわけ
じゃ ない です』
『でも 恋人同士だったんだろうなー
ってことはわかったよ』
『とりあえず ちょっと頭がついて
いかないから』
『このまま下僕でいて下さい』
『あと この脳内通信みたいなの
なに? OFFってイイ?』
『…………ヒドイ ご主人様だよ
ホントに………』
アカガサは文句を言いながらも
少し 安心したように笑った
選択肢
『赤グロい愛』『ハッピーラブラブ
ーーーーーーーー異界ライフENDへ』
コメント
2件
恐らく初コメ?です!!!好みすぎて!!!コメントしちゃいました!!、!