注意事項
このお話は作者の解釈や偏見で出来ています。
尚、この話は続きと成っていますのでこちらから観た人は是非とも一話からお読み下さい。
それと此方の話は王様視点からのお話です。
誤字脱字等がありましたら見逃してください。
それではルールを守ってお読み下さい。
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いつからだろうか。
俺の心が壊れてしまったのは。
最初は問題無かった筈なのに。
気が付くと孤独と謂う醜い物が俺の中を支配した。
俺は孤独が嫌いだった。
俺が独りだと突き付けられている様で。
俺の中に在った稚く歪な感情が暴れ回る。
妹が好きだった。
兄が好きだった。
弟も認めてはいた。
あの時迄は。
あの日偶々母に会った。
だけど、久し振りに会った母は俺を捨てた金でパチンコをしていた。
何故と聞きたかった。
妹はどうなったのかと聞きたかった。
どうして、なんで。
母は勝手に喋っていた。
俺は兄である真一郎の所に行った。
本当は否定して欲しかった。
あんなのは嘘だと。
あの人の言ったことは嘘だと。
嘘なんだと否定して欲しかった。
だけど結果は事実だった。
裏切られた気分だった。
でも、同時に憤りが湧いた。
今まで騙していて楽しかったか?
俺を弄んで楽しかったか?
何時も俺に好きだと言って裏では嘲笑っていたんだろ。
許さない。釈さない。赦さない。
お前の大切な物全部壊してやる。
多分その時から壊れていったのだと思う。
俺は俺の持てる全ての力を使って兄が大切に想っている物を壊した。
俺にはそれだけの力が有った。
全てやり遂げてしまう力が有った。
だから此れを使って俺の孤独を埋めた。
だからか?
俺は俺にとって最後の抗争の日。
俺の心は完全に壊れた。
その日から俺は俺一人で生きる事が出来なくなった。
あの時あゝしてれば。
こうしてれば、未来は変わっていたのかもしれ無い。
今となっては後の祭りだがな。
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