テラーノベル
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『おい、お前。ここ座れ。』
ぽんぽんと隣に座れって指示してきた。ごろごろ喉が鳴った日からなんか少しだけ甘えなのか、ふっきれたのか。そういうのが見られるようになった。ただし名前を覚えてくれる節はない。
「はいはい…」
『そうじゃない、あぐらで座れや。』
あぐら?普通に考えたらソファであぐらで座らなくない?というかなにしようとしてんの、こいつ。
『それでええんや』
のそのそっとあぐらの上に乗って寝転んだ。自分の身体の大きさを理解していないのか、めっちゃはみだしてるし。
しかも急に距離詰め過ぎじゃない?昨日蹴られたのに?
「え、どういう風の吹き回し?」
『いや失礼やろ。仮にもペットやぞ。』
その見た目と話し方でペットを名乗るのはだいぶ無理があるぞ?いや、まあかわいいけど。
じろ、と見つめてくる赤い瞳が愛おしい。
『前に仲のよい知り合いから聞いてな。
座り心地がいい〜みたいなこと言ってたから気になっただけや、勘違いすんなよ』
「はいはい…あとそろそろ名前覚えて」
『えー…ネギ?』
「薬味じゃねえ」
『サギやったか?』
「鳥じゃねえよ」
『ニキ?』
「ちが…いやそう。覚えてるならなまえでよべって」
『反応かわいいからいややな♡』
にぃー、っと煽るような、楽しげな表情で。
こいつ、舐めてる。悔しいけど、それすらも愛おしい。
甘えてないと言えば甘えてないし、デレてないかといえばデレてる。
多分次あたりキル出すと思うよ、知らんけど。
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コメント
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名前の所 大好きだ ~ っ 🫶🏻💕︎︎ 愛おしいのまじわかる😽︎💞
名前のところ好きだ ww お!楽しみに待ってます